これが話題になっている。
togetter.com
公安調査庁のこういう試みはまず、高く評価できるものだし、タックスペイヤーとしても大満足だ、ということを最初に書いておく。
と、同時に、オウム事件という確かに特異な事件だから、特別な措置としてこういうことを行っている…、のでなく、『本来は事件・事故、あるいはそれ以外の歴史的変動に際して、公的な資金とマンパワーで「ネットアーカイブ」が作られるべきである』という一般化の方向に持って行きたい、ということであります。
たとえば、平成令和の御代を振り返るなら、当然
…などが挙がるだろう。たとえば幅を広げて「日韓W杯」「バブル経済」などでもいいし昭和的には「グリコ・森永事件」「三島由紀夫事件」などでもいい。
多くは警察・消防の無線記録が当然のように残っているし、東日本大震災(福島原発事故)の「東電テレビ会議」がそのまま一級の歴史資料になっている。
これはほかの事例でも同じだろう。そして現場から中央の管制室とやり取りする報告や指示はそれだけで今後の参考になろう。
手探りで対応を模索したコロナの専門家会議も、議事録の元になったであろう音声で聞けば、緊迫感はさらに大きくなる。
ことは音声・映像記録だけではない。
オウム事件で、日本にはないのに、米国議会では重厚な調査報告書が作成されたのは有名だ。(それだけ毒ガステロ、カルトのテロには世界が戦慄したということだ)
米国議会と日本の国会の両方を見る立場にいた。日本の国会では予算委員会でこの問題が取り上げられたが、数々の質問に警察官僚は「捜査に支障が出る」との理由でほとんど答弁を拒否した。
一方の米国議会では民主党のサム・ナン上院議員が委員長を務める軍事委員会が3日間にわたってオウム公聴会を開き、サリン事件を冷戦後の安全保障における重大課題と位置付け徹底した審議を行った。
フーテンが驚いたのは米国議会の付属機関である議会調査局のメンバーが、日本だけでなくロシアやオーストラリアなどオウムの支部があった国々に派遣され、オウム教団についての調査活動を世界規模で行っていたことである。
テロ事件であるからCIAや軍の諜報機関もそれぞれのルートで調査を行ったとは思うが、それとは別に議会が独自に調査を行っていたのである。派遣されたメンバーはそれぞれ報告を行ったが、そこには日本の警察から提供された日本では未公表の情報も含まれていた。
またオウムは1987年にニューヨークに支部を開設していたことから、公聴会にはFBIやCIAも証人として喚問された。いつからどこまでオウムを把握していたかを追及するためである。当然ながら議員の質問にFBIもCIAも答弁拒否などできない。
日本の国会の官僚答弁に腹立たしさを覚えていたフーテンは、公聴会のビデオテープを自民党の若手議員に見せ感想を聞いた。若手議員はただ「うらやましい」というだけだった。
議会調査局は議会図書館の一部局である。900人の専門調査員が世界で起きているあらゆる問題を調査研究し議員にレポートを提出する。議員はそれを立法の参考にする。
…※という話は聞くんだけど、アメリカ議会なら、このオウム事件にまつわる「米国議会調査局報告書」が公開されてないかな? だれかリンクなど見つけられますか??
ちなみに、民間のオウムアーカイブもあるのだという。元南山大教授の渡辺学氏が、現職時代に入手した資料を含めデジタル化、アーカイブ化している。(「南山宗教文化研究所」所蔵だそうだ)
個人情報の問題や教団側プロパガンダに使われる懸念から一般公開はしていないが、研究機関からの公益性ある要求に対して資料を提供しているのだとか。
ん?なんかすごいぞこれ??
