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リヨン発プロヴァンスの旅#6-2 アルルのローマ遺跡

10月30日木曜日、続きです。

 

A54・通行料2.2€。35km、30分ちょっとの移動で、アルルへ。

 

アルル'Arles'

 

私の趣味でひたすら古代ローマを追っているような旅ですが、アルルはゴッホゆかりの地。

「ヴァン・ゴッホ橋」或いは「ラングロワの橋」'Pont Van Gogh de Langlois'(TAアルルの観光 80件中21位)。

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元々ゴッホが描いた跳ね橋はここより3km程離れたところに架かっていたそうですが、コンクリート橋に架け替わり、現存しないとのこと。

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自転車旅の2人連れが休憩していましたが、あとは田舎道、静かなもんでした。
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pin.it

 

アルル市街中心から3kmちょっとながら思い切り田舎だった橋からアルル市街方面に向かい、給油の後に寄ったのは、まだ市街地中心から2km程という微妙な郊外に建つアルル県立古代美術館'Musee Departemental Arles Antique'(TAアルルの観光 80件中1位 トラベラーズチョイス2025)。

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この地域の学校の休日に当たっていたか、入場料無料でした。

ああ、これはニームの出土品よりも水準が高いかも。
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アルルは、ギリシャ人が建設、ガリア人の征服を受けた後、紀元前123年にローマ人が支配することとなりました。ガリア・トランサルピナの港湾都市としてはマッサリアマルセイユ)に遅れをとっていましたが、ポンペイウス(共和派)に付いたマッサリアに対してカエサルを支援したローマ内戦緒戦において、包囲線を経てカエサルマッサリアを落とすと、没落するマルセイユに代わって台頭し、名門第六軍団が入植して正式にローマ都市になりました。歴史を要約するとこんな感じかな。
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この博物館は、時代は少し下がり気味、キリスト化後の石棺を多く展示しています。
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そしてここにも定番のモザイクタイル床。
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ホント家に欲しい。
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博物館のすぐ近くには戦車競技場があります。戦車競技場は、ローマの「マクセンティウスの競技場」以外は殆ど建築物の遺構は残っておらず、ここも例に漏れず。

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ただ埋もれないように手入れだけした草原。

 

いよいよアルル市街に入ります。が、旧市街入口は昇降ポールで悉くブロックされてホテル方面へのアクセスができなかったので、旧市街東端、ホテルから徒歩500mぐらいのところに駐車しました。

 

そして旧市街は、この旅4つ目の世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」'Arles, monuments romains et romans'。

whc.unesco.org

 

「アルルの円形闘技場」'Arènes d'Arles'(TAアルルの観光 80件中6位 トラベラーズチョイス2025)。

arenes-arles.com

午前に円形闘技場を見たばっかりなのに、また別の円形闘技場です。
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上縁がアーチで、また中世の城砦だった時代の色気も何もない塔が載っているのが特徴です。

隣町ニームのそれよりもこちらの方が有名だと思っていましたが、どうなんでしょうか。

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ポルティコのスケール感はあっちの方が上かな、と思いましたが、これは2階だから比較しちゃいけません。
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あれ、でも1階も低い写真しかないな。

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おお、これは、現役というか、客席はほぼ全面現代のもの。
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石材は建材として大量に持ち出され、ガワだけ残っていたが、現代になって施設を利用するために座席を設置した、という感じかな。座席の前後が狭かったりまちまちな広さだったりするので、ほぼスムーズに客席内を移動できるニームと比べると、移動はかなりし難いです。

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並ぶ最上部のアーチ。
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時間帯のせいということでなく、アレーナは一般開放していない模様。
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長期に亘って要塞都市化していたということと石材の持ち出しが多いということで、上縁にアーチが連なり、且つ通常なら内壁に遮られるアーチからの視界が抜けるというアルル円形闘技場の特徴が出来上がりましたね。
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アート関係のイヴェントはあまり行われていないようで、過去の開催実績を見ると、1975年のCANとかヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター(どっちもリアルタイムのプログレ)まですぐ遡れるくらい。大イヴェントは年2回の闘牛。

arenes-arles.com

 

ローマのアーチは芸術。
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もう1つの特徴である中世の塔は要らん。来た以上登ってはみたけど要らん。要らんけどそれもまた長い歴史なので、撤去しろということでなく「無粋だな」と思って見上げるのがいいです。

 

丘の頂上にある闘技場から南に下ってすぐの「アルルの古代劇場」'Théâtre antique d'Arles'(TAアルルの観光 80件中11位)。

www.theatre-arles.com

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ほんと真っ直ぐ降りて劇場の9時の位置に入口があったのですが、向かう人が少ないのを見てとった私達は、劇場を時計回りして入口に辿り着きました。3倍歩かされた嫁には申し訳ないです。

舞台後方は、ほぼ綺麗に残った円柱2本以外は普通に廃墟。
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一方客室は非常にいい状態で保存されています。
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収容人員数が違いますが、お客さんは円形闘技場よりもこちらの劇場の方が快適ですね(座布団は必須)。舞台の広さからすると、ポピュラーと、管弦楽は2管ぐらいまではいけるのではないでしょうか。
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終始晴天に恵まれた本日も、間もなく日が暮れようとしています。
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こっちは割とよくコンサートが開かれているようです。生憎知らない方ばかり。

 

入場料は幾つかのパターンがありますが、円形闘技場と劇場のセットは11€@1人です。我々は現地で購入しました。

www.arlestourisme.com

 

本日の宿泊先は、ホテル・ドゥ・ラ・ミュエット'Hotel de la Muette'☆☆(TAアルルのホテル49軒中3位)。坂を下りますが、円形闘技場から200m程西のまさに旧市街の中心部にあります。

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歴史的建造物と呼ばれるような謂れのある建物ではありませんが、一番古いところでは13世紀、このファサードは14世紀という非常に歴史のある建物で、初代オーナーが1961年に開業して以来80年以上に亘ってホテル営業をしているそうです。

☆☆なので豪華なものはないですが、必要なものはしっかり揃った(電気ケトルもあります)ダブルルーム14m2。
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地階で石造りですが、暖房が効いて寒くなかったです。
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今回の旅行、この日のアルルだけは予約を受けない店が多かったので、ディナーの予約をしていません。それで主だったお店がオープンする20時をメドにホテルを出て候補にしていた何店かを廻りましたが、なんかやってなかったのよね。景気悪いのかな。

 

結局フォリュム広場'La Place de Forum'に面したお店から、あまりフレンチっぽくないL'Apostrophe Restaurant(TAアルルのレストラン324軒中98位)を選択しました。

嫁はエビバーガー、私はビーフ・タルタル。

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このお店のコーヒーは、フレンチ・ブランド'La Maison du Bon Cafe'でした。
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まあ、料理はこんなもんかなという感じですが、ヴァンドゥーズ(あまり英語はできない)の接客態度はすごくよかったですよ。

lapostrophe-arles.fr

 

ディナーは遅めスタートでしたが、軽食だったので、ホテルに戻ったのは他の日と同じくらいの時刻。南仏旅行最終日の明日のスケジュールを確認してから、就寝。

 

おやすみなさい。




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