
山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
ああ、われひとと尋(と)めゆきて
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
山の向こう側には
「幸せな所」があるというので
人と探しに行ってみたけど
そんなところはどこにもなく
がっかりして、涙ぐんで帰ってきた。
山のもっと向こう側には
「幸せな所」があるというんだけど。
という意味でしょうか(トパーズ訳)。
有名な詩なので
もっといい現代語訳があるでしょう。
この詩は、小学3年生のとき
父から教わりました。
教わったというほどのものでもなく
夕食後、ゴロゴロしながら
「時刻表」(昔からいつも家にあって、愛読?していた)を
パラパラ見たりしているとき、
父が私に暗唱してくれました。
だいたいの意味も話してくれました。
いつの間にか、自分も暗唱できるくらいに
覚えてしまいましたが、
当時は意味はよく理解できませんでした。
それから何年も何年も頭の中でリピートして、
もう意味が身にしみる年になってきました。
ちょうど時刻表の巻頭のカラーページの
きれいな山並みの下を走る電車のページを
見ていた時だったので(やけにそこを覚えている)
夏山を見ると思い出す詩です。
もう至るところで梅雨が明けてきています。
最近は山も海も、どこに行っても暑い・・・。