
- 「鑑みる」の意味・読み方とは
- 「鑑みる」の使い方・例文
- ビジネスシーンで「鑑みる」を使う際の注意点
- 「状況を鑑みると」も誤用になる?
- 「鑑みる」の類語
- 「鑑みる」と混同しやすい言葉
- 「鑑みる(かんがみる)」は前例や模範を踏まえて使う言葉
「鑑みる」は、ビジネスにおけるプレゼンや会議などで何かを提案・説明する際に使います。本記事では、「鑑みる」の意味や読み方を説明してから、具体的な使い方を例文とともに解説します。
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「鑑みる」の意味・読み方とは
「鑑みる」とは、過去の例や手本などに照らして考えることを意味します。
また、「鑑みる」の読み方は、「かんがみる」です。ただし、もともと「鏡(かがみ)」が動詞化した言葉であることから、「かがみる」と読むこともあります。
「鑑みる」の使い方・例文
「鑑みる」は、ビジネスシーンにおいてプレゼンや会議などの場面で使います。ここから、何かを提案する際や説明する際の、「鑑みる」の使い方を確認していきましょう。
提案する際に使う場合
何かを提案する際に「鑑みる」を使うことで、根拠があることを述べられます。以下は、取引先に自社の製品導入を提案する際の例文です。
既に導入された企業様の事例に鑑みて、弊社のサービスが御社のお役にも立てることと存じます。
説明する際に使う場合
何かを説明する際に「鑑みる」を使うことで、より厚みのある内容を伝えられます。以下は、会議で上司に新規取引を開始する可能性のあるA社について説明した例文です。
過去に当社との取引はありません。しかし、A社の昨年度の財務状況や経営成績に鑑みると、売上代金を回収できなくなるリスクは低いものと考えます。
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ビジネスシーンで「鑑みる」を使う際の注意点
「〜に照らし合わせる」という意味が含まれているため、本来「鑑みる」の前につく格助詞は「を」ではなく、「に」です。それに対して、「考える」には格助詞「を」がつきます。
そのため、聞き手によって「〜を鑑みる」と表現することをマナー違反ととらえられる可能性があります。基本的に、「〜に鑑みると」「〜を考えると」と表現しておいた方が無難です。
「状況を鑑みると」も誤用になる?
「鑑みる」の前につく格助詞が「に」であることを踏まえると、「状況を鑑みると」は誤用で「状況に鑑みると」と表現しなければなりません。しかし、近年は「状況を鑑みると」を使うことが一般的になりつつあるため、必ずしも間違いとは言い切れません。
国語辞典でも、「〜を鑑みると」を例文として載せるケースが出てきています。相手が細かく気にしない限り、「状況を鑑みると」を使っても問題ないでしょう。
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「鑑みる」の類語
「鑑みる」には、いくつか類語があります。それぞれの意味や、例文を確認していきましょう。
考慮する
「考慮」とは、物事をいろいろな要素を含めてよく考えることです。
基本的に、「考慮する」は「鑑みる」と同じような場面で使用できます。「考慮する」は先例などに照らし合わせない場合でも使用できる点が、「鑑みる」との主な違いです。
「考慮する」の例文
(課内の打ち合わせで)
A社の社長が〇〇に強い関心を持っていることを考慮すると、当社のサービスにも興味を持っていただけるのではないかと考えております。
踏まえる
「踏まえる」とは、判断の拠り所にすることや、根拠にすることです。「鑑みる」を使う場面では、基本的に「踏まえる」へ置き換えられます。
「鑑みる」が伝わりにくそうな場合は、よりわかりやすい「踏まえる」を使うとよいでしょう。
「踏まえる」の例文
(上司への報告で)
先方担当者へのヒアリングを踏まえて、来週当社の〇〇サービスについて提案する所存です。
「鑑みる」と混同しやすい言葉
「鑑みる(かんがみる)」は、「かえりみる」と混同しやすい言葉です。ここから、どちらも「かえりみる」と読む「顧みる」と「省みる」について解説します。
顧みる(かえりみる)
「顧みる(かえりみる)」は、過ぎ去ったことを思い起こすことや、気にかける事です。「鑑みる」には先例から考える意味合いがあるのに対し、「顧みる」は単に過去を振り返ることを意味します。
「顧みる」の例文
休憩中に、ふと学生時代のことを顧みた。
省みる(かえりみる)
「省みる」は、自分のしたことをもう一度考えることや、反省することです。「省みる」も、先例に照らし合わして考えるのではなく、単に過去を振り返ることを意味します。
同じ読み方を持つ「顧みる」と「省みる」の違いは、過去を振り返るときの感情です。「顧みる」が過ぎ去ったことを単に振り返る際に使うのに対し、「省みる」は自分自身の行動を振り返り反省する際に使います。
「省みる」の例文
(仕事でのミスを上司に報告して)
今回のミスに至るまでの経緯を省みて、今後二度と同じミスを起こさないよう細心の注意を払う所存です。
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「鑑みる(かんがみる)」は前例や模範を踏まえて使う言葉

「鑑みる(かんがみる)」は、前例や模範を踏まえて使う言葉です。何かを提案する際や説明する際に「鑑みる」を使えば、より厚みのある内容を伝えられます。
ただし、「〜に鑑みる」と表現すべきという考えが一定数あるため、「鑑みる」を使う際には注意が必要です。「〜を鑑みる」にすべきか、「〜に鑑みる」にすべきか、で迷った場合や、難しい言い回しを避けたい場合は、「考慮する」や「踏まえる」を使って説明することも検討しましょう。
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