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「ビデオ機器の操作を女性が行う」という描写の意味が、約30年で変わった?のかも(またパトレイバー話)

パトレイバー話は長引く。



路児矢 無庵
@zonaha
今見ると面白いのは荒川の分かりやすい女性蔑視。持参したビデオテープを南雲隊長に女性と言う理由でセットさせる。この3人でビデオ画像を見る時も意地悪しているかのようにどかないんですよ。
荒川は権威主義で特車二課の人間をかなり下に見ているというのもわかりやすい。何しろ彼は自分の話が聞き流されるのが嫌いなので、ちょくちょく後藤隊長に怒るのだが、後藤隊長は計算尽くで聞いていないふりをして全部聞いている。
そうすることで荒川の会話の中にある違和感を焙りだして、本音を垂れ流すのを待っている。
中盤以降に気分が良くなった荒川はおそらく柘植が言いそうなことまで吐きだしてしまう。


この話、ちょっと面白いのは、時代の中で意味が反転してること。


たとえば「家同士が話し合って決めたお見合いの結婚じゃなくて、町で偶然知り合ってお互いが好きになった恋愛結婚だなんて!体裁が悪いわ」
とか
「資格を持って、働いてお給料をもらう『職業婦人』になりたいですって?我が家からそんな娘ができたら、恥ずかしくて顔向けできませんよ!」
みたいに、時代によって意味が「正反対」ぐらいになっちゃって、それで話がややこしくなってる、ってこと。





上にあるような前提があるから、逆に「反転するとギャグになる」もあるんですよね。
可愛い若い女性が家事全くダメ、目突きの鋭くてガタイのデカい悪そうなやつが家事全般おまかせで、そこに依存する→ギャグになる、みたいな。
kuragebunch.com

しかし…上の作品も2020年代前半に大ヒットしたから、ちょっと困るんだけど(笑)、あれやヤクザまでトッピングしたからな。
男が家事して女性が家事ダメ、それが反転させた売りになる、はまあーーーー、そろそろ、耐用年数が切れかけ……がはじまってる、んじゃないかな。
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「未婚の母」や「授かり婚(結婚の前に妊娠がある)」も、過去作品の前提条件がいろいろ「?」になったりも。
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たとえばこの「焼いてるふたり」、マッチングアプリで結婚したことを秘密にしたがっていた、という設定だったが、これもすぐに時代が追い付いて追い越すだろうな、感が最初からしてた。
いまはどうだろうな。

第53話 ずっと言えなかったこと

comic-days.com

焼いてるふたり マッチングアプリでの結婚は当初秘密だった
焼いてるふたり マッチングアプリ結婚はなんとなく隠したがる時代があった





それと同じで
渋い切れ者中年「男性」が、機械の前でビデオ再生の操作もできずに困り顔、その場にいた「女性」があきれながら、代表してビデオ機器を操作するーーーってのは、「通常のステロタイプを反転したシチュエーション」ちょっと笑いを誘う場だったのだけど、
おそらく、喜ばしいことにその通常、前提自体が衰えていった……
その結果、1990年代当時にそのステロタイプを打破するのに効果があっただろう描写に、非難の目が向けられるというね。



そういうことは、確かにありそうな気がします。


また、もっと一般化すると、その時、その場で、ある人物がその役目を行うことが「身分、地位、権力関係の象徴」であることもあれば「能力、技能、資格的に、その人物がやるのが最適解だから」やっている、もある。

最近、たとえば漫画の中で料理を担当する人、掃除を担当する人……なども
どっちで区分すべきか難しくなってるよな。

料理は得意な方がやってるだけ ウィッチウォッチ

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ジェンダーロールとビデオ機器操作



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