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【勝手に解釈】「ロビンソン」(スピッツ)

 

「ロビンソン」(作詞・作曲:草野正宗は、

スピッツの6枚目のアルバム

『ハチミツ』(1995年)の

8曲目に収録されています。

 

 

☆ずっと二人でいられたら

 

 

イメージ(室見川沿いの桜)

 

 

※あくまで私なりの解釈で、

 これを強要するとか、他の解釈を否定する意図はありません。

 【勝手に解釈】は、私の妄想のページと思ってください。

 

 

目立たない僕に

君は声をかけてくれた

 

好きな歌の話をした

 

たわいない話だけど

君はもう覚えてないかもしれないけど

僕は嬉しくて、ずっと覚えてる

 

初めて心許せる人だと思った

 

だから誰にも邪魔されないような

ずっと二人だけの世界にいられたらいいのに

 

 

 

青文字は、

「ロビンソン」(作詞・作曲:草野正宗)より抜粋

 

歌詞を少しずつみていきます。

 

 

新しい季節は なぜかせつない日々で

河原の道を自転車で 走る君を追いかけた

 

「怖い歌」「心中の歌」という解釈もあるようです。

 

私は、誰もが通る若い日々の無邪気な妄想に溢れた

(もちろん草野さんマジックで、独特の表現になってる)

甘酸っぱくほろ苦い青春の歌だと思っています。

 

 

まず、自転車に乗ってるのは誰?

 

自転車に乗ってるのは君だと思います。

 

自転車に乗ってるのが僕だとして、

走ってる君を、僕が自転車で追いかけるのは

物理的に難しい。

君が俊足か、そうでなければすぐ追いつく。

 

二人とも自転車に乗ってる場合、

君の自転車が速いか、

僕が自転車をこぐのが遅すぎる。

 

「走る君を追いかけた」としか言ってないし、

追い付いたのかどうか?

 

そもそも二人は

自転車で走りながら話をする間柄ではないし

僕は自転車の君に声をかけられる間柄でもない。

走って追いかけることすらできない。

ただ君を探して、

目で追っているだけだと思うのです。

 

「新しい季節」とは

おそらく新学期なのだろうけど

新学期って、時に残酷なものです。

 

それまで同じクラスや部活で

ちょっとした会話や

あいさつ程度はしても

春休みを経て(この間二人に進展などない)

新学期には「知らない人」に逆戻りなケースも多い。

 

コミュニケーション上手なタイプなら

「また一緒じゃん!」って言えるだろうけど

なかなか声をかけられないタイプも多いのだ。

気になってる相手にならなおさら。

僕もきっとそんなタイプ。

 

クラスが違ったり

違う学校に進学したりすると「最悪~」

 

君にとっては僕は

ただの「同じクラスだった人」。

 

「まえ、一緒だったよね」なんて

僕からはとても話かけられない。

 

だから「新しい季節」なのに

「なぜかせつない日々」なんだと思う。

 

 

思い出のレコードと 大げさなエピソードを

疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに

 

君が好きだと言ってた歌、

偶然にも僕も好きだった。

 

そこに気付いてくれたのか

「○○君も好きなんだね」と言ってくれたのかもしれない。

その歌を知ってる人は周りに誰もいなかったのかもしれない。

 

君「サビのところが好きなんだ」

僕「そこ、いいよね」

精一杯応じた僕は得意げになる。

二人で話題を共有できた喜びで

もう明日からの日々がバラ色のよう。

 

 

だってそれまでは、このアルバムでは

♪ビスケットのしけってる日々

(「ハチミツ」)

で、

♪いつも笑われてるさえない毎日

(「あじさい通り」)

だったのだから。

 

君が好きだと言っていた歌、

僕は最初から最後まで空で歌える。

一言二言話しただけの二人の会話を

僕は最初から最後までずっと覚えている。

 

でも君にしたら、

ただのクラスメイトとの何でもない会話で

そんなことすら忘れてるかもしれません。

 

「知らない者どうし」に戻ってしまった。

 

君が声をかけてくれないもどかしさ

それ以上に

自分が声をかけられない情けなさで

つい、やるせない表情になってしまいます。

 

そして今日も目で追いかけたけど

君に気付いてもらうことはできなかった。

そんな毎日のくりかえし。

 

探してるのを悟られないように、

まぶしそうな顔をして。

いつものことだけど。

 

 

同じセリフ 同じ時 思わず口にするような

ありふれたこの魔法で つくりあげたよ

 

この歌は、

Aメロまでは現実の世界

Bメロから僕の妄想に変わると思っています。

 

このBメロは僕の妄想。

 

君は僕に声をかけてくれた。

 

あのとき好きな歌の話をしたよね。

サビが好きだって言って、

僕ら話が合ったよね。

 

そんな話をもっと君としたいんだ。

分かり合える君と二人だけの世界で。

 

ずっとずっと君と一緒にいるイメージを

膨らませ続けている。

 

君のそばで

君の好きなあの歌を口ずさめばいい。

 

そしたらきっと、

君もつられて一緒に歌うだろう。

あの歌を。

 

それって、すごい魔法じゃないか?

