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憧れるのはやめましょう(大人が)

岩手のヒーロー、間違いないくらいのスーパースターの大谷翔平選手。

 

連日の活躍を見て、尊敬の気持ち、感動する気持ちにさせてくれて、どんよりしたニュースが多い中で数少ない明るい話題をもたらす存在。

 

しかし。敢えて彼の言葉を借りて、その時の彼の意図とは違う意味合いで言いたい。

 

憧れるのはやめましょう。(大人が)

 

正確に言えば

 

大人が憧れすぎて、子どもにそれを押しつけるのはやめましょう

 

という感じだろうか。

 

 

 

少し前のこと。

 

スポ少や学校のことで色々と落ち込んだ長男は、朝になると体調を崩して登校を嫌がり、学校も数日休み、スポ少も今までで一番長く休んだ。

そのままやめてしまおうか、とスポ少は思っていたが、あと1年足らずで卒業ということや、まだ続けたい気持ちも一応あることから、ひとまず休むという形に留めていた。

 

そんな息子に対して、私以外の周囲の大人もたくさん気にかけてくれて声をかけてくれてありがたかったのだが、何故か多かったのが、

 

大谷翔平選手の本を貸してくれる(そして感想を聞かせてと言われる)

大谷翔平選手の子どもの頃のエピソードを聞かせてくれる

大谷翔平選手だったらどう乗り越えるかな?と問う

これを乗り越えたら大谷翔平選手みたいになれるよ!強くなれる!という励まし

 

…と、見事なまでに大谷選手に絡めたアプローチだった。

 

おかげで、一時期大谷選手関連の本が3冊ほど家に溜まった時期があったのだが…

 

 

これに対して息子はどうなったかというと。

 

「みんなして大谷大谷って!オレはそんなにすごくない!オレは大谷じゃない!オレだ!」

「あんなにすごいところ目指せって言われても、今、何か分かんないけど具合悪いし、スポ少だって頑張って下級生をまとめようとしても怒られる、どんなに正しくたって怒鳴られるのはもう嫌だ!」

「上手く出来ない!なんにも楽しくない!勉強も知らない!ムリ!うるさい!ほっといて!」

 

…と、本を玄関に放り投げて、剣道の道具をしまい込み、同じように好きな野球もテレビで流れると消すくらいに荒れた。

 

私は息子の気持ちが少し理解できた。

そりゃそうなるよなー、と思った。

 

大活躍している大谷翔平選手を見ていたら、あんな風になってほしいと思うだろう。

何年か前までは、同じ岩手にいて、同じような景色を見ていた少年が、今は世界的にも一流の選手になっているわけだから。気持ちは本当によくわかる。

 

でも、最初からてっぺんを目指すなんてムリだ。

 

 

大人だって、仕事で壁にぶち当たったりパワハラ上司に辟易して体調を崩している時に、一流の成功しているビジネスマンの話や本、記事を渡されて、その人を参考にして目指してみよう!幼少期のあれこれを参考にしろ、がんばれ!と言われたら心は折れないのだろうか?

…目標高すぎない?今はそれどころじゃないよぉ…となりそうな気がする。

 

 

間違いなく、大谷選手は素晴らしい。

大谷選手の親御さんもきっと素敵な方々だ。

憧れるのは当然だ。

見習いたいのも分かるのだ。

 

でも、それはそれ、なのだ。

 

憧れてばかりいるのはやめて、同じフィールドで戦おうよ!という意味合いで言えるのは、同じレベルにもう少しで手が届きそうな人たちなのであって。

 

遥か彼方、まだまだ遠く先にいる対象に、憧れだけが一人歩きしすぎるのは、ちょっと危うい。

 

目の前の今、目の前の「我が子」を具に見ていかなくては、と思った。

 

息子はおそらく、息子本人を見て息子のためのことばをかけてほしいのに、何でもとりあえず手近な成功例である大谷選手に置き換えて、それらを置きに来た(ように見える)大人に嫌気が差したのだろう。

12歳なんてまだまだ子どもなので、その先の細かい意図など、完全には読み取れなくても、仕方ない気がする。

 

それでも季節が2つ変わった今、息子は野球、大谷選手をテレビで見て、すごいなぁー!と驚き笑えるようになっているし、学校もスポ少も復帰できたから、一番しんどかった時期は一旦抜けたのかも、と安心している。

 

正直私も辛かったのだが、子育てはまだまだこれからも続く。へこたれてなどいられない。

 

 

大人の私の立場としては…大谷選手の本を貸してくれた方の気持ちを慮ると、それはそれで分かる部分もある。

きっと息子も、時間が経てば分かるだろう。

 

 

行きつ戻りつしながら、その時々の「今」の最善を探しながら、どうにか日々を過ごしていく。




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