以下の内容はhttps://m-hiyama.hatenablog.com/entry/2025/10/02/171512より取得しました。


とあるコンマ圏は要素の圏: 米田マジック

表題の「とあるコンマ圏」をちゃんと言うと:

  • 圏 $`\mathcal{C}`$ の米田埋め込み $`よ_\mathcal{C}`$ と、$`\mathcal{C}`$ 上の前層 $`X`$ から作られるコンマ圏 $`(よ_\mathcal{C} \downarrow X)`$

表題の主張は次の圏同値があることです。

$`\quad (よ_\mathcal{C} \downarrow X) \simeq \int_\mathcal{C} X`$

この主張を示すために、前半では一応形式的〈formal〉な議論をします。が、この記事の眼目は後半です。後半において、上記の圏同値(実際は圏同型)を直感的に理解するために幾つかのポンチ絵を描きます。

米田の補題に関連する圏論的ガジェット達が、魔法のようにうまく働いて当該の主張を成立させます。このマジカルな状況を“絵解き”出来ればいいな、と。

予備知識:

内容:

コンマ圏

以下の図式があるとき、関手 $`F`$ と関手 $`G`$ のコンマ圏〈comma category〉は $`(F\downarrow G)`$ と書きます。$`\newcommand{\cat}[1]{\mathcal{#1}}
\newcommand{\mbf}[1]{\mathbf{#1}}
\newcommand{\mrm}[1]{\mathrm{#1}}
\newcommand{\DA}{\downarrow}
\newcommand{\An}[1]{\langle #1 \rangle} % Angular
\newcommand{\twoto}{\Rightarrow}
%\newcommand{\msc}[1]{\mathscr{#1}}
%\newcommand{\msf}[1]{\mathsf{#1}}
%\newcommand{\mbb}[1]{\mathbb{#1}}
%\newcommand{\o}[1]{\overline{#1} }
%\newcommand{\u}[1]{\underline{#1} }
\newcommand{\op}{\mathrm{op} }
\newcommand{\In}{\text{ in } }
\newcommand{\hyp}{\text{-} }
`$

$`\quad \xymatrix{
\cat{C} \ar[dr]_F
&{}
&\cat{D} \ar[dl]^G
\\
{}
&\cat{E}
&{}
}\\
\quad \In \mbf{CAT}
`$

コンマ圏 $`(F\DA G)`$ の対象は $`\An{c,\varphi, d}`$ と書きます。ここで:

  • $`c\in |\cat{C}|`$
  • $`d\in |\cat{D}|`$
  • $`\varphi: F(c) \to G(d)\In \cat{E}`$

コンマ圏 $`(F\DA G)`$ の2つの対象 $`\An{c, \varphi, d}`$ 、$`\An{c', \varphi', d'}`$ に対して、そのあいだの射は $`\An{f, g}`$ と書きます。ここで:

  • $`f: F(c)\to F(c')`$
  • $`g: G(d)\to G(d')`$
  • 以下の図式が可換

$`\quad \xymatrix{
F(c) \ar[r]^{\varphi} \ar[d]_f
&G(d) \ar[d]^g
\\
F(c') \ar[r]_{\varphi'}
&G(d')
}\\
\quad \text{commutative }\In \cat{E}
`$

[追記]上記の箇条書きと図式に間違いがありました。id:u23mjag さんのご指摘により修正しました。[/追記]

$`\mbf{I}`$ は単一対象と恒等射だけの自明圏とします。$`e\in |\cat{E}|`$ として、対象 $`e`$ をポインティングする関手を $`e^\sim`$ と書きます。

$`\quad e^\sim : \mbf{I}\to \cat{E}\In \mbf{CAT}`$

以下の図式から得られるコンマ圏は $`(F \DA e^\sim)`$ ですが、$`(F\DA e)`$ とも書きます。

$`\quad \xymatrix{
\cat{C} \ar[dr]_F
&{}
&\mrm{I} \ar[dl]^{e^\sim}
\\
{}
&\cat{E}
&{}
}\\
\quad \In \mbf{CAT}
`$

