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プレイ日記:初めてFFクリアした・散歩として

FF1ピクセルリマスターをプレイ。エンディングを見ることが出来た。

前回の記録はコレ。

面白かった。色んな点で非常に満足した。

物語後半、飛空艇を手に入れてからの世界の広がりっぷりにおおっとなった。基本的に今作は徒歩移動なのでそのスピードがゆっくりなのだが、だからこそ乗り物を貰った時の移動速度の速さに感動する。船を貰った時もそうだった。しかし、飛空艇は平地にしか着陸出来ないという弱点があり、町から遠く離れた場所に船を降ろし、徒歩で森を抜ける必要があったりもして。少しめんどくさいと思いつつ、コレも味わいかと思いながらプレイしていた。

作中で、飛空艇で飛んで周ることになる北の大地は随分ボロボロになってしまったと語られるのだが、ボロボロで外もろくに歩けないような大地だからこそ、飛空艇で移動することになるのだなと納得した。船を止められるような波止場すら維持できないほど、人間たちの居住区が脅かされているんだなーと。

中盤から終盤にかけての、宝箱から手に入るアイテムの大盤振る舞いっぷりが良かった。使うだけでファイラからクラウダ、ヒールにインビアなどを撃てるアイテムがバンバン出てくる。アイテムを振り回しながら戦うことになった。しかもそのアイテムは、特別な方法で手に入るわけではなく、ダンジョンに普通に置かれている宝箱からでてくる。その大らかさが好きだ。ラストダンジョンの宝箱からポーションやら初期装備も出てきたのでちょっと面白かった。当時プレイしていた人はがっかりしたんだろうな。

敵のグラフィックも良かった。明るい安村みたいに股間を隠す巨人。

そうそう、今作は現代向けにアップデートされており、ダンジョン内でもMAPを表示することが出来る。そのため、宝箱がどこにあるのかを把握しやすく、袋小路に入って困ってしまうようなこともなかった。またエンカウントのONOFFも出来たが、それは殆ど使わなかった。戦闘が楽だったしオートバトル機能もあったので。味方の2/4が石化状態になった時さえも徒歩で街に帰った。

物語も良かった。朴念仁のオイラでも、FFはJRPGの最大手だということを知っている。そんなFFの初代の物語はやはり王道……ではあるのだが、見飽きた展開で退屈だ、とは思わなかった。それはオイラが王道の展開が好きだからであるし、その物語の完成度が高いからだ。あと町の人達の会話も少し変化していくのが面白い。最初の町の踊り子と何度も話したし、宝石を食べる巨人のセリフも良かった。人魚の伝説が残る町で踊れることに喜びを感じる少女と出会うのだが、その近くにいた老婆から「あんたの足は本物かい?」と聞かれた時はゾクッとした。

セリフと言えば、ラスボスとのバトル直前、ラスボスが語った言葉がカッコよかったな。破滅の道に進んだ男が何千年もの時を越え強大な力を手にしたのにも関わらず、主人公たちに敵意を剥き出しにするあの状況がすごく良い。

宿敵という言葉が相応しい

書けば書くほど多方面に面白ポイントがある作品だったんだなと感心する。あ!そうだ!オイラは生まれて初めてFFをクリアしたので、生まれて初めてエンディングロールを見れたのだ。これは嬉しかったな。ゆっくりゆっくりと語られる物語のエピローグの、文章の言い回しがカッコいい。主人公とその奥にいるプレイヤーを立てつつ、どこか寂しさを感じさせるあの言葉。良いよなぁ。

オイラはゲームのエンディングを見ることに対して、あまり重要性を感じていなかったのだが、コレは見れて良かったと思う。エンディングでどんでん返しがあるとか、新たに語られることがあるわけじゃない、むしろそういうのは興が冷めるのでイヤなんだ。今作のエンディングは「今まで主人公(プレイヤー)が歩んだ道のりを振り返りつつその功績を称える」という王道中の王道のもので、結果ではなく過程に目を向けてくれているような、そんな精神を感じた。

 

