長女がプリキュアを観始めたきっかけは、アイドルプリキュア。
今は新しいシーズンが始まっているようだが、娘は最近わんだふるぷりきゅあをみている。おそらく二作前の作品。リビングで娘が観ているので、自然と僕も横で一緒に観ることになる。
そして今回、初めてと言っていいほど、娘はプリキュアを“ちゃんと”見ている。
その理由は単純で、怖いシーンが少ないから。
怖いシーンとは、
悪者が登場する場面、
少し緊張感のある展開、
暴力的に見える演出
など。
もちろんプリキュアはどの作品も僕の目線からすれば怖い作品ではない。
でも3歳の長女にとっては違う。1話を通して見ることはできないのだ。
長女が見ることができるのは、
オープニングとエンディングの歌、
最後の決め台詞の直前あたり、
これくらい。つまり、ほぼ見てないということ。
プリキュアのショーにも連れていったことがある。
でも、ショーで悪者が登場すると、ほとんど目をつむってしまう。
「早く帰りたい」
と言っていた。せっかく連れてきたから、と思いなだめすかしながら一緒に最後までショーを見てたけど、怖いものは怖いらしい。
わんだふるぷりきゅあは、動物がテーマになっている。犬や猫を中心に、さまざまな動物が登場する。
そして印象的なのは、敵に対して強く攻撃するような描写がほとんどないこと。
動物がモチーフであることもあり、暴力的に見える演出は抑えられているのだろう。たぶんそう。 もちろん敵の存在はある。
たとえばオオカミが登場し、娘も
「オオカミ怖い」
と言う。
だが、それでもアイドルプリキュアのときほど怖がらない。何個か見るうちにオオカミの登場シーンも見ることができるようになっていた。
プリキュアという作品は、おそらく娘より少し上の年齢層を主なターゲットにしているのだと思う。
うちの長女もターゲットには入ってるとは思うけど、ギリギリターゲットの年齢なんだろう。おそらく。
だから、
- ほんの少しの緊張感
- ほんの少しの怖さ
そのちょっとしたバランスの違いで長女が見ることができるか変わってそう。
つい先日、コンテンツ制作に関する辛辣な記事が話題になっていた。内容の正確さにも色々意見されてるし、中身については触れないが、「作る」ということの難しさを考えさせられるものであった。
僕自身も、かつてモバイルゲーム、いわゆるソーシャルゲームを作っていたことがある。ジャンルは異なるが広くコンテンツ制作という意味では近しいと思う。ソーシャルゲーム自体はさまざまな意見がある分野だが、実際に作る側として多くの苦労はあった。
そして今もソフトウェア製品を作る仕事に関わっている。これまた分野は違えど、「誰かに届けるものを作る」という点では共通している。
よくごく少数の熱狂的なファンを獲得することの重要性について説かれることがある。
創作者として成功するために、何百万も必要ではありません。何億円ものお金も、何百万人もの顧客も、何百万人のクライアントも、何百万人のファンも必要ないのです。職人、写真家、音楽家、デザイナー、作家、アニメ作家、アプリ開発者、起業家、発明家といったクリエイターとして生計を立てるには、1000人程度の真のファンさえいればいいのです
たしかに強い作品や製品というのはそういった傾向があるように感じる。一方でそれは成功バイアスがかかっているようにも思う。
いろいろ考えてはみたけど、僕にはわからないのでこの辺でこの話は終わりにする。
そんなわけで、プリキュアが好きなのに、怖くて観られなかった娘が、今は楽しそうにわんだふるぷりきゅあを見ています、というお話でした。僕はアイドルプリキュアも良かったと思ってます。おわり。

↑アイドルプリキュアのぬいぐるみを持ってる長女。肩掛けしてるのはキュアアイドルのぬいぐるみ。両方ともゲームセンターでクレーンゲームをして取った。