こんにちは。
トパーズです。
「胸に咲いた黄色い花」(作詞・作曲:草野正宗)は、
スピッツの2作目のアルバム『名前をつけてやる』(1991年)の
7曲目に収録されています。
☆泡沫の夢に身をやつす
ずっとここにいて・・
※あくまで私なりの解釈で、
これを強要するとか、他の解釈を否定する意図はありません。
【勝手に解釈】は、私の妄想のページと思ってください。
大好きな君は気まぐれで
いつ会えるともわからない
でも会えた時は夢のよう
それまでの暗く寂しい日々も忘れるくらい
たとえその時間が幻だとしても
もうどこへも行かないで・・・
歌詞を少しずつ見ていきます。
月の光 差し込む部屋
きのうまでの砂漠の一人遊び
胸に咲いた黄色い花 君の心宿した花
「月」をテーマにした、或いは歌詞に描いた歌が
古今東西たくさんあるように、
「月」には神秘的な魅力・作用があるのですね。
月の光には不思議なオーラが感じられます。
「月に帰る」(スピッツ)にもありますが
「黄色い月」=「君」です。
また会えた君は、
まるで月の光と共に降臨した花のようなのです。
君のいない孤独で暗い日々を送っていた僕の心に
文字通りポッと灯をともすように咲く花。
月の光のオーラは、君のオーラでもあるのですね。
全体を通して、Aメロのベースが独特で好きです。
夢うつつのような神秘的なリズムを刻んでいます。
君と会えて夢うつつな僕の心のリズムのようです。
このまま僕のそばにいてずっと
もう消えないでね
乾いて枯れかかった僕の胸に (*)
「もう消えないでね」
君はいつもポッと消えるんですね。
フラフラと風のように、何の前触れもなく・・。
とり残される僕の胸の痛みが伝わります。
もうどこにも行かないでほしい。
君がいなくなったら僕の心はもぬけの殻になってしまう。
鉄の扉こじ開けたら
僕を変える何かがあると聞いた
『その向こうにいいことが・忘れていたことがある』
というパターンの歌詞で、
草野さんの歌詞によく出てきます。
「鉄の扉」なので、そう簡単に開けない扉のようです。
世の中の常識とか、心の中の拘りとか。
君の心でもあるでしょうか。
かなり強い力や意思が必要そうです。
君と笑う みんな捨てて
街の音にもまれながら
何もいらない、君といられるのなら。
きっと世間の風当たりは強いだろうけど。
でも叶わぬ夢・・。
鉄の扉を開くことができる日は来るのでしょうか。
(*)くりかえし
(Cメロ)
弱く輝いている 宵の蛍のように
どこへ流されていく 黄色い花
君は移り気のようです。
消えては光る儚い蛍に例えているのは、
君の心がどこにあるのか、
どこまでが本心なのか、わからないから。
しっかり捕まえていようとしても、
僕の手には負えないのです。
どこへ飛んでいってしまうかわからない。
二人一緒にいても、
心の中はいつも不安で一杯なのです。
数あるスピッツのCメロの中で
私はこのCメロが一番好きです。
幻想的で切ない歌詞とメロディー。
何回聴いても好きです。
時の淀み 行く手を知り
明日になればこの幻も終わる
胸に咲いた黄色い花 君の心宿した花
君といる嬉しさで
時が止まってほしいと願っても
この幸せがいつまでも続くものではないことを
僕は痛いほどわかっています。
気まぐれな君はいつもふいにいなくなるのです。
だからこの時間も幻だとわかっているのです。
(*)くりかえし
でもどうかずっとここにいてほしい。
僕の願いはそれだけです。
【歌の感想】
この歌のイメージは黒と黄色です。
その世界を幻想的に歌っています。
君のいない暗く無味乾燥な日々(黒)
君に会えて僕の心にともった灯(黄)
現状を脱しきれない僕の心(黒)
全てが打開できたときの君との未来(黄)
夜空(黒)に朧に浮かぶ黄色い月(黄)
暗がり(黒)を舞う儚い蛍の光(黄)
君がまた去っていくのを予感しています。
砂漠のように乾いた虚しい日々が戻ることも。
草野さんの声が若干無邪気な感じがするのと、
アップテンポなリズムもあって、
もしかしたら、実は、
月夜に夢を見ている状態なのかもと思わせます。
君に会いたい思いが強まって、
君が夢に現れたのかもしれませんね。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。