前回の、原分古墳。左の屋根の下に石棺があります。

原分古墳の墳頂からも見下ろせた石棺(と石)

原分古墳のものではないですが、同様の石材から作られた「下土狩西1号墳」の家形石棺です。


家形石棺
家形石棺は、古墳の石室内に置かれた石製のひつぎです。蓋の形が家の屋根に似せて作られていて、箱形の身に蓋を被せると家の形になるため、家形石棺と呼ばれます。ここにある家形石棺は下土狩西1号古墳の石室内に置かれていたものです。原分古墳の石棺は大きく破壊され、原形をとどめていませんでしたが、ここに展示してある石棺と同じ白色凝灰岩製の刳抜式家形石棺だということが判明しています。使用された石材は、通称「伊豆石」と呼ばれ、共に沼津市静浦山系の海岸部から採取されたものと推定されます。
一部だけが残存する蓋には縄掛け突起。

原分古墳をバックに。

棺の中にも欠片が置かれていました。

そのとなりにあった石は原分古墳の閉塞石。漬物石にちょうど良いサイズ?
原分古墳の閉塞石
右側に積んである石は、埋葬後、石室の入口部分に積んで石室を閉じた石です。閉蓋石と呼んでいます。次の埋葬(追葬)の際には、この閉塞石を取り除き石室に入れるようにしました。そして再度石を積み上げて入口を閉じました。

2022年4月下旬訪問