最近、週末になると、近くにある「アソブル」という施設によく行くようになった。
クレーンゲームと、同じ施設内にある子ども向けの遊び場が目的だ。
もともと、僕はゲームセンターが好きだった。
ただ、僕が好きだったゲームセンターは、今よく見かけるものとは少し違う。
当時の主役は、ストリートファイターやバーチャファイターのような対戦ゲームだった。親から300円とか500円をもらって、ショッピングセンターのゲームコーナーで遊ぶ。あの時間が、本当に楽しかった。
振り返ってみると、ゲームに関わる仕事をしてきた自分のキャリアも、あの頃の体験とどこかでつながっているのかもしれない。実際、同僚と昔遊んだゲームの話で盛り上がることも多かった。
そんな僕にとって、クレーンゲームはほとんど縁のないものだった。
理由はシンプルで、「取れない」から。
一度や二度はやったことがあると思う。でも、取れなかった記憶だけが強く残っていて、「お金の無駄」というイメージがずっと頭にこびりついていた。
ところが最近、娘と一緒にゲームセンターに行くようになって、状況が変わった。
娘が興味を示したのが、クレーンゲームだった。
サンリオのぬいぐるみや、かわいい小物、お菓子。景品は、子どもにとって魅力的なものばかりだ。
最初は
「どうせ取れないだろうな」
と思いながらお金を入れていたのだけれど、あるとき気づいた。
「あれ、意外と取れる」
これは僕にとって、ちょっとした驚きだった。
不思議に思って、通っているアソブルについて少し調べてみた。すると、なんとなくだがその理由がわかったように思う。
おそらく、ファミリー層をターゲットにしていることもあって、何度も来てもらえるような方向でアミューズメント施設を設計していることがその理由なのだろう。リテンションを大事にしているのかなと思う。
あくまで僕の想像だけど、大きく外れてはいないのかなと思う。僕はアソブルしか知らないので、業界全体がそういう方向に移行しているのかもしれないけども。なんにせよ、アソブルを運営している企業はすごい。
施設内には広い子ども向けスペースもあって、家族で過ごしやすい。
そして我が家は、まさにその狙い通り、ほぼ毎週のように通っている。
気がつけば、僕自身もクレーンゲームを楽しんでいる。
娘と一緒に、
「今日は何が取れるかな」
と話しながら毎週末ゲームセンターへ向かう。
子どもの頃に通っていたゲームセンターとは、ずいぶん雰囲気が違う。
あの頃は、どちらかというとゲーム好きの男の子が集まる場所だった。
あの空気も今思えば楽しかったけれど、こうして家族連れでにぎわうゲームセンターというのも、なかなかいいものだと思う。
そんなわけで、最近の週末は、だいたいゲームセンターにいます。おわり。

↑プリキュアのメロロンがとれてご機嫌な長女