米田写像と音楽記号

$`F:\cat{C}^\op\to \mbf{Set}`$ は前層(反変関手)、$`a\in |\cat{C}|`$ とします。米田の補題〈Yoneda lemma〉によれば、次の同型があります。$`よ^\hyp`$ は米田埋め込み〈Yoneda embedding〉です。

$`\quad \mrm{Nat}(よ^a , F)\cong F(a) \In \mbf{Set}`$

この同型を与える写像は米田写像〈Yoneda {map | bijection | isomorphism}〉 $`\mbf{y}_{F, a}`$ です。

$`\quad \mbf{y}_{F, a} : \mrm{Nat}(よ^a , F)\to F(a) \In \mbf{Set}`$

米田の補題とストリング図 // 米田同型」に従い、米田写像をフラット記号、米田写像の逆写像をシャープ記号で表すことにします

$`\quad (\hyp)^\flat : \mrm{Nat}(よ^a , F)\to F(a) \In \mbf{Set}\\
\quad (\hyp)^\sharp : F(a) \to \mrm{Nat}(よ^a , F) \In \mbf{Set}
`$

音楽記号〈musical notation symbol〉を使う記法は微分幾何で使われていて(Musical isomorphism 参照)、座標成分添字の“上げ下げ”に合わせてフラット/シャープを使っています。ここでは、抽象度を下げる(自然変換の)エンコードをフラット、抽象度を上げるデコードをシャープとしています。

このコンマ圏は要素の圏

以下の図式を考えます。

$`\quad \xymatrix {
\cat{C} \ar[dr]_{よ}
&{}
&\mrm{I} \ar[dl]^{X^\sim}
\\
{}
&{\cat{C}^\wedge}
&{}
}\\
\quad \In \mbf{CAT}
`$

ここで:

  • $`\cat{C}^\wedge`$ は前層達の圏 $`\cat{C}^\wedge = [\cat{C}^\op, \cat{C}]`$
  • $`よ = よ_\cat{C}`$ は米田埋め込み(右下付きの $`\cat{C}`$ は、文脈から明らかなら省略)
  • $`X`$ は圏 $`\cat{C}`$ 上の前層 $`X:\cat{C}^\op \to \mbf{Set}`$

示したいことは次の圏同値です。

$`\quad (よ \DA X) \simeq \int_\cat{C} X`$

右辺はグロタンディーク構成ですが、前層のグロタンディーク構成は要素の圏〈category of elements〉と呼びます。コンマ圏から要素の圏への圏同値を与える関手 $`\Phi`$ を以下で構成します。

Φの対象パート

コンマ圏 $`(よ\DA X)`$ の対象 $`\An{a, \varphi, X}`$ を考えます。このコンマ圏の対象を $`\cat{C}^\wedge`$ 内で考えれば:

$`\quad \varphi: よ^a \to X \In \cat{C}^\wedge`$

圏達の2-圏 $`\mbf{CAT}`$ 内で考えれば:

$`\quad \varphi:: よ^a \twoto X : \cat{C}^\op \to \mbf{Set} \In \mbf{CAT}`$

米田の補題によれば、次の同型があります。

$`\quad \mrm{Nat}(よ^a , X)\cong X(a) \In \mbf{Set}`$

この同型を与える写像は米田写像 $`\mbf{y}_{X, a}`$ です。

$`\quad \mbf{y}_{X, a} : \mrm{Nat}(よ^a , X)\to X(a) \In \mbf{Set}`$

関手 $`\Phi`$ の対象パート〈object part〉は米田写像を使って定義します。

$`\quad \Phi(\An{a, \varphi, X}) := \mbf{y}_{X, a}(\varphi)\; \in X(a)`$

フラット記号を使って書けば:

