以下の内容はhttps://machicoo.hatenablog.jp/entry/2019/04/18/235140より取得しました。


【理想のミライへ】老いても、なお。

 

f:id:machicoo_utsuwa:20190418222250j:image

こんにちは。

陶芸家ニナルッ!と奔走中のmachicoo(まちこ)です。

 

先週末に訪れたイベント

『あまりあるチカラとカタチ 巡回展』

がすごかったです。

 

今回はこのイベントの主催者である、香月 真さんの素敵な活動のご紹介です。自分のための記録もあり、いつもより長め・・・。

皆さんのココロにもなにか響くことがあれば幸いです。

 

  • どんな展覧会?

主催者の香月さんは福岡県のデイサービスの施設で働く作業療法士さんです。

その施設の利用者さんたちが手作りした作品を展示・販売するイベントでした。作品は、オブジェ~日用雑貨までいろいろ。素材もさまざま。イロトリドリ。

 

これだけでは、ふぅん、という感じかもしれません。香月さんがトークショーで話された、背景にある想いにググっときました。

 

  • Roren

一連の活動の名前は【Roren】。

漢字で書くと    【老 練】。

 

要介護認定を受けた、お手伝いが必要な方が通ってくるのが、デイサービス。 デイサービスの現場では、普通は”安全第一”で物事が判断されていく。

利用者さんは限られた”安全な”範囲の中で、リハビリをしたり、歌ったりして1日を過ごし、家に帰る。

 

頑張ってリハビリして、できることが広がっても、家に帰ると

 “危ないから座ってて”

  “やらなくていいよ”

とやらせてもらえない。

 

施設で一生懸命リハビリしてもらっても、活かせる場所がない。

そんなジレンマの中で、Roren (老練)の活動が生まれたそう。

  

たとえ年齢を重ねていても

たとえ障がいを抱えていても

大事大事にされるより

頼りにされる事を望んでいます

それは効率的ではなく

それは完璧なものではありませんが

相手を思う健やかな美しさがあります

「できること」や「暮らしの知恵」で

みんなを喜ばせたい 役に立ちたい

 

この哲学のもと、

危ないからやらせない、という一律管理はやめ。ひとりひとりの出来る範囲を見定めて、やれると判断したら、危ない道具も使ってもらう。お願いしたことは、任せて、放っておく。

 

利用者さんは物資が乏しかった時代を生きてきた世代が多いそう。

培ってきた手仕事があったりする。

家ではやらせてもらえないけど、ほんとは”チカラはあまっている”。その手を蘇らせるお手伝いをスタッフがする。

 

こうして出来上がった作品を、展示・販売する。

それが『あまりあるチカラとカタチ展』。

 

自分が作ったもので誰かを喜ばせることを知ると、老いとともに諦めてきた”生きがい” がよみがえる。

 

  • 優しさの仕掛け①

心を込めて作られた利用者さんの作品たち。作って満足、では決してない。売れる(=認められる、喜ばれる)、がないとガッカリしてしまう。

売れなかったとき、香月さんのせいにできるように、あえて香月さんがデザインに加わるという。

なんと、カッコイイ!

 

  • 優しさの仕掛け②

購入した人には、作り手へお手紙を書いてもらう。

”大切に使わせていただきます” のひと言が、次への創作意欲を掻き立てる。

 


f:id:machicoo_utsuwa:20190418162930j:image

f:id:machicoo_utsuwa:20190418162933j:image

  

「自分が75歳になったとき、何をしているか、想像してみましょう。」

トークショーはそんな問いから始まった。

 

「デイサービスのお世話になっていると思う人!」

20名くらいの参加者の中で手を上げたのは、たった1人。私も別の未来を想像していた。

 

ちょっと意地悪な質問でしたね〜、と種明かし。

現在日本で75歳以上で要介護認定を受けている人の割合、なんと6人に1人。

今後、65歳以上の人の4人に1人は要介護認定を受けるという予測もされているらしい。

参加者一同、えぇ〜と驚いた。

自分もいずれ、ガタがくる。自覚しないといけない。

 

ガタがくることは、不幸なことなのか?

”できないこと”に目を向けるから、不幸、となってしまう。

”できること”はたくさんあるのに。

 

例えば

・同じことを何回も言うけど、針仕事の手は覚えてる。

・耳が聞こえないから、歌には参加できないけど、木工作業はお手のもの。

 

それぞれの方のやれることを見つけて、作品作りを提案してきた。最初は渋っていた方も、生き生き取り組むようになっているそう。

できることにフォーカスすることの大切さ。

 

親への接し方も変わりそうだし、自分自身にダメ出ししないことにも繋がる、大切な考えだと思う。

 

現在、デイサービスに通う利用者さんの世代は、生活必需品は自ら作ってきたような方々。彼らは“生活技能集団”だと香月さんは言う。

 

いずれ、”生活技能集団”ではない我々世代が老後を迎えるようになる。

国は、制度は作ってくれても、心のケアはしてくれない。

理想の老後は黙っていてもやってこない。

自分がやってきたことが跳ね返ってくるだけだ。

 

不自由が当たり前となる未来で、生きやすい環境。今から、自分たちが理想のミライを作っていくしかない、という言葉がとても印象的だった。

 

理想にむかって、香月さんは、営業をしているそうだ。作品を作るだけではたちまち溢れてしまうからだ。

”あまりあるチカラ”を発揮する場所を探して。

 

f:id:machicoo_utsuwa:20190418231851j:plain
f:id:machicoo_utsuwa:20190418231725j:plain
会場となった古民家カフェ「鹿鳴庵」。ステキ!!




  •  自分ごととして、考えてみた。

陶芸。カラダが不自由だと、できないこともだいぶ出てくる。でも、原点は子どもの粘土遊びに近いものだ。できることを探して、作り続けられたらいいなと思う。

 

そのために、今からできること。

ガタはきても ”手は覚えてる!”

となるまで、日々精進かな。^^

 

(╹◡╹)最後までお読みいただきありがとうございます

いつか行きたいと思っていた、大分県日田市にある小鹿田焼の里。

そこからほど近いカフェ「鹿鳴庵」でこのイベントがあることを聞き、今だっ!と思い行ってきました。

こんな素敵な出会いが待っているとは。 

 

私も作品をいただいてきました。お手紙も書いてきました。

展示会が終わったら作品が届く予定です。

そうしたら写真もアップしますね。

お楽しみに!

 

→作品、届きました^ - ^

ステキ!大切に使います^_^

f:id:machicoo_utsuwa:20190511231559j:image

 

machicoo

 

*Rorenについてもっと知りたい方はこちら

https://roren0312.wixsite.com/roren0312/about

 




以上の内容はhttps://machicoo.hatenablog.jp/entry/2019/04/18/235140より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14