米軍への「ヤンキーゴーホーム」はヘイトスピーチに該当するか? - Togetterまとめ http://togetter.com/li/717691
というまとめを作ってるので、そちらを参照してほしいが、ことの発端はかく書かれたツイート。
有田芳生 @aritayoshifu 2014-09-10 09:46:50
自民党ベテラン議員が「米軍にヤンキーゴーホームと叫ぶのもヘイトスピーチ」とある会議で発言した。「ヘイトスピーチ」を規制するプロジェクトチームに関係している議員だから、驚き、しかしこれが現実だと思うしかなかった。国会議員が「アサッテ君」の息子である小学生と同程度の認識とは情けない。
最後の「アサッテ君」の解説なんかもまとめにはあるので、そちらを参照のこと。
ほか、このツイートがある前、沖縄の反基地活動における「ヤンキーゴーホーム」を含む言動を批判した記事があった。
週刊新潮(転載)
https://www.tokyo-dome.co.jp/hall/schedule/
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131119/dms1311190734004-n1.htm
んで。そもそも
「米軍にヤンキーゴーホームと叫ぶのもヘイトスピーチ」
というこの命題、正か偽か、どうか。
少なくともだ、この議論は1丁目1番地とはいわないが、1丁目の3番地か4番地に位置するもんでな。すなわち、政治的な批判言動とヘイトの間だ。
実際、ヘイトスピーチ問題の理論的指導者のひとりであったノイエホイエ氏はこう留保つきながら語っている。
noiehoie @noiehoie
ヤンキー・ゴー・ホームは、厳密に言えば、ヘイトスピーチですよ。ただし、「ヤンキー」がそう叫ばれる社会の中でどの立ち位置にいるかが、差別かどうかを分けるポイントになりますよね。 RT @gryphonjapan: 「ヤンキー・ゴーホーム」は駄目ですかね
https://twitter.com/gryphonjapan/status/340511837911146496
【追記】忘れてた忘れてた、これがあったんだっけ
http://kanrishoku.jp/facebook/column/095.html
「ヤンキー・ゴー・ホーム!」は、アメリカの軍産複合体の権力者とアメリカ国民を同一視する反人民的思想と言わざるを得ない。「朝鮮人は出ていけ!」も「ヤンキー・ゴー・ホーム!」も、そして「ジャップ・ゴー・ホーム!」も、排外主義的なヘイトスピーチなのである。それゆえ立法化が期待されるヘイトスピーチ規制法では、等しく取り締まりの対象となるだろう。
小林健治
1950年、岡山県生まれ。解放出版社事務局長を務める。1980年から、部落解放同盟中央本部・マスコミ対策部文化対策部/糾弾闘争本部の一員として、出版・新聞・テレビにおける差別表現事件にとりくむ。にんげん出版代表。
私見のみ。「ヤンキー・ゴーホーム」が仮に該当しないとするなら、たぶん2つの論理があって
1:「米軍人(沖縄駐留)」という仕事は自分の選択であり、また辞めようと思えばやめられるものだから
2:マイノリティ(弱者)からマジョリティ(強者)へは該当しないから/のどっちか、あるいは両者からだと思う。ただ、この二つを掲げると、さらに矛盾や不整合が生じる…このへんの議論は、やっぱりしておいたほうがいいと思います。(だからまとめたのだけど)
と、まとめのコメント欄には書きましたが、そこからさらにふたつの問題について補足。
第一部 生来の属性か、自分で選んだ変更可能な属性か、について。
職業、というか自身の生来ではない、変更可能なものに対してのものに対してなら「ヘイトスピーチ」ではない、という議論があるようです。
ここらへんでやっぱり思い出すのは「軍人は人殺しだ」「兵士は人ごろしだ」という種類の批判ですな。実は「闘う民主主義」のドイツにおいて既に問題になってんねんで。
http://apc.cup.com/apc201001_12_13.pdf
湾岸戦争の最中、ある平和運動家が自分の車に、ヴァイマル共和国時代の文筆家、クルト・トゥホルスキの「兵士は人殺しだ」という警句を貼って「民衆扇動罪」に問われた。
トゥホルスキは、1931年8月4日に発行された『ヴェルトビューネ』で、「4年間、国中で人殺しが義務とされ、そこから離れるのを厳しく禁じられた。私は人殺しと言ったか?もちろん人殺しと。兵士は人殺しだ」と論じていた。94年9月19日、連邦憲法裁判所はこの活動家に無罪に無罪を言い渡した。それは、「言論の自由」を擁護したからではなく歴史的引用の明示を理由としたものであった。
