先日のキネ旬シアター『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』でした。

監督・脚本:バーセル・アドラー、ユヴァル・アブラハーム、ハムダーン・バラール、ラヘル・ショール
パレスチナとイスラエルの4人の活動家がパレスチナ領域のヨルダン川西岸地区に対するイスラエル軍による家屋の倒壊や強制立ち退きの様子などを2023年10月までの4年間を記録したドキュメンタリーです。
この映画は2024年ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞、2025年のアカデミー賞でも長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。
パレスチナ人の青年バーセルはヨルダン川西岸地区のマサーフェル・ヤッターという村で育ちました。彼は生まれ育った村がイスラエル軍によって破壊されていく様子を記録してきました。そんな彼をある日イスラエル人のジャーナリスト、ユヴァルが訪ねてきます。彼は自国の暴挙に心を痛めており、バーセルに協力すると申し出るのです。

ヨルダン川西岸地区はパレスチナ自治区ですが、イスラエル人の入植者も近年増え続けています。そしてイスラエル政府は軍用地と称して地方の村の住民を立ち退かせ、住居や学校を破壊し続けます。その様子は目を覆いたくなります。

現在、ガザ地区は壊滅的状況になっています。西岸地区も奪われればパレスチナ人の住むところが無くなってしまうでしょう。イスラエルとアメリカはそれを狙っているのでしょう。トランプ政権は反ユダヤ主義に対して徹底的な弾圧を始めています。イスラエルのネタニヤフ政権はそれを後ろ楯にパレスチナ人の壊滅を狙って残虐行為を続けています。
この映画は国際機関の無力さを痛烈に感じさせます。あとはイスラエル人の良心を待つばかりです。
先日の新聞にバーセルさんのインタビュー記事が載っていました。現在の村の状況はますます破壊が進んでイスラエル人の入植が増えているようです。このイスラエルの暴力を止めるには国際社会の力以外にないと言っていました。
それでは今日はこの辺で。