kenkyushoho-vol-19-watanabe-manabu (1)
南 山宗教文化研究所所蔵
オウム真理教関係未公開資料の意義について
渡邉 学
Watanabe Manabu

こういった麻原発言を映像資料から記録にしているわけだ。
そして、クンダリニー・ヨーガにおいては、グルグルグル、グルグルグル、ああ、グルグルグル、グルのためにはいつ死んでもかまいません。グルグル、頭の中にはいつもグルのことばっかし。グルのためだったら死ねる。グルのためだったら殺しでもやるよ。こういうタイプの人ね。この人はクンダリニー・ヨーガに向いている人なんだね。わかるかな。そして、そのグルがやれと言ったことすべてをやることができる状態――たとえばそれは殺人も含めてだ――これも功徳に変わるんだよ。
だから、そのどのプロセスをたどっていくか、条件によって変わってくるわけだ。そしてそれは、今の日本のね、宗教理念から言ったらね、特に最後のクンダリニー・ヨーガは受け入れられづらいだろうなと、私は考えている。
私も過去生において、グルの命令によって人を殺しているからね。自分が死ねるか、カルマになる人を殺すということはできないものだよ。しかし、そのカルマですらグルに捧げたときに、クンダリニー・ヨーガは成就するんだよ。わかるかな、言っていることが。
デジタルアーカイブは、有名な故人の仕事なども・・・・・・
ネットアーカイブは、何と言ってもアクセスがしやすいことが利点だが、それに負けず劣らず「実物を保存するより物理的コストが圧倒的に低い」という事も重要だ。
たしかにデジタル化も、サーバーの安全な保存(バックアップ)も費用はかかるが、じゃあ実物資料をどこかに保存しますか、というのに比べたらね・・・・・
世界的大作家・大江健三郎の資料だって、「デジタルアーカイブ」のほうで保存公開されているのだ。
大江健三郎文庫は、小説家・大江健三郎(1935-2023)に関する、多彩な資料を有する文庫です。
1)「自筆原稿デジタルアーカイブ」
2)「関連資料コレクション」
3)「書誌情報データベース」
の3つの要素から構成されます。
1)「自筆原稿デジタルアーカイブ」は、生前大江氏から寄託していただいた、自筆原稿・校正刷など、約1万8千枚のデータが閲覧できるアーカイブです。「死者の奢り」(1957年)から「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」(2013年)にいたる、すべての年代の小説作品に加え、評論作品等の原稿も幅広く収録しています。
2)「関連資料コレクション」は、大江氏の著書(初版本)、作品が掲載された雑誌、また研究書・関連書籍等を網羅的に所蔵するものです。その多くが、『大江健三郎書誌稿』(私家版)の編著者であり、大江研究者でもある森昭夫氏からの寄贈資料です。また森氏の寄贈図書以外にも、翻訳、外国語の研究書なども収集し、世界文学としての大江研究の基礎資料の構築にも力を注いでいます。
3)「書誌情報データベース」は、大江氏の著作、関連文献について整備された情報を検索・閲覧するものです。森氏から提供していただいた『大江健三郎書誌稿』のデータを基礎とし、大江氏の著書、初出となる雑誌の掲載情報ならびに自筆原稿に関する情報を組み合わせ、多様なアクセス方法を提供する画期的なものとなっています。
上記1)と2)は大江文庫内でのみ閲覧が可能です。
3)は一般にも公開されています。【書誌情報データベース】
丸山真男も。
maruyamabunko.twcu.ac.jp
2. 丸山眞男文庫所蔵資料の調査研究とデジタルアーカイブ構築
丸山文庫には12,200冊の開架図書以外に、6,000冊以上の書きこみや折りこみのある図書・雑誌、その他、多くの楽譜類、草稿ノート類、書簡などが所蔵されています。過去13年間の調査によって、その全体像はかなり明らかにされてきました。しかし多くの資料に関する研究や内外学界への紹介は、今後の課題として残されています。本テーマでは、これらの一次資料類の調査や研究、重要なものの翻刻や出版、デジタルアーカイブとしての構築を行なうことで、国内外研究者による資料への接近を容易にし、丸山の思想と学問に対するいっそう深い理解を得ること目指します。
デジタルなんて味気ない、そんなのはいやだ…と言っていると、こんな未来が待つ。
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