この判決に連邦軍や保守派は激しく反発、2日後連邦議会は「人殺しレッテルの容認は兵士から法的保護を奪い兵士の人間としての尊厳を損なう」という抗議決議を可決した…ロンホーフ少将は「兵士が人殺しと同じなら、連邦憲法裁判所はナチス民族法廷に匹敵する」と敵意を剥き出しにした。
この事例は師岡康子氏の新書「ヘイトスピーチ」でも引用され、書評ニュースサイトという珍しい試みをしている新発ニュースサイト「LITERA」でも紹介されている。
ヘイトスピーチ法規制で“反日”取締まり!? 安倍政権の危険な本音 http://lite-ra.com/2014/09/post-422.html @litera_webさんから
イギリスでは、ファシストのデモ規制を主な目的として、「1936年公共秩序法」という法が制定された。しかし、この5条では言動の内容が人種主義的であることを要件にしていなかったため、炭坑労働者のストでの演説などにも適用されている。
50年代に失業者が増加し、非白人移民労働者への暴行や暴言が多発したことをうけ制定された「1965年人種関係法」は、差別の禁止条項を含んでいたが、その数少ない有罪例のうち2件は、黒人解放運動の指導者など非白人の活動家であった。
日本と同様に第二次世界大戦の敗戦国であり、他民族への大規模迫害という国家的犯罪の過去を持つドイツでは、……濫用が指摘される事例もやはり存在する。91年の湾岸戦争のさなか、平和運動家が、自身が所有する車に「兵士は人殺しだ」……「他人の人間の尊厳を攻撃する行為」を犯罪とする「民衆煽動罪」で起訴された。この警句は、ナチスを批判していたドイツ生まれのユダヤ人作家、クルト・トゥホルスキーの文章からの引用であった。結果的には「兵士は人殺しだ」との表現はこれに該当しないとして無罪になったものの、「ドイツ連邦軍兵士は人殺しだ」という表現であれば「民衆煽動罪」にあたるという解釈が提示されたという。
ちなみに、師岡弁護士は悪質なヘイトスピーチには法規制が必要であるという立場だが、それでもこうした拡大解釈の危険性があることは認めている。いずれにしても、欧州ですらこういう言論弾圧に使われている
だが、なぜ非白人の活動家が有罪になり、炭鉱労働者スト演説に適用され、「兵士は人殺し」が訴訟になると、それがいきなり「濫用」や「言論弾圧」になるのかはよく分からない。少なくとも内容次第ではないのかいな?
そもそも「こんなにドイツは厳しい」と同国がかりに賞賛されるなら、裁判そのものは『過去の警句の引用』で無罪となったものの「ドイツ連邦軍兵士は人殺しだ」は扇動罪だとの解釈が司法で示され、議会が抗議決議をしたわけで。
「兵士は人殺しだ、はヘイトスピーチか」という問い、これだけでも結構難問ですよ。
逆説や異端の哲学、宗教的信念なども関係してくるから。
今東光という坊主兼作家は偽悪的な言動や作風で知られたが、
http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10025839811.html
今東光 「自衛隊は人殺しが役目なんだから、しっかり人を殺せ。俺は坊主だから引導をわたしてやる」
作家で天台宗僧侶(とっても偉い位)の今東光が参議院議員のときの発言。なんかの役職だったかな。
和尚と呼ばれていたと思うけど、天台宗って和尚というのかな。
彼は「平凡パンチ」か「プレイボーイ」かに人生相談のコラムももっていた。
この発言はだいぶ問題になりました。
なんてのも言ってるわな。
他に、職業とヘイトということでは軍隊、自衛隊に加え警察もか。
http://blog.goo.ne.jp/soraoayumu/c/0f754fe2a0feb8aaa427585436a057ac
この教師は授業中、「お父さんが警官、自衛官の子は立ちなさい」と命じた。数人がオドオドしながら立つと、クラス全員に「この子たちのお父さんは、ベトナムで戦争し、学生を警棒でなぐっている悪い人たちです」といい、「立っていなさい」と理不尽にも放課後、夕方まで立たせていた。帰宅した息子からこれを聞き激怒した筆者はN校長に抗議の電話をかけた。ところが校長は「相手は日教組、争わない方がよい」と応えた。
2(008年10月21日 産経新聞「正論」にて、佐々淳行氏)
中絶に携わる産科医を「人殺し」と批判するという話はアメリカの「プロ・ライフ」活動家の言動として珍しくなく「中絶病院を爆破するのは、ナチの強制収容所を解放するのと同じ理由で許される」などとして実力行使に及ぶ例もままある。
いま、また例によって見つからなかったが、呉智英の「危険な思想家」では、動物愛護の観点から三味線のための猫の捕獲業者を執拗に妨害する運動家の例もあったな。「仕事なんてほかにいくらでもある。三味線のために猫を捕まえる仕事なんて許せない」…というね。屠畜業者への偏見もしかり。古い偏見、差別観だけでなく、動物愛護やアニマルライツの過激化は当然、肉や毛皮のために屠畜する「仕事」を…「批判」だか「ヘイト」する一派も生み出していく。