$`\quad \Phi(\An{a, \varphi, X}) := \varphi^\flat \; \in X(a)`$

$`X(a)`$ は要素の圏 $`\int_\cat{C} X`$ のファイバーです。$`a`$ を固定した場合の $`\An{a, \varphi, X}`$ の形の“コンマ圏の対象”達は、ベース圏の対象 $`a\in |\cat{C}|`$ 上のファイバー $`X(a)`$ と同型になります。

$`\text{For } a\in |\cat{C}|\\
\quad \{\An{a, \varphi, X}\mid \varphi\in \mrm{Nat}(よ^a, X)\} \cong X(a) \In \mbf{Set}`$

$`a \in |\cat{C}|`$ を動かしてやると、$`\Phi`$ の像は、ファイバー $`X(a)`$ 達をすべて足した〈直和した〉集合 $`\sum_{a\in |\cat{C}|} X(a)`$ になります。これで、$`\Phi`$ の対象パートが全射になることが分かります。実際は全単射〈双射〉ですが、圏同値の条件としては全射だけで十分です。

対象パートとしての $`\Phi`$ が、総和〈シグマ型〉$`\sum_{a\in |\cat{C}|} X(a)`$ に値を取ると考える場合(通常はそう考える)は、値を依存ペアの形で書きます。

$`\quad \Phi(\An{a, \varphi, X}) = (a, \varphi^\flat)
\text{ where } a\in |\cat{C}|, \varphi^\flat \in X(a)
`$

単一の値 $`\varphi^\flat`$ と依存ペア $`(a, \varphi^\flat)`$ は置き換え可能〈interchangeable〉です。同一物だが、書き方を変えていると理解しておくのがよいでしょう。

$`\quad \varphi^\flat = (a, \varphi^\flat)`$

Φのホムパート

コンマ圏の射

コンマ圏の2つの対象 $`\An{a, \varphi, X}`$ 、$`\An{b, \psi, X}`$ を考えます。2つの対象のあいだの射は $`\An{\xi, \mrm{ID}_X}`$ の形になります。

$`\quad \An{\xi, \mrm{ID}_X} : \An{a, \varphi, X}\to \An{b, \psi, X}\In (よ\DA X)`$

ここで:

$`\quad \xymatrix{
よ^a \ar[r]^{\varphi} \ar[d]_\xi
&X \ar@{=}[d]^{\mrm{ID}_X}
\\
よ^{b} \ar[r]_{\psi}
&X
}\\
\quad \text{commutative }\In \cat{C}^\wedge
`$

米田埋め込みは充満忠実関手なので、自然変換 $`\xi`$ は $`よ^f`$ の形に書けます。

$`\quad \xymatrix{
よ^a \ar[r]^{\varphi} \ar[d]_{よ^f}
&X \ar@{=}[d]^{\mrm{ID}_X}
\\
よ^{b} \ar[r]_{\psi}
&X
}\\
\quad \text{commutative }\In \cat{C}^\wedge\\
\quad \text{where }f:a \to b \In \cat{C}
`$

コンマ圏 $`(よ\DA X)`$ の射
$`\quad \An{\xi, \mrm{ID}_X}: \An{a, \varphi, X}\to \An{b, \psi, X}`$
から $`f:a \to b \In \cat{C}`$ が一意に決まります。なので、$`\An{\xi, \mrm{ID}_X}`$ は次のように書けます。

$`\quad \An{よ^f, \mrm{ID}_X} : \An{a, \varphi, X}\to \An{b, \psi, X}\In (よ\DA X)
`$

要素の圏の射

[追記]ここから先の何箇所かで、$`\int_\cat{C}`$ が $`\int_A`$ となっていたので修正しました。[/追記]

圏 $`\cat{C}`$ 上の前層 $`X`$ の要素の圏 $`\int_\cat{C} X`$ の射は、3つ組 $`\An{f, s, t}`$ で表すことにします。ここで:

