横須賀美術館で開催されていた山本理顕展からの帰路、少し足を延ばして長沢1号墳を訪ねてみました。
京急長沢駅の北口。

町内での演芸まつりの準備が整いつつありました。

その北の斜面上の、ショッピングモール。懐かしい雰囲気。

祝日だったためか、営業中は1店舗でした。

駅周辺の「湘南長沢グリーンハイツ」は1970年代後半に造られたマンション群のようです。

中央やや左下の緑のあたり(長沢公園)を目指し、線路の北側からアプローチしました。
坂を上って下ったところで跨線橋。

東の京急長沢駅方向。上り線と下り線が離れているのは敷設時期の違いでしょうか。

南方向には海(金田湾)が望めます。

降りて振り返った跨線橋。

その先の左手山裾に公園入口がありました。

緑の中を登っていくと

ちょっとした広さの公園に到着。

古墳のピンが立つ位置に行ってみると

説明板がありました。

長沢1号墳について
長沢1号墳は長沢公園のある丘陵先端部に築かれた西暦5世紀の古墳で、このレプリカのすぐ東側にありました。自然地形を利用した円墳ですが、墳丘北側には周溝に挟まれた陸橋があり、幅の狭い平場と接していました。墳丘は標高33m前後から築かれ、墳頂部の標高は36.4mでした。墳丘の規模は径が約22m×20mで、高さが約3.4mです。墳丘斜面は盛り土の流失を防ぐため人頭大の磯石が葺かれていました。小規模な墳丘ですが、正面の海を航海する船から眺めると、丘陵全体が古墳に見えたでしょう。
埋葬施設は墳頂部で平行に並んだ木棺の痕跡が二つ発見され、剣、直刀、刀子、臼玉などの副葬品が出土しました。その他、埋葬施設周辺の整地層から古墳築造に伴う祭祀に関わる矛、剣、鉄鏃、刀子、臼玉などが、古墳裾部の周溝内からは葬送儀礼や墓前祭祀に使われた碗や壺などの土器類が出土しました。
出土遺物に武具類が多い点や、房総半島を望む場所に立地することなどから、埋葬された人は東京湾の海上交通に実力を持って関わった人物とその家族であったと考えられます。
詳しい実測図も。


そして、金属製のミニレプリカも。

二つ並ぶ埋葬施設も再現されています。

「すぐ東にあった」ということは四阿のあたりでしょうか?

8年前に見た展示で、発掘調査中のパネルを見ていました。
「横須賀の古墳時代~古墳はだれがつくったか~」展 @横須賀市自然・人文博物館 横須賀市深田台 - 墳丘からの眺め
ぺんさんによれば墳丘は、12世紀後半に経塚として転用されていたとのこと。
すぐ南のマンションの屋根上に、ぎりぎり海が見えました。

レプリカのある”台”は、海が望めるように作ったのでしょう。
長沢公園内には熊野神社もあります。

拝殿前にて。

参拝して振り返って。

鳥居の先には海。

アニメの聖地になりそうな雰囲気。
ここを降りて京急長沢駅の南口へ戻りました。
2025年9月上旬訪問