民主主義は最悪の政治形態といわれてきた。他に試みられたあらゆる形態を除けば チャーチルの名言
タイトルはこの話を変形させて「世論調査(選挙前は「情勢調査」)」に当てはめたんだが、基本、これに付け加えることはない。
電話を使う手法に限界あるし
主催するメディアのイメージによるバイアスもあるだろう
高齢者しか答えない的な偏りもあるだろう
それをアナウンスすることで逆に状況が動くこともあるだろう
現代の世論調査、情勢調査の弱点はここ参照
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しかし、いわゆるランダム・サンプリングの世論調査より、民意を正確に測るすべなんて、いまのところは見つからない、と言っていいのではないか。ネットアンケート?顔じゃねぇんだ!!
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そして本題
情勢調査に基づく予測は過去のデータに乗ってやっているので、前例のないことには弱い。今回は性急な解散に野党第1党が謎新党になってしまって、調査側も有権者も混乱しているので、予測が当たらない可能性は今までよりも高いでしょうね。
— 菅原 琢 ニュースレター配信中! (@sugawarataku) February 3, 2026
比例投票先として自民がこれまでの大勝回と比べても高くない(30%前半)こと、政治のかたちとして与野党伯仲を臨む有権者の割合が依然として結構多いことを考えると、「300以上をうかがう勢い」という情勢報道を受けて「勝たせすぎはまずい」という動きをする有権者は割といるかもしれない。
— 河野有理 (@konoy541) February 2, 2026
ちょっと昔話をして自慢するけど、
このブログは2004年に始まってる(!!!)。そしてかなり昔から、世論調査の精度やバイアス、強みと弱みなどを政治というより科学の分野、あるいは「この結果が実際とずれてるのはなぜかな?考えてみよう!」的な面白クイズとして楽しんで受容してきた。
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そして
この時期は、まさに固定電話→携帯電話のシフトが爆発的に進み、電波や新聞のようなメディアが、ネット、SNSのオルタナと対峙し、いわゆるマスコミ不信が膨らんでいく、あるいは「個人情報」が守られるようになる時代だった。
ほかにも深く、専門的な知識をもとに世論調査や統計の問題を語れるサイトは星の数ほどいるだろうけど、
この時代を追うことはタイムマシンが無いとできない。
たとえば2010年代、大手の新聞社は全て固定電話で調査していた。携帯電話に調査しないことでバイアスが出るのでは、という声はその時代からあったが、「実際に調べて見たら、携帯にかけても固定電話にかけても差は出ないんですよ、ふふん」とどや顔で言ってたんですよ(2010年)。ただ、当時は確かにそうだったのかもしれない。
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2016年に韓国で世論調査と選挙結果の乖離があり、そのへんから携帯も対象になってきた。
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そんな歴史があることは、その当時から追ってないとわかんないでしょ(笑)?
ちなみにな、オバマ当選前後、ゼロ年代は、逆に新手法とかあって、情勢調査通りにピタリの結果が出ることが相次ぎ「こんなに事前の調査が当たってしまったら、選挙って意味があるの?」ぐらいの話がでていた。
それが、トランプというジョーカー(変な言葉だな)によって…
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いまや「知らない電話番号には最初から出ない」が常識になりました。
メディア各社の情勢調査は、年々難しくなってきています。従来行われてきたのはオペレーターを使っての電話調査やオートコール(電話の音声ガイダンス)による調査ですが、昨今は高齢者層しか家に電話を設置していないため、全世代のトレンドを捉えられない。 https://t.co/7imKWHD7vI
— 週刊文春 (@shukan_bunshun) February 2, 2026
つまりこういう問題が出てくると。
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ただし大前提。「世論調査の数字がそももそも正しいか、証明できる機会は選挙ぐらいしかない。この結果が大幅に外れてたら、普段の他の世論調査も信頼できない、ってこと」。
再掲載
この話は何度も書いている、「常識」というか「大前提」の話なんですが、知らない人は知らないかもしれないので、こういう節目に再論。
メディアが議席予想数、選挙予想に力を入れるのは、通常の世論調査の「点検」という意味もある。
世論調査は通常の調査の場合「その数字は本当に正しいのか」という結論は最終的にはだせない。
しかし選挙結果の予測なら、事前の調査結果と現実の結果でどの程度の差異が出たかがはっきり分かる。
だから普段の調査の信頼度を計れる「テスト」として、選挙の事前予想に挑むのだ。
選挙の情勢調査、議席予測なんてせいぜい2週間、出口調査に至ってはせいぜい数時間後には、実際の結果が出てくるものなんです。
それに対して、なぜにあんなに必死になって調査してるのか、というと、これを外すと常日頃からやっている世論調査の正統性までに疑義を生じてしまうのですな。
あともさまざまに面白い話があるんですが(世論調査は項目とかそのほか、実に細かいテクニックがある)過去記事だけでも面白いのがあり過ぎて(自賛)、ぜんぶ紹介できないので
むしろこのブログ内を「世論調査」で検索して、面白そうな過去記事をみてください。
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たとえば2本、総括的な話。
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