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感動した映画のロケ地を訪ねることを〝聖地巡礼〟と呼ぶ…
これまで見てきた映画の中で〝聖地巡礼〟をしたかったのは「ザ・イングリッシュマン」である。
イギリスのカーディフ近郊に〝ウェールズ人の聖なる山〟がある。
1917年、イングランド主導の測量が行われ、この〝山〟は規定に6メートル足らず、〝丘〟とされそうになる。
聖なる〝山〟を〝丘〟にしてはいけないと村人たちが立ち上がる。
なんと6メートルを人力でかさ上げしてしまうのだ…
この素晴らしい物語は実話だと知り、〝聖地巡礼〟をしたくなったが簡単に行ける場所ではない。
そこで代わりに〝息子〟を行かせようと計画した。
当時彼はイギリスの大学にいたので、メールを送ってけしかけた。
「フュノン・ガルゥ」というウェールズ人の〝聖なる山〟がある。
今は「ガースの丘」と呼ばれている…
そこへ行け! と。
できるなら、夜に登り、そこで夜を明かせ!
君は今、〝王立〟大学に通う〝イングリッシュマン〟だ。
この話を噛みしめるべきだと思う。
こう、締めくくった。
…そこから見るウェールズの大地はかぎりなく美しい。