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Ruby Kaigi 2025 3日目レポート

こんにちは!
リンクアンドモチベーションのバックエンドエンジニアをしている葛葉(くずば)です。
Ruby Kaigi 2025 3日目、最終日の感想をお届けします!


1日目、2日目のレポートについても合わせてご覧ください!

3日目のタイムテーブル

Schedule - RubyKaigi 2025

 

Ruby Committers and the World

Ruby Committers and the World - RubyKaigi 2025

Ruby commiterのみなさんが今後のRubyの開発について討論するセッションでした。
レジェンドたちが一堂に会する光景は圧巻で、目の前の光景に見入ってしまいました。

議題としては、

  • 数年前に議論された「Static Barrier」を導入すべきかどうか

  • Namespaceの導入についてどう考えているか

  • Ruby 4.0にはどんな機能を入れたいか

  • AIを使ってRubyは作れるのか?

といった、普段はクローズドな場で行われているような内容が、オープンな場で率直に語られていました。

「勢いでこの機能入れちゃったんだけど、入れない方が良かったね」

「僕がRefinment入れたの僕なんですが、正直使ってないのでなくしても大丈夫です」

「あの機能なくしたら、一気にRubyが衰退したんだよな笑」

など、過去に導入した機能についての振り返りも多く、興味深かったです。

「Namespaceは、gemを分けて入れられるようにしようと思っている」
「さっきRuby 3.5をデプロイしてきたばかりなんだけど」

といった会話からも、今まさにRubyが進化し続けていることをリアルに感じることができました。

また、個人的に印象に残ったのは、
「AIを使ってRubyを作っていますか?」という問いに対してのやり取り。

「試してみたけど、全然うまくいかなかった」
Rubyの処理系はAIにあまり向いていない」
「既存コードがなくてもRubyのコードを書けるくらいAIが進化したら、AIでの開発も可能になるかもしれない」

といった話を聞いて、RubyKaigiでAIに触れる人が少ない理由がなんとなく理解できた気がしました。

議論のほとんどは日本語で、全体的に和やかでゆるい雰囲気でもあったので、とても理解しやすかったです。

ただ、僕の反省として、
もっとcommiterの方々を覚えておくべきだったと後悔したので、
来年は、日本人コミッターだけでも最低限把握してから参加したいと思います😅

 

A taxonomy of Ruby calls

A taxonomy of Ruby calls - RubyKaigi 2025

Rubyのメソッドやブロックの呼び出し方について、YJITがどう対応しているかという内容でした。
内容も英語も難しかったですが...Rubyの高速化にYJITは欠かせないことを実感しました。スライド見返して理解深めようと思います!

 

Inline RBS comments for seamless type checking with Sorbet

Inline RBS comments for seamless type checking with Sorbet - RubyKaigi 2025

Sorbetを開発している方の発表で、RBSとSorbetは元々別の型システムですが、RBSを組み合わせてより使いやすいようにしたよという話でした。
3日間のRubyKaigiで5,6人の方が型チェックについて発表されていたので、Rubyで開発する人の多くがかかえている課題なんだと改めて感じました。また、SteepやSorbet、TypeProfと複数のアプローチが生まれている中で、お互いの良さを生かす工夫がされており素敵だなと思いました!

 

Analyzing Ruby Code in IRB

Analyzing Ruby Code in IRB - RubyKaigi 2025

IRBがどんなふうに動いているのか、Ripper::Lexerで動いていたIRBをどうやってPrismに移行するかという内容でした。
IRBが1文字ずつトークンに分解して、処理させてる過程がなんとなくイメージできるようになった方が良かったです。IRBの色(シンタックスハイライト)についてどんなふうに色をつけるかについても解説されていました。
IRBのラッパーであるRailsコンソールが、僕の環境だと色を付けてくれないのはなぜか気になっている)

 

Matz Keynote

Matz Keynote - RubyKaigi 2025

最後は、Rubyのパパであるまつもとゆきひろさんの基調講演です。
多くの人が気になっている「AI時代にRubyはどう進化していくのか?」というテーマを中心に話されていました。

印象的だったのは、「Rubyは型がなく、短く書けるという特徴があるからこそ、AIにとって扱いやすい言語なのかも」という話。
Rubyがもっと人気な言語になるかも?と思うようなワクワクする内容でした!


また、Ruby 4.0のリリース(たぶんとおっしゃっていました)発表もありました。
Ruby 4.0ではNamespaceの導入やJITの強化などが盛り込まれることが予定されているとのことです!

おわりに

夢のような3日間でした!
わからないことも多かったけれど、その分、もっと強くなってまた戻ってきたいと思える時間でした。
「今年からcommitterになりました」に自然と起きる拍手。あの一体感も最高でした!
AIの話もRailsの話もあんまり出てこない、この独特の空気を全身で味わえることこそ、RubyKaigiの醍醐味だなと思いました。
来年は、今年わからなかったことが「わかる」に変わるように。もっともっと成長して、また帰ってきます!
来年は函館!



RubyKaigi(完)!


(追記)
3日間続けての感想ブログの投稿は、これまでで初めての経験で、とても大変でしたがすごくいい機会になりました。
読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!




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