山下和美「世田谷イチ古い洋館の家主になる」最終回
いま2巻出てるから、全3巻かな?
たぶんブログで一回紹介してるけど、自分はこの作品を飛び飛びで読んだので、正式な流れをつかんでない。
ただ、その飛び飛びの回の印象でいうと
その、「古い洋館を保存せよ」という自分たちの運動は絶対的な正義ではない、ということを少し認識してる。
その上で、やはりあらゆる手段を尽くしてその洋館の解体を阻止しようとしてるので、ちょっとピカレスク…ナニワ金融動的な法律や、様々なブラフを行う戦略的な駆け引きがあった、
世田谷イチ古い洋館の家主になる…と記憶している。そこが少し面白かった。
と、同時に…これはごく一部だったみたいだけど、元の家の住人である「尾崎行雄」に関してごく短い紹介マンガをかいていて、ここも興味深かった。
世田谷イチ古い洋館の家主になる、から尾崎行雄伝
そして、最終回だから、もちろんある程度の区切り、決着が付くのだけど…ほうほう、こうなったのか、と思いました。
秋本治氏は、こち亀というとんでもない金字塔の建設を終えたのだから、あとは好きなことをする権利がある。
ちょっと一昔前ともいえる「西部劇」の中に、いかにも現代的なガジェットなども交えて、アクションを描いたのだし、それは十分に及第点‥‥10巻以上の巻数を数える作品になった。
自分が「こち亀」に持ったような愛情というか、高評価を与えたい作品とは正直言えないけど、秋本治が楽しんで描ければ、それで何もいうことはない。
グランドジャンプは「カモのネギには毒がある」もなかなか楽しい。
注意喚起をともなう詐欺・悪質商法、勧誘を描く作品と考えれば、「クロサギ」や「テロール博士の怪しい授業」など、これも青年誌では必要なジャンルと思う。
そして内容も結構楽しいし、ひところ話題の「行動経済学」を知る機会にもなるはず。
作者はヤンマガでかつて「新・信長公記」を書いてた人で、それは設定も含めてうーん、面白いと言えば面白いが、それほどでもないといえばそれほどでもない…みたいな感じでした、個人的には。
だが「カモのネギ」は面白い作品と言い切れると思う。