動物愛護関連は、セレブも巻き込んで……
ボブ・ディラン、ブリジット・バルドーがフランスで「ヘイトスピーチ」したとして刑事訴追。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131204/p2
…原因となったのは、バルドーさんが2006年の12月に当時国会議員だった現在のサルコージ大統領に向けて出した手紙の中で、イスラム教徒による羊を生け贄にする習慣について…
しかしだ、そもそも米『軍人』もしくは米『軍』(という組織)への批判だとして、その時に「ヤンキー」という呼称を使っていいのか、という問題もある。もともとは「北部人」限定のことばだったであろうが、そっちの用法だってそもそも生来だし、今は「アメリカ人」を広く示す言葉になったことは間違いないだろう。
さて、もう二つばかり「変更可能な属性、自分で選んだ属性への攻撃とヘイト」についての例示。
Yash_san(´・ω・`) @yash_san 5月5日
そういや何年か前にマンチェスターでゴシックファッションの女の子がその趣味を理由にリンチされて殺される事件があったんだよね。
https://twitter.com/yash_san/status/463123286100955136
Yash_san(´・ω・`)@yash_san
その事件を受けて、マンチェスターの警察は、ゴスやエモ、パンク、メタルといったサブカルチャーの愛好者に対してその属性へのヘイトから行われた犯罪も、人種や宗教、障害などを敵視した犯罪同様に「ヘイトクライム」と定義することを決めたんです。
http://gu.com/p/3eqek/tw
ゴス、パンク…これは「やめようと思えば明日から辞められる」属性ではある。生まれながらのパンクってのはいないよな。なんとか生まれのヒップホップ育ち、というのはあったか(笑)。
そしてこれ、日本でいえば対オタクやサブカル、「艦これ」好きも入るんやろか(笑)。まあ、マンチェスターの警察がそう認定した、というのはローカル・ルールで、一般化できないかもしれない。
【追記】ちょうど今、ホットエントリに上がってきた記事。
オタクとヘイトスピーチ http://anond.hatelabo.jp/20140913064758
もうひとつは、さっきも紹介した反ヘイトスピーチ運動で活躍したnoiehoieさん
この辺の定義問題で聞きたいのですが@noiehoieさんの判断では「独裁者の手先の朝鮮総連(の幹部)の連中は死ね」はヘイトスピーチでしょうか? 総連という組織への所属は、いろんなしがらみはあるでしょうが少なくとも生来の属性ではないですよね (私個人は「死ね」を言わないのですが)
https://twitter.com/gryphonjapan/status/495769579906269184
noiehoie @noiehoie 8月3日
それヘイトやないですよね。 RT @gryphonjapan: この辺の定義問題で聞きたいのですが@noiehoieさんの判断では「独裁者の手先の朝鮮総連(の幹部)の連中は死ね」はヘイトスピーチでしょうか? 総連という組織への所属は、いろんなしがらみはあるでしょうが少なくとも生来
ご存知の通り、朝鮮総連は北緯38度北に鎮座まします全体主義体制「金王朝」の熱烈な支持組織であります。どのようにしてその組織に、人々が加入していくのかはさまざまありましょうが、たぶん自由意志、個人の選択によって、金王朝熱烈支持団体のメンバーとして加入なされているのでありましょう。だから(私はそもそも言わないとしても)noiehoieさんは「朝鮮総連(の幹部)の連中は死ね」はヘイトスピーチの定義には当てはまらない、と判断している、のでしょう。
【追記】同氏はたとえばこれも後天的属性である「レイシスト」に関しては「知恵遅れでありキチガイであり犯罪者」「いますぐ死ね」と語っている。
https://twitter.com/noiehoie/status/331682296019161089
noiehoie @noiehoie
いいえ。レイシストは死ぬべきだと言ってるんです。レイシストは知恵遅れでありキチガイであり犯罪者なのでなんだったらいますぐ死ねと言ってるんです。 RT
第2部 強者と弱者(マジョリティとマイノリティ)について
まず、上に出てきた「朝鮮総連」を続いて議論しよう。
というか、この前書いていたっけ。
ヘイトスピーチの規制法に関する「北田暁大試案」と、それへの質問(荻上チキラジオを受けて) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140828/p3
