前回はこちら。
植物園の中をああだこうだ言いながら見て回ります。
テリハボクさんのところで名前を見ながら「テリハボクって言うんだ〜」って呟くと、『テリハだよ』ってお返事が。
ちゃんと自分の名前を、しかも日本にいるからには和名を知っている植物さんたちです(全員かはわからない)。
すると、メインストリートの樹々に埋もれてあまり目立たない奥のフェンスに絡まっている蔓性の植物が、あーちゃんに声をかけてきました。
『僕たちにもきいてよ』
側に行ってみると、鋭い棘を持っています。
Iねーさんが、「トゲがあるからここなのかもね」とおっしゃいました。蔓性で繁茂しちゃうしね〜。
その名も「シクンシ」。
初めて知りました。

あーちゃんが、「さっき買ったサボテンを上手に育てる方法をきいてみよう」とお尋ね申し上げると・・・
『なんでそんなことを僕たちにきくんだ。シクンシのことをきいてほしい』
そりゃそうですね、失礼しました。
改めてあーちゃんが、「何してるのですか?」とお尋ねすると、
『こうやって陽を浴びて、話しかけてもらうのが好きさ。もっと訊いてほしい、もっと話しかけて欲しい』とおっしゃいました。
学名にインディカと入っている通り熱帯アジア原産のシクンシさんに、あーちゃんが「故郷恋しい?」って尋ねると、
『うーん、別に』
すると、おもむろにシクンシさんが言いました。
『地球はもう危ないよ。君たちにかかっている。悲しんでいるものがいっぱいいる。
ありがとう、聞いてくれて』
「私たちにできることはありますか」と親方が尋ねると、
『自分たちでそれを探して。みんなで話し合って。それぞれできることが違うから』と至極真っ当なご回答。
みなさん、深く深く噛み締めて、できることをしていきましょう。
植物だけでなく、昆虫、鳥、動物、様々な生命がだいぶ姿を消してしまいました😭
祈ることだけでも、素晴らしいパワーになるからね。
最後に、あーちゃんがシクンシさんの方から何か訊きたい事があるかを尋ねると、
『ないよ。
君のことは好きだ。
嫌いな人はいないけど、関心持たれないと哀しいよ』とのことでした。
シクンシ、漢字でかくと使君子(生薬名)。
駆虫等様々な薬効高く「神から授かった妙薬」の意味でつけられたとのこと。
その名の通り格調高い会話となりました。
お花は咲き始めが白、そしてピンク、赤へと変わっていくそうで、今度は花ざかりの時期に訪れたいものです。
お花をつけたシクンシさんは何を語ってくれるでしょうか。

親方は緑、あーちゃんは黄色
その後、オーストラリア園でハーブを見て

食虫植物園に移動。

あーちゃんが「面白い形」って言ったら、『これが生きる術(すべ)だ』と。
そうだよね、そうだよね。
食虫植物と言っても「殺気はないね」とあーちゃん。
『うん、待ってるだけなので殺気はないよ。来るものを捉えるだけだから』
確かにね〜、肉食とはいえ草食系の性格ですね。
するとウツボカズラが、自身の姿を『遊覧船みたいだろ』と言いました。
「そうかな?」と忖度しないあーちゃん🤣
遊覧船を知っているんですね。なんでも知ってるんですね。
調べたら、ハエトリグサって閉じるのもすごくエネルギーいるそう。ハエを空振りした日にやぁ消耗が激しいらしい。ご飯食べるだけで命懸けなんですね。
ウツボグサとサラセニアは似ていても消化の仕方が違うとか、食虫植物の世界深し!ハマる人はハマりそう。
それにしてもあれだけの数の食虫植物を生かすには、餌はどうやっているのかな?
通常は虫がご飯になるので自然にしておけばいいらしいけど、温室内の大量の食虫植物となるとどうやって育てているんですかね〜。
他にも、園内の植物さんからは住むところのアドバイスがあったり、「メッセージは求めるものじゃなく与えるものだ」とのお言葉もあったりで、相変わらず植物との会話は面白く、珠玉のメッセージ集。
昨年の御苑の時も思ったけど、今回改めて感じたのは、植物たちは人間にもっと鑑賞してもらいたいし、触ったり匂いを嗅いだり、積極的に話しかけてもらいたがっているということ。
もっともっと人間がこまやかに関心を持つと、とても喜んでくれると感じました。

こうして園内を全て見て回り、再び前庭でお菓子を食べながらあれやこれやのおしゃべりタイム。

最後にハーブ園のマートルを探しがてら、あちこちハーブを見てまわると、あーちゃんが呼びます。
「じーちゃん!我らがルーが!」
つづく