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スピヴァックによる圏論文献案内と、彼の本の位置付け

昨日紹介したデイヴィッド・スピヴァックの圏論教科書 "Category theory for scientists" に関連する情報をもう少し。

arXiv版PDF http://arxiv.org/pdf/1302.6946v1.pdf の10ページ、"1.4 Category theory references" にこんなことが書いてありました。

現在入手可能な圏論に関する本のほとんどは数学者向けに書かれています。残りの少しは計算科学者向けです。より広い読者層のための本が必要だと感じて、私はこの本を書きました。

定評のある一般向けの圏論解説書としては、"Conceptual Mathematics"という、LawvereとSchanuelによる書籍が既にあります。しかし、"Conceptual Mathematics"の記述スタイルがこのコース(スピヴァックの講義)に適切とは思えません。もちろんそうは言っても、"Conceptual Mathematics"が明確でとても良い本であることに変わりはありません。

圏論のバイブルといえば、Mac Laneの"Categories for the working mathematician"です。このバイブル本は、そのタイトルが示唆するように、現役の数学研究者のために書かれたもので、私の想定する読者層にはチンプンカンプンでしょう。しかし、私の本("Category theory for scientists")を読み終えた人には、Mac Laneバイブル本は価値のあるリファレンスになるかも知れません。

他にお薦めできる良い本としては、Steve Awodeyの"Category theory"と、Barr and Wellsの"Category theory for computing science"があります。また、オンライン上のリソースでは、Wikipedia(の圏論関係の項目)と、nLabサイト http://ncatlab.org/nlab/show/HomePage がとても役に立ちます。

私のこの本は、定理と証明よりはむしろ、例と練習によって圏論について説明することを試みています。このアプローチが科学に携わる多くの人々にとって意義あるものだと希望/期待しています。

紹介されていた本へのリンクを以下に貼りますが、はてなのasin記法がうまくインライン表示されないことがあるようです。そのときは、アンカーをクリックしてください。

[追記]id:hirataraさんからの情報によると、Barr and Wellsの"Category theory for computing science"は、現在無料で配布されています。http://www.tac.mta.ca/tac/reprints/articles/22/tr22abs.html からダウンロード出来ます。あるいは、http://www.math.mcgill.ca/triples/Barr-Wells-ctcs.pdf[/追記]




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