北田暁大(神楽坂祀堂Ⅱ) @a_kitada · 8月26日
法学無学ですが①まず刑事罰規定を布置しない人種差別禁止法をつくり、そこにおいて人種差別が、あくまでマジョリティによるマイノリティへの権利侵害であることを明記し、…(略)…ガイドラインでは男女共同参画の条例化の教訓を踏まえ「マイノリティによるマジョリティへの人種差別もあるじゃん」という逃げ道をふさぐ。表現の自由脳にも牽制する。
そこへの自分のリプライで、朝鮮総連を一つの例にあげておったな。
しかしそれは北田先生の仰るように「逃げ道」なのかな。この問題で法的規制に進むなら「根本的かつ致命的な矛盾」に見えます。 例はかなり思いつくが・・・。 RT @a_kitada 「マイノリティによるマジョリティへの人種差別もあるじゃん」という逃げ道を
【例】「朝鮮総連なんて解散、消滅してしまえ」はどうか。 同組織はマイノリティで構成されている一方、一つの独裁国家の実質的下部組織であり、幹部は最高人民会議代議員モ兼ね、有形無形の”権力”」を持っていることは明白。そんなばあい、北田ガイドラインは。 @a_kitada
もうひとつ、当方が例に挙げたのは「オバマのメンターであったライト牧師」。
たとえば、オバマ大統領が交友を問題視され、結局絶縁を表明せざるをえなくなった「ライト牧師」の発言的なものhttp://omoroid.blog103.fc2.com/blog-entry-188.html … は、「マイノリティ⇒マジョリティなので、それは含めない」という感じでしょうか? QT @a_kitada 人種差別が、あくまで
[アメリカ発] 米大統領選、民主党候補指名争いで、ヒラリー・クリントン氏に対し優勢を保ってきたバラク・オバマ氏だが、ここに来て最大のピンチに立たされている。理由は、彼が20年以上にわたり師と仰いできたジェレマイア・ライト牧師(66)の問題発言だ。同牧師が、教会に集まった信者を前に、米政府や白人を激しく批判する様子が、3月14日いっせいにテレビで流されのだ。
http://omoroid.blog103.fc2.com/blog-entry-188.html
ライト牧師という黒人が、白人社会を攻撃するものも「hatespeech」と、少なくともyoutubeのタイトルではなっておりましたな。
これは何度も紹介した話ですが
欧州の反イスラム(右翼)運動に地殻変動・・・「僕らは寛容だ、だから非寛容のイスラムは敵だ」(再掲載)http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110921/p6
ルイセ・フラベルト議員は自らも同性愛者だ。5年前、同じ女性の医師と結婚した。イスラム教徒移民排斥を主張する右翼政党に加わったのは、自分のような自由な考えを移民たちが理解しないからだという。
「個人の自由を踏みにじる考えに同意できない。同性愛や表現の自由を認めない人々との対話は不可能だ」
http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2012/07/post_1428.html
ボストン市長のトーマス・メニノ氏は今月中旬、同性結婚に反対する意見を述べたChick-fil-A (チックフィルエー)というファーストフードチェーン店の社長の言葉に激怒し、ボストン市内において反同性愛者を社長に持つ同チェーン店の開店は禁止すると発表した。
これに便乗して、オバマ王の元側近で現シカゴ市長のラマー・エマニュエルもシカゴ市にチックフィルエーを開店させないと発表。・・・(略)
これに関してハーバード大学のアラン・ドーシュイッツ法学教授は、ボストン・シカゴ両市長のやり方は明らかな言論弾圧であり憲法違反であると語っている。(略)・・・教授個人の意見として同社長の意見には全く賛成できないとしながらも、社長が反同性結婚の意見を持つ権利は守られなければならないと主張する
市長が「市内において反同性愛者を社長に持つ同チェーン店の開店は禁止する」と表明したとき、強者と弱者は。
靖国神社:韓国籍の男が侵入容疑 放火目的か
毎日新聞 2013年09月23日 20時34分(最終更新 09月23日 20時45分)
http://mainichi.jp/select/news/20130924k0000m040036000c.html
靖国神社(東京都千代田区)に侵入したとして、警視庁公安部は23日、韓国籍のカン・ヨンミン容疑者(23)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕したと発表した。
