今日は休みなので、図書館に本を返しに行く予定。
なのだが今日の午前中に配達される荷物があるので、それを受け取るために自宅で待っている。この待っている時間は、例えば電車をホームで待つ時間のように、あと何分と決まっているわけではない。長いような短いような、少し不思議な感覚だ。
ただぼんやり待っていても仕方がないので、洗濯を回したり(洗濯物を洗濯機に入れて洗剤を入れてスイッチを押すことを、回す、って呼んでいるんだけど通じるのだろうか)、あとで掃除機をかけるために部屋を少し片付けたり、水を飲んでブログを書いたりしている。
今日は本を4冊返す。2冊読みきった、あと2冊は図書館に行く道中で読むことにしている。歩いては通えないが、それがかえって気分転換になってよい。昔、千葉の富里に住んでいた頃は、近くに大きくてきれいな図書館があった。オイラが本を読むようになったキッカケの図書館だったな。
読んだ2冊は「もしニーチェがイッカクだったなら?」「暮らしの図鑑 パン」。
イッカクの方は「人間は動物よりも知性で優れている、人間だけが特別な知性というものを持っている」という考えを否定し、更にその優れていると思っている知能で人類は苦しんでいる、人類は愚かだ、だから今からなんとかしていこう!という本。拙い説明だな。本は面白いぞ。
オイラは賢いとか情緒的だとか、深く物事を考えられることだとかを尊ぶ考え方に疑問を持っている。賢いということは、賢いという事実を明らかにしているだけに過ぎない。それをすごいと思うかどうかはまた別の話だと思うのだが、なぜかすごいという感想が肥大化し、すごいという こと になってしまっている。おかしいと思う。そういう考えを持つヒューマンなので、この本のサブタイトル「動物の知能から考えた人間の愚かさ」に惹かれた。
まず読みやすかったな。オイラはあまり翻訳のことは分からないのだが、オイラでもスイスイ読める。といってもオイラの場合、難しそうな言葉が沢山出てきたり、もったいぶった書き方だと感じる所は読み飛ばすので参考にはならないだろう。オイラはあまり本を大切にしないからな。自分本位というか。
内容は面白いけど納得はしにくかった。「人類は愚か」という点について、確かに頷ける所はあるのだが、それほど愚かかねぇ?と思った。例えばこの本では人類が倫理や道徳の名の下に差別行為をした事例を取り上げていて、確かにそれは愚かと言っても良いのだが、その差別行為や考え方を批判する人間、悔い改める人間、その出来事に心を痛める人間もまたいる中で、果たして「人類は愚か」とキッパリ言えるだろうかと疑問に思う。また、その倫理や道徳で人類が滅んでいくのであったとして、滅んでいくことが愚かかどうかもイマイチピンとこない。生きているだけでえらい!の逆みたいな話か。
動物にもこういう面がありますよ、という話の部分は面白かった。あとは後書きの一節が良い。これが筆者の言いたいことで良いんじゃなかろうか。
僕たちの心だけが何をおいても絶対的にすぐれてるとは言えないし、僕たちが自称する知的優越性は、動物たちの苦痛に無関心でいることの言い訳にはならない。
パンの方は、見開き1ページで基本的に完結するパンの話、というか図鑑。絵や写真が豊富でオシャレでいい。この本に限らず、最近はオシャレな小さめの図鑑のような本が沢山出ていて良いよな。焼き立てだけではなく「冷めたて」も美味しいだとか、御当地のかなりマイナーなパンだとかも紹介していたりして、読み応えがあった。
パンに塗るものを取り上げているページでは、例えばバターとかを紹介しているんだが、オイラが思っている適量よりも、ずっとずぅっと沢山のバターを塗りたくっていて、かなり引いてしまった。アレだけ塗ったらパンの味はもはやどうでもいいのではなかろうか。写真映えを気にしての行為なのだろうか、写真用にあれだけ塗ったということで良いんだよな、そうだよな。
あとは、この手のパンの紹介にはあまりない、フツーにスーパーとかで買えるような、ヤマザキパンやパスコの菓子パン・食パンの紹介もされていて、そこは嬉しかった。有名ベーカリーのパンはそりゃあ美味いのだろうけど、普段口にする機会が多いのはやはりスーパーのパンだよな。こういうパンで中高生のオイラは出来ているので、そういうものも同列に語られていて嬉しくなったのだった。さっき「有名ベーカリーのパンはそりゃあ美味いのだろう」と書いたが、実際は店によってバラバラで、大して美味しいと思わないもの、値段の割にコレか…と思うもの、色々だなと感じる。ああいう店のパンで合わなかったりすると、かなり落ち込むし、ずっと引きずる。
今から行こうと思っている図書館の、最寄り駅の駅ビル内にもパン屋さんがあるんだが、あそこのパン屋に人がたくさんいる理由がわからないでいる。あんなに高くてアレなのに、良いのかそれで!と、通りがかる度に思う。
そうだ図書館だ。コレを書いている間に荷物が届いたのだ。12時になるギリギリのタイミングで届けてくれた。ありがたいことである。
それじゃちょっと出かけてくる。