  • $`f:a \to b \In \cat{C}`$ (ベース圏の射)
  • $`s \in X(a)`$ ($`a`$ 上のファイバーの要素)
  • $`t \in X(b)`$ ($`b`$ 上のファイバーの要素)
  • $`X(f)(t) = s`$ を満たす。

次のように書けます。

$`\quad \An{f, s, t} : (a, s) \to (b, t) \In \int_\cat{C} X`$

$`(a, s), (b, t)`$ は、$`\int_\cat{C} X`$ の対象を依存ペアとして書いたものです。

ホムパートの定義

$`\Phi`$ のホムパートは次のような写像です。

$`\quad \Phi_{ \An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}} : \\
\qquad (よ\DA X)(\An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}) \\
\quad\qquad \to (\int_\cat{C} X)(\Phi(\An{a, \varphi, X}), \Phi(\An{b, \psi, X}))) \In \mbf{Set}
`$

$`\Phi`$ の対象パートは米田写像(フラット記号)で書けて:

$`\quad \Phi_{ \An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}} : \\
\qquad (よ\DA X)(\An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}) \\
\quad\qquad \to (\int_\cat{C} X)( (a, \varphi^\flat), (b, \psi^\flat)) \In \mbf{Set}
`$

$`\Phi_{ \An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}}`$ の定義は以下のようです。

$`\text{For }\An{よ^f, \mrm{ID}_X} : \An{a, \varphi, X} \to \An{b, \psi, X} \In (よ\DA X)\\
\quad \Phi_{ \An{a, \varphi, X}, \An{b, \psi, X}}(\An{よ^f, \mrm{ID}_X})
:= \An{f, \varphi^\flat, \psi^\flat})
`$

なんだかゴチャゴチャしてますが、定義を追いかければどんな写像かハッキリ分かるはずです。ホムパートの写像は可逆です。つまり、ホムセットのあいだの全単射〈双射〉を与えます。これは、関手 $`\Phi`$ が充満忠実であることです。

ここまでで、関手 $`\Phi`$ が“対象集合上で全射”かつ“充満忠実”であることが分かりました。圏同値に関する一般論から、$`\Phi`$ は、コンマ圏 $`(よ\DA X)`$ と要素の圏 $`\int_\cat{C}X`$ の圏同値を与えます。

$`\Phi`$ の関手性〈functoriality〉の確認は省略していますが、そこは各自補ってください。

どんな圏も、前層達の圏の部分圏

前節で、次の圏同値(実際は圏同型)を示しました。

$`\text{For }X \in |\cat{C}^\wedge|\\
\quad (よ \DA X) \simeq \int_\cat{C}X
`$

ここから先では、この圏同値(圏同型)が当たり前に見えるように説明を追加します。

まず、米田埋め込みを暗黙化します(背後に隠してしまう)。米田埋め込み $`よ : \cat{C}\to \cat{C}^\wedge`$ は埋め込みなので、$`\cat{C}`$ と埋め込み像は同一視できます。この同一視により、$`\cat{C}`$ は前層達の圏 $`\cat{C}^\wedge`$ の部分圏とみなせます。

$`\quad \cat{C} \subseteq \cat{C}^\wedge \In \mbf{CAT}`$

$`\cat{C}`$ の対象 $`a`$ は、何もしなくても $`a\in |\cat{C}^\wedge|`$ と考えます。「対象は前層でもある」とするのです。同様に、$`\cat{C}`$ の射 $`f:a \to b`$ は、何もしなくても $`f\in \cat{C}^\wedge(a, b)`$ と考えます。「射は前層のあいだの自然変換でもある」とするのです。

この状況は、以下のような絵に描けます。圏 $`\cat{C}`$ は、広い世界 $`\cat{C}^\wedge`$ のなかにスッポリ入り込んだ一部分です。

集合とホムセットの絵

集合はベン図で描きます。つまり、集合を内部を含むマル(円板)として描き、要素は円板内の一点として描きます。以下はとある集合と、その要素 $`s`$ を(赤色で)描いています。

