
小1時間ほどの登山で
ようやく山頂が近づいてきた。
鳥居をくぐり周囲を見渡すと
視界を遮る山々は姿を消した。

頂上の手前にあるヒュッテ前で
休憩がてらおにぎりを頬張る。
ウム〜携帯コンロを持ってきて
珈琲を沸かして飲んだら
美味いだろうな。
周囲でお湯を沸かしたり
カップラーメンを食べている人達を見て
そう思ってしまった。
階段を数十段登ると
もうそこは山頂だ。
半世紀前の山頂の記憶は無く。
いや、そもそもリフトに乗った記憶はあるが
山頂まで辿り着けたかどうかも不明である。
思ったより山頂は開け
木道も整備され
開放感に満ち溢れていた。
五月の風が尾根を伝って
山頂を駆け抜けてゆく。
何とも爽快な気分だ。

西日本で2番目に高い山に
こうも容易に登れるなんて
素敵なことではないか。
フツフツと山への興味が
再燃しそうになったが
まぁ、マダニもハチもクマも怖いしな😅

今度再訪した時は
あの尾根伝いに歩いていきたいな・・
そんなことを思いながら
しばし山頂でのひと時を過ごした。
真っ赤な夕景
満天の星空
そして昇る朝日
白い雪に覆われた尾根
どれも素敵だろうな

こうやって
皆、山にハマっていくんだということが
とてもよく理解ができた。
バイクとはまた違った良さがあるのだ。

そろそろ帰りの時間を考えると
下山の時間だ。
魂の洗濯とはこういう事を言うんだろうな
と思いながら
下山を開始した。
下りは少し滑りそうになる箇所はあったが
カニ歩きで慎重に降りながらも
登りよりは早い時間でリフトの駅に到着し
リフトに揺られた。
山頂でなかったのが惜しかったが
清水で点てた美味しい珈琲に
やっとありつけた。