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「とんでもないです」は間違い?意味や言い換え表現など、正しい使い方を徹底解説

「とんでもないです」は正しい敬語表現でしょうか?「とんでもないです(とんでもございません)」の意味や正しい敬語表現・言い換え表現を押さえ、上司や取引先から褒められた時に適切な返答を心がけましょう。

記事のまとめ
「とんでもないです」は、謙遜や否定、驚き、相手への非難などを表現する際に使われる言葉
「とんでもないです」や「とんでもございません」は、文法上誤用と指摘される可能性がある
誤用と指摘されないためには、「とんでもないことです」や「とんでもないことでございます」で表現することがポイント

「とんでもないです」とは、謙遜して相手からの褒め言葉を否定する場面や相手に謝られた場面、感謝された場面などに使われる言葉です。ただし、使う相手によっては、「文法上誤用では?」と指摘される可能性があるため、注意しましょう。

本記事で、「とんでもないです」の正しい言い換え表現についてわかりやすく解説します。

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「とんでもない」「とんでもないです」の意味

「とんでもない」は、「まったくそうではない」「滅相もない」「もってのほかである」「意外である」などの意味を持つ言葉です。「とんでもない」に丁寧語の「です」をつけて「とんでもないです」と表現することもあります。

「とんでもない」や「とんでもないです」は、以下3つの意味に分けると理解しやすいです。

  1. 謙遜や否定を表す(「まったくそうではない」「滅相もない」)
  2. 度を越した様子を非難する(「もってのほかである」)
  3. 驚きや意外性を表現する(「意外である」)

相手から「とんでもないです」と言われた際や自分で使う際には、どれに該当するか意識するとよいでしょう。

「とんでもないです」の使い方・例文

状況次第で、「とんでもないです」の使い方も変わります。ここから、4つのシーン別に「とんでもないです」の使い方を確認していきましょう。

謝られた時

相手に謝られた時に、「謝っていただく必要はありません」「気にしないでください」などの意味を込めて、「とんでもないです」を使うことがあります(謙遜や否定を表すケース)。

先輩社員:昨日13時に打ち合わせの約束をしていたのに、いきなりA社◯◯部長から面談アポ入ったので参加できずごめんね。
自分:とんでもないです。急に大変でしたね。

感謝された時・褒められた時

相手から感謝された時や、褒められた時にも、謙遜して「とんでもないです」を使うことがあります(謙遜や否定を表すケース)。

先輩社員:昨日はB社との商談をサポートしてくれてありがとう。〇〇さんのわかりやすい商品説明のおかげで、先方も興味を持ってくれたみたいだよ。
自分:とんでもないです。お役に立ててよかったです。こちらこそ、いつもご指導いただきありがとうございます。

なお、「とんでもないです」で謙遜するだけでなく、上記例文のようにこちらからも感謝の言葉を添えると、相手によりよい印象を与えられます。

相手を非難する時

相手の言動や態度を非難する時に、「もってのほか」の意味で「とんでもないです」を使うこともあります(度を越した様子を非難するケース)。

(後輩社員に対して)
取引先の社長に対して、さすがにあの態度はとんでもないよ。次から気をつけよう。

相手の説明に驚きを示す時

相手から聞いた話や説明に対して驚きを示す時に、「とんでもないです」を使う場合もあります(驚きや意外性を表現するケース)。

先輩社員:聞いたかい?C社が〇〇県にも進出するみたいだよ。
自分:知りませんでした。それはとんでもないですね。

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「とんでもございません」の意味・使い方

「とんでもございません」も「とんでもないです」と同じような意味を持つ言葉です。相手に謝られた時に「謝っていただく必要はありません」や「気にしないでください」の意味で使ったり、相手から褒められた際に謙遜の気持ちで「とんでもございません」を使ったりすることがあります。

なお、「とんでもありません」も「とんでもないです」や「とんでもございません」と同じように使う言葉です。

「とんでもないです」「とんでもございません」は間違い?

ここまで「とんでもないです」の使い方を紹介してきましたが、実は文法上間違いと指摘されることがあります。なぜなら、「とんでもない」をひとつの形容詞ととらえると、「とんでもないです」は文法上誤用とされる「形容詞+です」の表現になるからです。

また、「とんでもない」を「とんでも」と「ない」に分解して丁寧に述べた「とんでもございません」や「とんでもありません」も、誤用と指摘される場合があります。

そのため、使う相手によっては「とんでもないです」「とんでもございません」「とんでもありません」以外の表現を使うことを検討した方がよいでしょう。

文法上正しい表現は「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」

「とんでもないです」「とんでもございません」「とんでもありません」の代わりに使用できる正しい表現が、「とんでもないことです(とんでもないことでございます)」です。上司など目上の相手や取引先から褒められた場合や謝られた際に謙遜したい場合に、「とんでもないことです」を使用できます。

「とんでもないことです」の例文

「とんでもないことです」の例文を、上司に褒められた時と上司に謝られた時に分けて紹介します。

上司に褒められた時

上司:〇〇さんがいなければ、このプロジェクトは成功しなかったよ。
自分:とんでもないことです。皆さんに助けていただいたおかげです。

上司に謝られた時

上司:昨日は急遽A社との面談に同席できなくなり、申し訳なかったね。
自分:とんでもないことです。お気になさらないでください。

なお、すでに紹介した通り「とんでもない」には度を越した様子を非難する「もってのほか(けしからぬ)」という意味もある点に注意が必要です。褒められた際(謝られた際)に「とんでもございません」を使えば相手にすぐ謙遜や否定の意味と伝わるのに対し、「とんでもないことでございます」を使うと「(相手が褒めた内容・謝る内容が)とんでもないことである」と非難しているように受け取られる可能性もあるため、表現の仕方・タイミングには十分気をつけましょう。

