昨日、あれから彼にも事の顛末を話し
もう良いと思うよって言ってもらった。
彼はきっと私の味方をしてくれるって分かってたけど
それでも、話を聞いて
相手がどうしようもない奴だって言ってくれて
自分の選択に賛同してくれることがありがたかった。
午後から社内の打ち合わせがあると知っていたので
その前に社長に話をした。
ポンコツ営業から話が入るとややこしくなりそうだったし、
そういうときに嫌な言い方をする人間だと知っているので。
社長には、ただ淡々と伝えるだけだった。
本心は言わなかった。
言ったところでなにも変わらないし、
引き留められたとしてもポンコツ営業が辞めるわけでもないし。
何より、3月頃に社長と一対一で話した時のあのショックな出来事が
未だに回復しておらず、信頼が地に落ちている状態で
本心を話すわけにはいかなかった。
うわべだけの建前を話し、社長はそれを信じた。
元々いい人だからね、知ってる。
社長の人を疑わない器の大きいところが好きだった。
建前は、非常に聞こえの良い内容で、
実際嘘ではなかったから、違和感もなくすんなりと受け入れられた。
打ち合わせが控えているからか、5分と経たずに電話を切った。
つきものが落ちたような気持ちになった。
退職した上司と、仲の良い経理さんにはすぐに連絡を入れた。
上司は、「急~~~!!笑」と言いながらも、
私と同じく、辛い思いをずっとしてきていた同志だったから
遅かれ早かれこうなるよね、といった感じだった。
仕事がひと段落したら、お疲れ様会をしようね、と言われて
なんだかほっとした。
経理さんは、「ついにこの時が来てしまった…」と
想像していたよりもずっとショックを受けていた。
本当はもっといるつもりだったから、前に話した時は
すぐいなくなるわけじゃないですよ~なんて言ってたのに
あっという間のことになってしまった。
引継ぎのこととか、今後のことを相談していかないとな。
経理さんのこと大好きだったから、離れるのが辛い。
7年間本当にお世話になったから、それが一番淋しい。
今日の晩御飯。

冷しゃぶ。
エビチリ。
オクラの浅漬け。
舞茸とかきたまのお味噌汁。
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元気はないけれど、食事はしないとね。
元々フリーランスだったのだから、退職ってわけでもないし
きっと仕事の依頼があれば単発で引き受けることもあるだろう。
ただ、常時出社もしなくなるし
会社の名前を名乗ることももうないんだろうな。
淋しいけれど、もう気持ちは覆らない。
幕を閉じる準備をしよう。
=遊兎=