上野の老舗洋食店「ぽん多本家」。

こちらは永井荷風(明治12.12.3~昭和34.4.30 小説家)や谷崎潤一郎(明治19.7.24~昭和40.7.30 小説家)川端康成(明治32.6.14~昭和47.4.16 小説家)や池波正太郎(大正12.1.25~平成2.5.3 小説家)など名だたる文豪たちが贔屓にしていたお店なのだそうです。

創業は明治38年。
宮内省大膳寮で西洋料理を担当していた島田信二朗氏が開業しました。現在の店主は4代目なのだそうです。

外から中の様子が見えないので一見さんには入りにくい雰囲気ですが、思い切って入店!

重厚な玄関を入ると(とっても重い扉!)4席のみのカウンター。
とっても静かな店内。
カウンター越しの厨房では、3名の職人さんが黙々と仕事をされています。
客席は2階がテーブル席、3階がお座敷になっているようです。
名物メニューは「カツレツ」。
初代店主がミラノ風カツレツを天ぷら風に揚げたのが始まりで、なんと「ぽん多」のカツレツが日本初のカツレツなのだそうです。
そしてもちろん、川端康成をはじめ文豪たちが愛したのもこのカツレツ。

大きなカツレツ!
女性の掌を目一杯広げたくらいあります。
大きなカツですが、黄金色の衣はサクっと軽やか。自家製のラードで揚げてあるのだそうです。

お肉は豚ロースの芯の赤身だけを使っており、食べ応え満点の揚げ物ですが、ペロッといただけ胃もたれしません。
川端もあんなに細身ですが、「ぽん多」のカツレツならば、ペロッっといけちゃっていたのでしょうね。

(川端康成)
卓上には塩と辛子、ウスターソース、ハインツのトマトケチャップが置いてあり。
まずは何も付けずに、それから塩だけ、辛子、ソース、ケチャップと順々に味変して楽しみました。
お腹いっぱい。
ごちそうさまでした。
ビーフシチューも古くからのもうひとつの名物ということなので、いつかまた伺いたいと思います。
ぽん多本家
東京都台東区上野3-23-3
☎05054928353
営業時間 11:00~14:00 16:30~20:20(平日) 16:00~20.20(日・祝日)
定休日 月曜日
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