■江戸時代を舞台に「虎vs武芸者」を描く漫画が連載中(とみ新蔵「孤高の虎」)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100908#p3
の続編です。「コミック乱」最新号に、全3話の最終話が掲載されました。
槍を縦横に使う槍使いも、「自分は夜目が利くが、相手となる人間は暗闇では見えない」ということを熟知した狡猾な虎の前に敗北。その弟は復讐心に燃えて、また日本武士全ての名誉をかけて、最後の挑戦を行う。
だが、山で生まれ育ったという老いた中間小物が「虎は腹が減ったから飯を食っただけ、悪いことはしていない」と語るのを聞いた彼は、何事かを悟る。


東洋的と言いたいところだが、エコロジー的な思想と考えればヨーロッパのリベラル層にもウケがいいかもしれない。しかし極めた武が一転して「自然」の心となるという物語は、本当にそうであるのか、ファンタジーではないのかというような疑念を超えて、われわれの心を熱くする。