「日本に入国した韓国人運動家が、靖国神社に放火しました」
どっちがどっちだ?ヘイトクライムではあろーーけれども。
そもそも本題の「米軍」でも、そりゃあ命知らずの海兵隊、アンクルサムのお気に入り、一騎当千の猛者だろうが、人数としてはごく少数。さらにその家族、妻や子どもは。
「われわれは兵士ですから耐えられます。しかし、家族はそうではありません。勤務地更新のとき、妻や子供たちに『もう日本は嫌だ』とせがまれる」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131119/dms1311190734004-n1.htm
弱者だ、強者だという分類を使おうとしても、その話はやっぱりこういう問題も多々あるねん。
ちょっとテーマ的にはずれるが
「安倍死ね」「安倍殺せ」に関する賛否両論の発言集(資料集) - Togetterまとめ http://togetter.com/li/656405 @togetter_jpさんから
ヘイトスピーチ規制法を要求している舛添要一東京都知事のツイッターがヘイトスピーチだらけで大荒れ状態 - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2140734354638479601
とも関係してくる。
ここから、属性とかを気にせず、たとえば首相であろうが少数民族であろうが、まとめて「死ね」「殺せ」な表現を規制した場合はどうか、という話も考えたかったのですが、長くなって(※だれもが賛同するなァ)飽きた。
もちろん、こういうのが結局微妙かつ結論を出しえない問題だという立場に立つからこそ「自由の敵にも自由を与えるのだ」という規制反対論はそもそも成りたっている。
それは「国旗損壊罪」と「ヘイトスピーチ規制」という”お隣さん”同士(お隣は、仲がいいとは限らん(笑))をまとめて考えると分かりやすいかと思うので、最後にそっちにもリンクを張っておく。
■「国旗損壊罪」を考える−「ヘイトスピーチ」問題にも広げて
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110303/p2
■「国旗損壊罪を考える」補遺
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110304/p2
■「神聖」なものを全部(法的に)保護すれば平和は来るが、その方向性でいいすか?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100922/p3
【追記】参考資料
http://hatesoudan.strikingly.com/
ヘイトスピーチは一般的に、民族、人種、出自、性別、性的指向、性別違和、障害の有無・種別などを理由に、マイノリティへ向けられる侮蔑・攻撃・貶めを表現する言動のことです★1。
キャンパスヘイトスピーチとは、大学におけるヘイトスピーチです。
★1 ヘイトスピーチの定義を検討する際、ヘイトスピーチの主体(ヘイトスピーカー)をマジョリティに限定するかいなかについて議論がありました。結果として、「マジョリティによって」を外し、「マイノリティに向けられる侮蔑・攻撃・貶めを表現する言動」としました。なぜなら、マイノリティであっても、他のマイノリティに対して侮蔑的・攻撃的な言動をすれば、それはヘイトスピーチと判断すべきだと考えたからです。
ヘイトスピーチの主体と対象者および内容との関係について考慮すべき点は次の三点です。
第一に、対象者の社会的位置とは無関係に、表現する内容だけでヘイトスピーチを定義するのは広すぎます。内容だけで見るならば、侮辱・侮蔑・脅迫等とヘイトスピーチは区別できないため、ヘイトスピーチという言葉を使う必要性がなくなるからです。ゆえに社会的マイノリティが対象になるという限定が必要になります。
第二に、「日本人に対するヘイトスピーチ」というように、ヘイトスピーチの対象にマジョリティを含めるような議論がありますが、マジョリティとマイノリティの非対称性がヘイトスピーチの前提にあると考え、対象は社会的マイノリティに限定すべきだと考えました。
第三に、他方、ヘイトスピーカーの社会的位置をマジョリティに限定することは狭すぎます。実際に、ある社会的なマイノリティが他の、または同じマイノリティに対してヘイトスピーチを行う事例があるからです。
追記 関連資料
政治運動における「死ね」について(「安倍死ね」の論理2) - Togetterまとめ http://togetter.com/li/723783 @togetter_jpさんから
山口貴士 2014年08月17日
ヘイトスピーチ規制/差別表現規制は、マイノリティからも表現の自由を奪う!