圏のホムセットも集合ですが、一般の集合とは区別して紡錘形で描きます。紡錘形の両端の点(黒色で描いている)は圏の対象です。ホムセットの要素(圏の射)は点ではなくて矢印で描きます。以下はとあるホムセットと、その要素〈射〉 $`\varphi`$ を(赤色で)描いています。

米田の補題と米田写像の絵

$`a\in |\cat{C}|`$ 、$`X\in |\cat{C}^\wedge|`$ というセットアップでは、米田の補題は次の同型です。

$`\quad \cat{C}^\wedge(a, X) \cong X(a) \In \mbf{Set}`$

$`よ^a`$ と $`a`$ は同一視しています。上記の米田同型は、米田写像(フラット)と逆写像(シャープ)で与えられます。

$`\quad \varphi \mapsto s = \varphi^\flat \\
\quad s \mapsto \varphi = s^\sharp
`$

この状況を絵に描けば次のようになります。

左側の紡錘形は、圏 $`\cat{C}^\wedge`$ のホムセット $`\cat{C}^\wedge(a, X)`$ です。右側のマルは、要素の圏 $`\int_\cat{C} X`$ のファイバー(である集合) $`X(a)`$ です。米田の補題は、$`a`$ から $`X`$ へのホムセットとファイバー $`X(a)`$ が一対一対応することを主張しています。具体的な対応は音楽記号で表しています。

射のあいだの対応の絵

コンマ圏 $`(よ \DA X)`$ の射と、要素の圏 $`\int_\cat{C} X`$ の射は、一対一に対応します。コンマ圏の射は、$`\cat{C}`$ の射 $`f:a\to b`$ と、ホムセット $`\cat{C}^\wedge(b, X)`$ の要素で決まります。もう一方の要素の圏の射は、ベース圏の射 $`f:a\to b`$ と、ファイバー $`X(b)`$ の要素で決まります。

この状況を絵に描けば次のようになります。

左側は、カンマ圏 $`(よ\DA X)`$ の射を示しています。射は、$`f`$ と $`\psi`$ で決まります。$`\varphi`$ は $`f^*(\psi)`$ です。ここで $`f^*`$ は、$`f`$ によるプレ結合引き戻しです。

右側は、要素の圏 $`\int_\cat{C} X`$ の射を示しています。射は、$`f`$ と $`t`$ で決まります。$`s`$ は $`f^*(t)`$ です。ここで $`f^*`$ は、$`X(f)`$ のことです。

プレ結合引き戻しと $`X(f)`$ をどちらも $`f^*`$ と書きました。これらは圏同値(圏同型)を与える関手 $`\Phi`$ で対応しているのです。対応しているので同じ記号で表してもいいですが、もともとは違うメカニズムで定義されている違うモノです。そこは注意しましょう。

オーバー圏とファイバー付き圏

コンマ圏 $`(よ\DA X)`$ は、前層の圏 $`\cat{C}^\wedge`$ の部分圏 $`\cat{C}`$ に対して定義されたオーバー圏〈スライス圏〉 $`\cat{C}/X`$ と考えることができます。$`\cat{C}`$ は部分圏なので、$`X \in|\cat{C}|`$ とは限りません。

要素の圏 $`\int_\cat{C}X`$ は、グロタンディーク構成により作られたファイバー付き圏(の全体圏)です。前層 $`X`$ ごとにファイバー付き圏が構成できます。

オーバー圏 $`\cat{C}/X`$ もファイバー付き圏 $`\int_\cat{C}X`$ も、前層 $`X`$ をパラメータに持ちます。つまり、どちらも前層達の圏 $`\cat{C}^\wedge`$ 上のインデックス付き圏とみなせます。このインデックス付き圏達は、もとのコンマ圏や要素の圏より上位レベルに居る構造達です。

コンマ圏と要素の圏の対応がハッキリすれば、上位レベルの構造を調べることも出来るようになります。




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