おそらく日本一有名な「志村さん」はドリフターズの志村けんさんだと思うが、今回のタイトルの「志村さん」とは…
今日、クリスマスイブは、2009年に亡くなった彼の命日である。
フジファブリックは、ちょうど大学生〜社会人になって間もない頃に、何度も何度も聴いていた大好きなバンド。
本当に偶然、一昨日、息子が見ていたYoutubeから何気なく流れてきた「若者のすべて」を聴いて、一気に当時に戻るような、鳥肌が立つような、何とも言えない気持ちとともに、当時住んでいたアパートから見えていた9月頃の風景、西日でキラキラして、何もかも祝福されているような川原の景色が思い出された。
それをきっかけに改めて聴き直して、今日、そういえば彼の命日だったな、と思い出し、この投稿を書いている。
学生時代はコピーバンドを組んで、「銀河」や「虹」を演奏したっけ。
ちょうど社会人なりたての頃、いつも決まった順番で曲を聴いていたっけ。
「花屋の娘」
「桜の季節」
「陽炎」
「若者のすべて」
「赤黄色の金木犀」
…必ずこの順番でiPodで流しながら、夜の街を散歩していると、「赤黄色の金木犀」のあたりで元気が少し出た。
2009年に免許をとって最初に買った車でも、カセットテープでいつもこの順番で曲を流していた。
(今より貧乏だったから、カセットテープしか聞けない車に2013年まで乗っていた…懐かしい)
社会人2年目、当時の彼氏とデートしていたときに、「あ、オレ実は本命の彼女いてさ、その人と今度結婚するんだ。だから、今日で会うの最後ね。それでさー、結婚式の招待状っていつまでに出せば失礼にならないんだっけ…?マナーに詳しいまーなら分かるかなって。今ポストあれば入れてこようかなぁ…」…と言われたことがあった。
どう考えても、ものすごいひどいことを言われているし、二股の本命じゃない方だということが発覚した決定的な別離の瞬間であるにも関わらず、このときちょうど奇跡的にカーラジオからフジファブリックの陽炎が流れてきた。
音量を下げているのに曲の方が耳に届いて、「ああ陽炎だ、ああ、もう志村さん、いないんだ」…なんて、思ったこともあった。
今年の夏頃にブログに書いたゴスペラーズと同じで、フジファブリックも、私にとっては人生の節目に聴き続けてきたアーティストだなぁと思う。
特にも、志村さんの儚げな佇まい、でも力強くて優しい歌声は、社会人になり15年以上経った今も、定期的に私を元気づけてくれる。
バンドも活動休止してしまったけれど、きっとこれからもずっとずっと聴き続けていく。
6つ年上だった志村さんの年を、私は10こも追い越してしまったけれど、音楽に時代も年齢も関係なく、好きなものは好き。
彼亡きあとに生まれた息子たちも好きらしく、時々聴いている。
志村さん、素敵な音楽、歌声をありがとう。
そんな風に思う、クリスマス・イブ。