最近、偶然目にした2021年のツイートです。
企画書って、死屍累々なんです。前にエッセイで書いたかもしれないけど、「ゼロテスター」が39話で終わりそうになったとき、続行したかった会社(当時は東北新社サンライズスタジオ)は最悪でも新作でその放送時間帯を確保しようと考え、手塚治虫さんに協力を依頼しました。つづく。
— 高千穂遙 (@takachihoharuka) April 6, 2021
高千穂遙
@takachihoharuka
·
2021年4月6日
練馬の旅館に一晩だけ手塚さんを呼び、企画書をつくるべくストーリーをつくってもらった。そこにわたしが呼ばれ、相手役を頼まれたんです。話を聞きつつ相槌を打ったり、詳しい説明を手塚さんに求めたりするという任務。即引き受けて、飛んでいきました。つづく。
高千穂遙
@takachihoharuka
·
2021年4月6日
夜ようやく旅館にやってきた手塚さんは、いきなりストーリーを語りはじめたんですが、こちらの反応がいまいちと見ると、すぐに「じゃあ、べつのやつ」と言ってつぎつぎと新しいアイデアを繰りだしてくる。それが一晩中。朝までにでてきたストーリーは10本以上ありましたね。つづく。
高千穂遙
@takachihoharuka
·
2021年4月6日
わたし個人の感想ですが、そのうちの半分以上が思いつきレベルの、ちょっとそれはという内容。数本が並クラス。でも、2本は間違いなく、完成したら傑作になるアイデアでした。それらのネタはすべて録音され、スタッフがスタジオに持ち帰った(はずです)。つづく。
高千穂遙
@takachihoharuka
·
2021年4月6日
で、どうなったかというと、「ゼロテスター」は無事に続行が決まり、40話から「ゼロテスター 地球を守れ!」となって、手塚さんのだしたアイデアは全部没になったのです。いまは、その録音テープがどこにあるのか、っていうか、そもそも保存されているのかどうかもわかりません。つづく。
高千穂遙
@takachihoharuka
·
2021年4月6日
ちなみに、そのアイデアですが、手塚さんは1本たりとも漫画やアニメにしていません。完全に失われました。その作業に立ち会ったわたしは、手塚さんのすごさを目の当たりにして圧倒されましたね。あんな人は、もう2度とあらわれないと思います。以上、企画書死屍累々の話でした。(^^;
ブラックジャック創作秘話でも、100Pを挙げてヘロヘロになった手塚が、最初の打ち合わせで「3つ話を考えたんです!」と言い出して仰天させるシーンがありました
「ブラックジャック創作秘話」を紐解くと、連動するような回想が必ずあるのだから、高千穂遥氏の記憶と回想、この漫画作品、両人ともに名人…。https://t.co/AtkaqMvAdE pic.twitter.com/qRgYPwBHXd
— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2025年8月21日

で、実はこの高千穂遥氏が、手塚治虫のこのアイデアの「数」に圧倒される話、自分は既に読んでいる・・・・どこで読んだか記憶があいまいだが、たぶん文庫版「ノーマン」の解説だ。
自分が過去記事でそう書いていたので、おそらく間違いないだろう(笑)
これを、あとで読み直して、ページ画像をパシャリと撮って、引用して…というのをあとでやろう!と思って、14年そのまま放置してたようです(笑)
同じ内容を、同じ人が、SNSという無料の場所で語っていたので、ありがたく紹介した次第。
高千穂遥の天才スケッチ 小松左京編
過去記事です
m-dojo.hatenadiary.com