http://blogos.com/article/92684/ヘイトスピーチ法制は、「発信者」が誰かを問うことなく、「性」や「人種」、「民族」等の「属性」に対するヘイトスピーチについて網羅的に規制するものにならざるを得ません。マイノリティーのマジョリティーに対するヘイトスピーチ、差別発言も規制の対象とならざるを得ないのです。
一例として、「朝鮮人出て行け!」がヘイトスピーチになるなら、「米軍兵士は出て行け!」、「ヤンキー、ゴーホーム!」も理論的にはヘイトスピーチになる筈です。
資料 マンチェスター警察とパンク、ゴス
ヘイトクライム:警察はパンク、エモ、ゴスへの攻撃を記録
出版
2013年4月4日共有
ソフィー・ランカスター寛容ゲームカード
画像キャプション、
20歳のゴス、ソフィー・ランカスターはバカップ公園で若者に蹴られ、踏みつけられた。警察はゴスやエモなどのサブカルチャーの構成員に対する攻撃をヘイトクライムとして記録し始めた。
グレーター・マンチェスター警察(GMP)は、英国で初めてこのような方法で犯罪を扱う警察です。
これまでヘイトクライムは、人種、宗教、障害、性的指向、トランスジェンダーのアイデンティティに対する犯罪に対してのみ登録されていました。
GMPは、2007年に20歳のゴス、ソフィー・ランカスターが殺害された後に設立された慈善団体と協力してきた。
ランカスターさんは2007年8月24日、ランカシャー州バカップの公園で、ボーイフレンドのロバート・モルトビーさんとともに、服装を理由に襲撃された。
彼女はひどく殴られたボーイフレンドを抱きしめながら、蹴られ、踏みつけられた。
モルトビー氏は負傷から部分的に回復したが、ランカスターさんは襲撃後に昏睡状態に陥り、その後病院で死亡した。
「大きな進歩」
彼女の死後、家族と友人はソフィー・ランカスター財団を設立しました。
03:31
メディアキャプション、
マザー・シルビア・ランカスター:サブカルチャーの人々は創造的な人々ですこの慈善団体は、ライフスタイルや外見が異なる人々に対する社会の態度を変えるためのキャンペーンを行っています。
財団はGMPと協力して警官の教育に取り組んでいます。
ランカスターさんの母親シルビアさんは、「(警察の取り組みは)大きな変化をもたらすと思います。キャンペーンを始めて以来、人々が私たちのところにやって来て、より安全になったと感じていると言っています」と語った。
BBC内務担当記者トム・シモンズ氏は、被害者の人種、宗教、性的指向、障害、あるいはトランスジェンダーのアイデンティティに対する憎悪を動機とした犯罪には、より重い刑罰が科される可能性があると述べた。
しかし、本紙特派員は、法律が変わらなければ、グレーター・マンチェスターの警察はサブカルチャーへの憎悪を犯罪の要素として記録することしかできないと語った。
警察は、最初にそうすることで、この問題に対する認識を高めることができると述べている。
ギャリー・シェワン警察副本部長は、ヘイトクライムに関するこの新たな認識は「大きな進歩」だと述べ、「これは、オルタナティブ・サブカルチャーによるヘイトクライムが被害者や地域社会全体に及ぼす影響を認識できることを意味する」と付け加えた。
「憎悪に動機づけられた犯罪はどれも陰険で邪悪な犯罪であり、他の警察も我々の先例に倣うことを望む」
「私たちはここで立場を明確にし、ソフィーを偲んで、ヘイトクライムの被害者の保護は、法律ですでに保護されている人々を超えて拡大されるべきだと明言する必要がある」
しかし、元検察局長のマクドナルド卿は、ヘイトクライムの法的定義を変えることには疑問があると述べた。
同氏は次のように述べた。「人々の人種的起源、宗教、性的指向、障害に直面した人々の尊厳。これらは、社会全体の結束を脅かす犯罪であり、ひいては国民生活を脅かす犯罪であると、法律で定められてきた線引きだ。」
「私はこのコンセプトを弱めることに少し慎重だ。」
ライアン・ハーバートとブレンダン・ハリスはともにバカップ出身で、ランカスターさんの殺害とモルトビー氏への重傷の罪で2008年に終身刑を宣告された。
アンソニー・ラッセルQC判事は判決を下し、「これは、容姿が違うという理由で標的にされた、全く無害な人々に対するヘイトクライムだ」と述べた。
ゴスは 1980 年代初頭に若者のサブカルチャーとして登場し、当初この用語は音楽の形式を表すために使用されました。
それ以来、それは文学、芸術、ファッションを包含するように進化し、その支持者は典型的には暗い色の服を着るようになった。
GMPの広報担当者は次のように付け加えた。「オルタナティブ・サブカルチャーを題材としたヘイトクライムについては、全国規模のTrue Visionオンライン通報フォームからグレーター・マンチェスター警察に通報できます。カテゴリーで「その他」を選択し、所定の欄に「オルタナティブ・サブカルチャー」とご記入ください。」
Hate crime: Police record attacks on punks, emos and goths
Published
4 April 2013Share
Sophie Lancaster tolerance game card
Image caption,
Twenty-year-old goth Sophie Lancaster was kicked and stamped on by youths in a Bacup parkA police force has begun recording attacks on members of subcultures, such as goths and emos, as hate crimes.
Greater Manchester Police (GMP) is the first force in the UK to treat the offences in such a way.
Previously hate crimes were only registered for offences against race, religion, disability, sexual orientation or transgender identity.
GMP has worked with a charity set up following the murder of 20-year-old goth Sophie Lancaster in 2007.
Ms Lancaster was attacked in a park in Bacup, Lancashire, on 24 August 2007, along with her boyfriend Robert Maltby, because of the way they were dressed.
She was kicked and stamped on as she cradled her badly beaten boyfriend.
