昨夜、2日間の秋田出張をぶじ終えて帰宅。今日は疲労困憊の中でゆっくり目に起き、出張の荷物の片付けや洗濯、たまった連絡の対応、そしていくつかのオンラインMTGをこなしたらあっという間に夜になり、疲れ果ててしまった。でも、明日は台風ということで、すっからかんになった冷蔵庫を埋めないとという気持ちでなんとか最寄りのスーパーに足を運んで買い物をし、料理をし、ドラマを観ていたら、昨日までの秋田の山奥の世界観とはまったく異なる世界線ながらも、少しずつ日常を取り戻してきた感覚。
秋田取材の報告はのちにしっかり長めのルポルタージュにまとめるが、とりわけ印象に残ったことを、備忘録的に書き散らしておく。
早朝の羽田。お盆シーズンの賑わいながらも、朝の静謐さの名残はやはり残る。
秋田内陸線。行程の都合上乗れなかったが、久しぶりに惹かれるローカル線の魅力。
山に入る。巨大なアブの密集ぶりの驚くも、帰る頃にはコバエと同じくらいの存在になっている。1日目と2日目、どちらも山歩きが思いのほか楽しく、虫取り少年だったプリミティブな気持ちを思い出す。山登り、始めてみたくなっている。何をみても楽しいワンダーランド。木々の香りや泥にまみれて汗をかく気持ちよさ。終わったあとの温泉の何者にも代え難い快楽。雨の森の美しさ。
同年代のマタギたちの軽やかで頼もしい生き方。オリエンタリズムではないかたちで、マタギという生き方の解像度が少し高まった感覚。
地の山菜や魚、馬肉をふんだんに使った地元の居酒屋のあまりのクオリティに驚く。ドライバーゆえノンアルビールでも十分に楽しいラインナップ。思わずノンアルビールをおかわりしてしまう。
マタギの棟梁、シカリのいい意味でふつうのおじいちゃん性。彼との山歩き、振る舞ってもらった熊肉と山菜ミズの煮込みとおにぎり、ガレージにある宝の山。ここもまるでワンダーランド。こういう人に好奇心にまかせて話を聞いているとき、インタビュアーは天職なのではないかと実感する。本当のことをやっている感覚。
地方出張の面白さ。車内で縮まる距離。どんなに有名人であっても、多面的な人間性が垣間見える。
秋田空港内の稲庭うどんな店で、予想外の舌鼓。ギリギリまで酒宴。
羽田沖に差し掛かったときの街の光の美しさ。何者にも代え難く、ほろ酔いもあいまって、いくら見ても飽きない。小沢健二の「羽田沖 街の灯が揺れる 東京に着くことが告げられると 甘美な曲が流れ 僕たちはしばし窓の外を見る」という歌詞の真理。
なんとなく、羽田から横浜駅までバスで帰ってみる。快適だし、いきなり京急に乗るよりもいいグラデーションになる。
さて、今日はこのくらいで寝て、また明日から「生活に帰ろう」。