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「とんでもないです」とビジネスで伝える言い換え表現

「とんでもないことです」以外にも、「とんでもないです」を伝えるための正しい言い換え表現がいくつか存在します。それぞれ確認していきましょう。

恐縮です・恐れ入ります

「恐縮」とは、「(目上の人の自分に対する厚意に対して)嬉しい・気恥ずかしい・申し訳ない」という意味です。上司や取引先など目上の人に対して自分をへりくだる際に「恐縮です」を使います。

「恐縮です」を使った例文

(上司に最近の営業成績を褒められて)そのようなお褒めの言葉をいただき、大変恐縮です。

なお、「恐縮です」の意味や使い方については、以下の記事も参考にしてください。

<関連記事>「恐縮です」の意味を正しく理解している?使い方と例文を解説

滅相もないことです

「滅相もない」は、「とんでもない」「思いがけないことである」などの意味を持つ言葉です。主に相手の言葉を否定する際に使います。

「とんでもない」と同様に「滅相もない」で一語のため、「滅相もないです」や「滅相もございません」よりも極力「滅相もないことです」「滅相もないことでございます」と表現した方がよいでしょう。

「滅相もないことです」を使った例文

部長:〇〇さんが来たおかげで、うちの部署の成績が一気に伸びたよ。
自分:滅相もないことです。これからも一層業務に邁進して参ります。

光栄です

「光栄」とは「名誉に思うこと」という意味を持つ言葉です。自分の業績や行動を褒められた際や、重要な役目を任された際に「光栄です」と表現します。

なお、「とんでもないことです」や「滅相もないことです」と異なり、「光栄です」は相手の言葉を否定する言葉ではありません。

「光栄です」を使った例文

上司:〇〇さんは本当に仕事が早いね。おかげで、課の業務効率が上がっているよ。
自分:お褒めいただき、光栄です。今後もより一層頑張って参ります。

お恥ずかしい限りです

「お恥ずかしい限りです」は、相手に褒められた際に謙遜する表現です。相手からの賞賛などに対して「恥ずかしいことである」という気持ちを伝えることで、謙虚な姿勢を見せられます。

「お恥ずかしい限りです」を使った例文

上司:今期の〇〇さんの働きぶりに、□□常務も感心していたよ。
自分:お恥ずかしい限りです。まだ至らない点も多いと感じておりますので、引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

なお、「お恥ずかしい限りです」は、褒められた場合だけでなく、迷惑をかけたり、失敗したりした時にも使う場合があります。

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目上の相手には使える?「とんでもないです」に関する注意点

「とんでもないです」はさまざまな場面で使われる言葉ですが、ビジネスではいくつか注意しなければならないことがあります。ここから、注意点を確認していきましょう。

上司や目上の相手には言い換え表現を使う方が無難

「とんでもないです」「とんでもございません」は誤用ではないという考え方もありますが、上司などの目上の相手や取引先に対しては、言い換え表現を使う方が無難です。

たしかに、1952年4月14日に国語審議会において、「形容詞+です」について今後認めていくという見解が示されています。その見解に従って考えれば、形容詞「とんでもない」に「です」を加えること自体は誤用にあたらないでしょう。

また、文化庁の文化審議会が2007年に文部科学大臣に答申した「敬語の指針」では、「とんでもございません(とんでもありません)」を容認する方針が示されています。このような事情を踏まえると、「とんでもないです」や「とんでもございません」「とんでもありません」は必ずしもNG表現とはいえません。

しかし、本来誤用とされる表現であることから、相手の受け取り方次第でマナー違反とされる可能性は今も残ります。そのため、上司や目上の人に使用する際は、誤解を受けないように言い換え表現を検討した方がよいでしょう。

出典:文化庁「これからの敬語 7 形容詞と「です」」
出典:文化庁「敬語の指針 p.47」

相手の言葉の否定や謙遜しすぎに注意する

「とんでもない(こと)です」を使えば、相手の褒め言葉を否定して謙遜できます。しかし、せっかくの褒め言葉を否定したり、謙遜しすぎたりすると相手を不快にしかねません。

「ありがとうございます」や「いえいえ」、「光栄です」なども織り交ぜて「とんでもない(こと)です」の乱用を防ぎましょう。

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「とんでもないです」の英語表現は?

海外の取引先や外国人の上司から褒められた際、「とんでもないです」と伝えようとしても、基本的に英語で該当する謙遜表現はありません。そこで、”Thank you.”や”Thank you for praising me.”のように、褒められたことに対してシンプルに感謝を述べる表現を使うとよいでしょう。

また、相手から感謝の言葉を伝えられた場合は、「どういたしまして」に近いニュアンスを持つ”Not at all.”や”It’s my pleasure.”を使えます。

「とんでもないです」の意味を理解して敬語を使おう

「とんでもないです」は基本的に誤用

「とんでもないです」や「とんでもございません」は、元々誤用とされる表現です。近年OKとされるケースも増えていますが、マナー違反ととらえられないように上司や取引先への使用は極力控えた方がよいでしょう。

正しい表現は「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」です。目上の相手から褒められた際は、相手に失礼な印象を与えないように配慮しましょう。

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