仕事の話。
コロナ禍で先が見えないこの時代、ゼネラリストよりスペシャリストが求められる、的なことを書いた雑誌をぼんやり眺めていた。
そうか。今はスペシャリストなのか。
振り返ると、私が社会人になった約12年前、入社式では「ゼネラリストであれ」と言われた。
あの頃はあの頃で、リーマンショックで先が全く見えなかったっけ。
どっちやねん!と言いたくなるが、結局のところは、どっちも必要だと思う。
多角的にものを見られる、色んな業務に精通したゼネラリストも、特定の分野にとりわけ秀でたスペシャリストも。
時代ごとにトレンドがやってきて、どちらかというと重宝されるのが一方で、そうこうしているうちに揺り戻しがきて、結局は均衡を保つのだ。
どちらも大事ではあるけれど、どちらであっても大切なのは、人の話を聞けること、一緒に働く相手のことを思いやれること、仕事で出した成果によって誰かのためになりたいという気持ちなど、要は人間性であり人となり、人柄であると思う。
甘いのだろうか私は。
世間の意見は分からないけれど、私はそうありたい。
結局何が言いたいかというと、私にとって、そういう価値観を教えてくれた人たちが、いま、苦しそうにしている。
…同期がやめていき、同僚が心身を患い、周囲の空気が不穏になり…。なのに、私にはそれを変えるための力がない。
…周りの大きな流れに飲まれて、結局何とかしたいともがいても、さほど何の役にも立てない自分が悔しい。
以前まで自分と笑って話していた人が、徐々に悲しげになり、暗い顔になっていき、攻撃的で投げやりになって、最後は無表情になっていくのを、止められない自分が悔しい。
ここ最近あまりにそういうことが続き、日記にもその悔しさを綴ってしまった。
唯一出来ることは、やはり聞くこと、寄り添うこと、だろうか。分からない。