お互い同じ歌を歌えるんだ。

他のヤツらにはできっこないよ。

 

 

でも実際には

口ずさんだりする勇気などない僕。

簡単そうなことなのに

「魔法」と言い訳している気弱な僕。

 

 

誰も触れない 二人だけの国

君の手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら 

ルララ 宇宙の風に乗る

 

サビからは、二人一緒の

壮大な願望・妄想の世界に入ると思っています。

 

 

二人だけがわかり合える世界。

誰にも邪魔されないような世界に

君と二人でいられたらなぁ。

 

「手を離さぬように」

君がどこへも行かないように

僕のそばにいてくれるように

誰にも渡したくない

そんな、現実世界ではとても

僕には実現できないような

願望ではないでしょうか。

 

学校や普段の生活から離れたずっとずっと先へ。

誰も追いついて来ないような上空へ。

二人で手を繋いで大きく舞い上がる。

 

上昇気流に乗って成層圏に入ったら

宇宙の風を待って迷わずその風に乗る。

そしたらもうずっと二人でいられる。

怖いものなし。

 

 

片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も

どこか似ている 抱き上げて 

無理やりに頬よせるよ

 

2番のAメロ。

ここでまた現実に戻ります。

 

「片隅に捨てられて」

♪地下室の隅っこでうずくまる

(「スパイダー」)

僕に状況が似ています。

 

そして「呼吸をやめない猫」という描写は、

「生」に執着している様子、

「生きることを諦めない」

それは

「君との未来を諦めない」ことではないか。

 

現に君は僕に話しかけてくれた。

話が合った大切な人。

君とならきっと・・・。

 

だから似た者同士だと

同じ向上心を感じて抱き上げたのです。

威嚇してこない、おとなしそうな猫なら

抱き上げられる僕の小心さ。

「諦めないぞ、頑張ろうな!」

 

 

いつもの交差点で 見上げた丸い窓は

うす汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた

 

いつも通る交差点の「丸い窓」

建物の丸い窓なのか、信号機か、カーブミラーか?

 

信号待ちで見上げたら、細い「三日月」も出ていた。

 

「丸い窓」は「うす汚れて」

はっきりと僕を映せてなさそうだから

見て見ぬふりなのか。

でもぎりぎり細く「月」の体をなしてる三日月は

僕を見届けている。

 

丸くて対象物が全部見えそうなものは見ようとせず、

線のような糸のような細いものでも

ちゃんと対象物を見ている、ともとれる描写は

多数のものは気が付かなかったり相手にしなくても

マイナーでもちゃんと理解してくれるものもある、

ということかな、と思いました。

 

周りに馴染みにくい僕の願望でも

ちゃんと理解の目を向けてくれてる優しさのような。

僕が考えてる

くだらないかもしれないけど

真剣な願望を応援してもらってる嬉しさのような。

 

 

待ち伏せた夢のほとり 驚いた君の瞳

そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ

 

そしてまた僕の妄想。

 

君の寝入りばなに声をかけて連れ出したい。

本当は。

でもそんなことはとてもできない。

 

だから妄想です。

 

君が眠りにつくのを待って君の夢の中に入り込む。

夢の中の君は当然驚くでしょう。

 

僕はずっと君を連れて行く、どこまでも。

君はずっと僕のそばに。

 

そうでもしないと、

現実ではとても叶うことのない僕の願望。

 

何だか妄想だと強気に出られるのは

♪君の記憶の片隅に居座ることを今決めたから

(「涙がキラリ☆」)

にも表れてるようですね。

 

 

誰も触れない 二人だけの国

終わらない歌ばらまいて

大きな力で 空に浮かべたら 

ルララ 宇宙の風に乗る(*)

(*)くりかえし

 

夢の中から君を連れ出した。

 

君が好きだと言ってた歌をエンドレスで流す。

君がずっと一緒に歌ってくれるように。

二人でずっと歌い続ける。

 

大丈夫、誰も追いかけてこないし

宇宙の風に乗ったら

永遠に二人でいることができるから。

 

 

【歌の感想】

 

思春期特有の、

くだらないようで、馬鹿げてるようで、

突拍子もない願望・妄想。

 

恥ずかしくて、

君にはとても面と向かって言えないし

しかも誰にも気づかれたくない。

 

そんな若い僕が思い浮かびます。

 

誰にでもあるようなことじゃないですか?

とても勇気はないし、できっこないけど

こうなればいいな、とか

もうそうなってる状態を勝手に想像したり。

憧れの人から告白されるとか・・・。

 

 

スピッツの歌には、

「え、それただの妄想じゃない?」

「気がしただけ? 実行に移してないの?」

「ただの夢だったの?」

みたいな、

主人公の心の中で勝手に展開するような歌が

たくさんあります。

 

この歌もその部類ではないかと思っています。

 

でも、本人はいたって真面目で本気です。

 

頭の中でいろいろ考えて

二人だけの幸せな世界を作り上げようとしている。

空振りに終わろうが、実行にすら移せなかろうが

妄想・願望だから何でもあり。

その健気さが切ない。

 

それだけ君のことが大切で

ずっと心に描いているのだと思います。

 

 

特にこの歌の舞台とされている「河原の道」は、

草野さんのご実家の近くの

室見川」がモデルと聞いて、

草野さんが室見川を歩いていた頃、つまり

学生時代なのではないかと、

勝手に制服姿の僕や君をイメージしてしまいました。

 

中学生か高校生でしょうか。

 

「ロビンソン」という意味不明な題名も

僕の気高くして且つ無茶振りな妄想に

不思議と合ってるような気がします。

 

ギターアルペジオが印象的なイントロも

同じように、若い僕の

不安定でとりとめのない願望に

ぴったりなメロディだと思います。

 

 

それと、やっぱり主人公の僕は

映画「フォレスト・ガンプの主人公に

だぶるような気が・・・。

引きずりすぎですね、ごめんなさい。

 

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