まず、この本ということでなく新書全体に言えるのだが「令和になって、いい時代だねえ」とつくづく思うのは
各社の新書において(特にブックウォーカー―のページ数が多いと思う)、「試し読み」がネット上にあり、その範囲でだいたい「序文」「前書き」は読める、という時代になっているのです。
この本も
bookwalker.jp
やはり前書き、序文は著者の意気込みもあらわれるし、ぶっちゃけこれを読んで購入・非購入を決める人もいるから商業的な思惑もある。
この本はこうだよ!!とプレゼンテーションをする意欲にあふれてるのだ。
だから、
「新書刊行情報を公式Xアカウントなどで得る」⇒「ブックウォーカーに飛んで書名を検索、前書き・序文を読んでみる」というのを、一つの趣味としてお勧めしたい。
そして自分は新書の内容も、覚えておきたいことはメモするけど、この前書き部分を抜き出していきたい、と思う。たとえば

のように、紹介したいと思う、今後とも新書を。
で、この本
たとえば上皇が、若き日々に農村の若者と「懇談会」をしていたことや
ハンセン病療養施設の訪問、
”マイホーム主義”への批判
提灯行列の復活・・・・・・・
などなどの興味深いトピックもあったけど
それ以上に超びっくりして、ぜんぶそういうのがふっとんだのが「あとがき」
だった!!!
以下、紹介。
…宮内庁は同年九月二三日、ホームページの「皇室関連報道について」で、「平成二八年八月二七日付け毎日新聞朝刊の「危機の30年」と題する記事の中で、原武史氏は…と述べています」とあるように、私の名前に触れながらこの発言を取り上げ、異様に長い反論をしています。そして最後に、こう結んでいます。
宮中祭祀や地方ご訪問については、戦後から既に天皇と皇后がお揃いでなさっておら御成婚後の今上両陛下は、これをそのままに受け継がれ、昭和、平成とお続けになってられるものであり、平成になってから、宮中祭祀や地方ご訪問を両陛下でなさるようにわったという事実は全くありません。
以上のことについては、過去にも宮内庁ホームページで事実関係を詳しく説明し、返し注意を喚起してきたところ(中略)でありますが、未だにこうした基本的な事実認せずに皇室について議論がなされることは遺憾であり、第三者の対談ではありますがこの点の事実関係の誤認については毎日新聞社にも伝えました。この文章には正直言って驚きました。
私の発言に誤解を与える余地があったにせよ、世界中の誰もが自由に閲覧することのできるホームページで私を名指しした上、「未だにこうした基本的な事実を確認せずに皇室について議論がなされることは遺憾」と一方的に断定する語調には、単なる反論を超えた感情がにじんでいるように思われたからです。
しかしもちろん、私は「基本的な事実を確認せずに皇室について議論」をしているわけありません。この言葉は、宮内庁にそっくりお返ししたいと思います。昭和天皇と香淳皇后が行ってきた宮中祭祀や行幸啓を、天皇明仁と皇后美智子が「そのままに受け継がれ、昭和、平成とお続けになっておられる」(傍点引用者)という反論が全く当たっていないことは、本書で縷々述べた通りだからです。
その意味で本書は、私自身に向けられた宮内庁の反論に対する「再反論」として書かれたと言っても過言ではありません。
ある事情通から聞いた話ですが、特定の人名に言及して宮内庁がここまで反論するのは、きめて珍しいそうです。こんなことは、宮内庁単独の判断ではできない。その背後にはどうやら皇室関係のすべての記事を日々チェックし、目を光らせている「ある人物」の存在が見え隠れしているようです。具体的な名前は控えますが、その名前を聞いたとき、なるほどと思ったこともまた確かでした。
(221-222P)
「ある人物」は
・皇室関係のすべての記事を日々チェックし、目を光らせている
・「そして宮内庁HPで反論せよ」みたいな意思を通す力を、宮内庁に行使できる。
・その名前を研究者が聞くと「なるほど」と思う・・・・・・・・・
いよいよナゾの核心にせまる!となるのか、どうか。