今作の世界は色々と大変なことになっているのだが、どこか牧歌的でのんきな雰囲気を醸し出していたこの世界観も、プレイしていて嫌にならないポイントだったと思う。悲壮感ばっかりだと嫌だもんさ。これでオイラの感想は終わり。

今作はサウンドプレイヤーやギャラリーもゲーム内で確認することが出来る。んで、その絵がまた良いんだ……特にクラーケンvs光の戦士の絵が良い。光の戦士の「やべっ」っていう顔が良い。こんな繊細で緻密に、それでいて大気を筆に纏わせて描かれているような絵なのに、コミカルな表情もあるなんて!すごーく好きになったぞ、FF。

この顔が良い。一気にファンになった。

これはFFと直接関係ない話なんだが。

ちょっと前からウォーキングシミュレーター系のゲームが流行りだしている。それには色んな理由があるのだろうけど、オイラは「ゲームをプレイ・クリアするハードルの低さ」があるんじゃないかと考えている。だってレベル上げとかめんどいだろ、戦略・攻略を考えるのも大変だし。その苦労が少なくて済むというのは、理由の一つしてあるはずだ。

仕事やら人生やらを続けていく中で、ゲームをクリアするまでに消費する必要のある、知力体力精神力。人間一人に含まれるそれらの量は、個体によって大きく差が出てくる。工夫するのが面白い、困難に打ち克つことが楽しい、そんなことは分かっていてもそれに挑めない人間は存在する。100人中10000人が面白いと思えるような夢の超大作ソフトがあったとしても、掠れた目ではゲームを眺めることさえ難しい。

十年ほど前に「苦労することで得られる体験こそが本当の喜びだ」とスマホゲーをこき下ろしていたゲームクリエイターを見かけたが、その時にはかなりマッチョな思考だなと感じた。その方は少し前に、自身の作品のリマスター版を発表し、今の人にも遊んでもらいやすくするために色々な機能を追加したと語っていた。時は人を変える。時に緩やかに、時に引き裂くように。

 

運動で一番気軽に始められるのは、散歩だ。ただ何も考えずに歩くだけでちょっと良いことがある、そのハードルの低さとリターン。これはゲームにも通ずる所があると思う。ただ歩くだけで済むのであれば、知力も体力も少ないままに満足できるんじゃないか。歩きながらテキストを読んだり雰囲気を味わったり。それだけでも、その行為は映画や読書とは少し異なった体験になり得る。

先程感想を書いたFF1ピクセルリマスターには、エンカウントOFF機能や、経験値・お金の取得率を2倍や4倍にブースト出来る機能が存在する。これらの機能は、今作をクリアするハードルを、グッと下げてくれているはずだ。

けれど、オイラとしてはもっとググッとハードルを下げ、ボス戦はイベントバトルとして自動進行する(必ず勝つ)ような機能があってもいいと思う。そうすれば今作も「ほぼ」ウォーキングシミュレーターになると思うのだが、どうだろう。確かそういうアレンジが施された作品が既に発売されていたような気がするんだが……忘れてしまった。

 

じゃあオイラがそんな機能を、イベントバトル機能をONにして冒険するかと聞かれると、今のところはNOだ。なぜなら既に充分に遊びやすいと感じることが出来たからだ。オイラは既存の機能である経験値ブーストを使わずに冒険を続けたし、ラスボス戦前もちまちまとしたレベル上げを楽しんでいた。だもんで今のオイラにはそこまで必要ない。そんな機能を使用してプレイしていたら退屈にすら感じてしまうだろう。

しかしそれは、今のところの話だ。結局オイラは、オートバトル機能もMAP機能も使い倒してクリアしている。それぞれの機能のON/OFFによって、自分の心地よいめんどくささの塩梅まで、調整した、というだけだ。

どういう形であれゲームを”プレイ”したい、プレイ動画という間接的な繋がりではなく、ゲームの世界との直接的な関わりを持ちたいと思った時、そういう機能に救われる自分がいるような気がする。光の戦士の活躍を、まるで孫に向けるような瞳で眺める自分が、遥かどこかの世界線には存在するはずだ。




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