While Mr Maltby made a partial recovery from his injuries, Ms Lancaster slipped into a coma after the attack and died later in hospital
'Major breakthrough'
After her death, family and friends set up the Sophie Lancaster Foundation.
03:31
Media caption,
Mother Sylvia Lancaster: People in subcultures are creative peopleThe charity campaigns to change attitudes in society towards people who may have a different lifestyle or appearance.
The foundation has been working with GMP to educate officers.
Ms Lancaster's mother Sylvia said: "I think [what the police are doing] will make a vast difference. We're finding people are coming to us and saying since we started our campaigns they feel safer."
BBC home affairs correspondent Tom Symonds said offences motivated by hatred for the victim's race, religion, sexual orientation, disability or transgender identity could receive higher sentences.
But, our correspondent said, without a change in legislation, police in Greater Manchester can do little more than record subculture hate as an element in a crime.
The force says by becoming the first to do so it will raise awareness of the problem.
Assistant Chief Constable Garry Shewan said this new understanding of hate crime was a "major breakthrough", adding: "This means that we can recognise the impact that alternative subculture hate crime has on its victims and the wider community.
"Any crime motivated by hate is an insidious and evil crime and I hope other forces will follow our lead.
"We need to make a stance here and say clearly, in memory of Sophie, protecting the victims of hate crime should extended beyond those the law already safeguards."
However, former director of public prosecutions, Lord Macdonald, said he had reservations about changing the legal definition of a hate crime.
He said: "People's racial origins, their religion, their sexual orientation, people's dignity in the face of disability - these have been lines in the sand with the law saying, look, these are crimes that threaten social cohesion as a whole and therefore national life.
"I'm a little cautious about watering down this concept."
Ryan Herbert and Brendan Harris, both from Bacup, were jailed for life in 2008 for Miss Lancaster's murder and for causing grievous bodily harm to Mr Maltby.
Sentencing them, Judge Anthony Russell QC said: "This was a hate crime against these completely harmless people targeted because their appearance was different to yours."
Goths emerged as a youth subculture in the early 1980s and the term was initially used to describe a form of music.
It has since evolved to encompass literature, art and fashion, with its exponents typically dressing in dark clothing.
A spokesman for GMP added: "You can let Greater Manchester Police know about an alternative subculture hate crime via the national True Vision on-line reporting form. Select 'other' as a category and write 'alternative subculture' in the box provided."