以下の内容はhttps://level-eater.hatenablog.jp/entry/2024/06/21/120000より取得しました。


7世代S14の使用構築(最終1位)の構築経緯

2024/6/22

概要

 こんにちは、スティーラーです。
 部屋を片付けていたら昔作ったポケモン第7世代の考察メモ的な紙束が出てきたので構築経緯を備忘録としてここに残しておくことにしました。ちょうど似た趣旨の謎の下書きがあったので、それを参照しつつ書き換えることでまとめていきます。
 ただ不完全な部分を記憶で補ったりするので誤りも多いかもしれません。悪しからず。
 あと結構細かく書いたのでとても長いです。これでもだいぶ削っています。

 また7世代S14の構築に関連した話なので、そちらと合わせて読むことを前提としてまとめます。

 

プレイや構築の傾向

構築を組み始めるまでの取り組み

 まず前提として、僕はポケモン対戦で「実際に対戦を行う」よりも「分析したり机上論を考える」方が好きでそちらをメインとして遊んでいました。具体的には
 記事を読んだりPGLの統計を見たりする
 ↓
 環境の傾向を考えたり、その上で机上論を考えたりする
 ↓
 たまにその机上論を実践する
といった感じです。その過程で机上論が生んだ謎個体も数多くボックスに置かれました。例えばDS振りヤチェガブもその謎個体の一部です。

 そしてS14の時に、せっかくだから初2000を目指してみるかとなりました。*1

プレイの傾向

 もちろんレートを上げるにあたって環境の分析は大事ですが、「自分特有の傾向」の分析も大事だと思います。
 例えば僕の場合は

 ・ステルスロックが使えないと無理(更に初手置きの頻度が高い)
 ・対面構築が致命的に下手
 ・受け回しは実力不足で安定行動を逃して負けそう
 ・身代わりメガゲンガー+HD残飯宿り木鋼(カグヤorナット)が好き*2*3
 ・数的有利よりも特定のポケモンで詰めることを重視しがち

という傾向がありました。

 必ずしもこの傾向に沿う必要は無いですが、この要素が加点or減点になるという情報はかなり大きいと思います。

 実際、次で書く構築経緯もこの前提を重視したものになっています。

 

構築経緯

 まず雑に身代わりゲンガーHDテッカグヤorナットレイ@残飯を採用。

 次にメガゲンガーが苦手とする対面系の構築に出せるメガ枠として、以前に鬼羽リザードン+HDテッカグヤに手応えを感じていたのもあり鬼羽リザードンを採用し、同時に鋼枠をテッカグヤにしました。HDカグヤは身代わりと守るが必須だと考えているのでこれも決定。
 なお以前使ったリザードンは腕白ニトチャドラクロでしたが、性格と技はまだ保留です。

 このHDカグヤ+鬼羽リザ+ゲンガーを構築の軸とすることしました。想定しているのはスタン系にはリザカグヤ、サイクル系にはゲンカグヤで対応する形です。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石     身代わり      
テッカグヤ 残飯 D↑ HD 宿り木の種 身代わり 守る  
リザードン メガX   H252 鬼火 羽休め    

 ※赤字は新たに決まった要素

 次に「初手置きしやすいステロ枠」を決めることにしました。これはリザカグヤゲンガーの全員と相性が良いだけでなく、プレイの傾向の面からも必須枠だと考えています。
 とりあえず電気に強いステロ撒きということで、最も強力と思われるカバルドンに決定。型は初手投げから確実に行動することを意識してHDオボンにしました。

 これで対スタン系の基本選出としてカバリザカグヤが出来ました。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石     身代わり      
テッカグヤ 残飯 D↑ HD 宿り木の種 身代わり 守る  
リザードン メガX   H252 鬼火 羽休め    
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし

 ここでカバリザカグヤ選出でリザードンをどのように場に出すかを考えると、
 ①カバルドンから展開する ②テッカグヤから引く
が主になります。Sを伸ばすメリットが薄いことと、大体ステロが撒かれていてステロ+積みの動きが行えることから、鬼羽リザは以前と同じ腕白ニトチャ型にしました。

 これに伴いテッカグヤの攻撃技がミミッキュ・挑発レヒレに強いヘビーボンバーに決定。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石     身代わり      
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし

 ここでゲンガーの型なのですが、対スタンで常に鬼羽リザードンを出すのは無理があると考え、特にレヒレ入りのスタンにゲンガーを出すパターンを想定することにしました。つまりゲンガーは対受け性能を持ちつつ、スタン系統にもある程度強く出られる型になります。その候補は
 ①臆病CS(ヘド爆、霊技、身代わり@1) ②臆病HS(シャドボ、滅び、身代わり@1)
だったのですが、対レヒレ・ステロやあくびと合わせた時の抜き性能・数的有利を狙うのが苦手なことの3点から①を選択しました。

 そして①の型でも対受け・汎用性を考えると流石に催眠祟り目になりました。今の並びだとシャドボが無くて困る場面ほとんど無いはずです。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし

 ここからあと2枠を決めますが、まず見るからにレヒレを検討したくなると思います。
 ここまでで苦手とするカバ・ゲッコ(特に激流)・バシャ・ギャラ・ドラン、そして環境トップクラスの強さを持つマンダ入りに対して強く出られるということで、カプ・レヒレの採用は決定です。テッカグヤとの相性も良く、あらゆる点で噛み合っていると言っても過言ではないです。

 レヒレの型ですが、残飯が取られているので有利対面(特にカバ)を作った時に最も強いと考えている水Z型にしました。Sよりも耐久の方が価値が高いので配分はHCです。H振りで結構主要な攻撃を耐えられるようになります。*4

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし
カプ・レヒレ 水Z 控え目 HC ドロポン ムンフォ    

 こうして見るとレヒレカグヤ+リザX+ゲンガー+地面で綺麗な並びになっていますね。

 水Zレヒレの基本は3ウェポン+瞑想だと思っていたのですが、最後はめざ炎か凍える風かで悩みました。めざ炎は対マンダナットドラン等のリザカグヤで辛い相手に強そうで、凍える風はミミッキュに強くなったりリザードンに繋げて展開したり出来そうです。
 昔頑張って控え目めざ炎レヒレを捕まえたので、ここは記念にめざ炎にしました。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし
カプ・レヒレ 水Z 控え目 HC ドロポン ムンフォ めざ炎 瞑想

 最後の枠はよく分からなかったので、適当に入れても強いとされるミミッキュにしました。明確な採用理由が無かったので型は汎用性が高い耐久振り剣舞ミミZです。(この枠は本当にミミッキュだったか定かでないですが確かそうだった気がします)

 これで一旦は構築の完成です。

初期版
ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
カバルドン オボン 慎重 HD 地震 ステロ あくび 飛ばし
カプ・レヒレ 水Z 控え目 HC ドロポン ムンフォ めざ炎 瞑想
ミミッキュ ミミZ 意地 Hab じゃれつく シャドー 影討ち 剣舞

 

 そして実際に使ってみましたが、レート1850くらいから伸び悩んでしまいました。
 振り返ると、主に次の3つの問題を見つけました。
 ・カバルドンが初手の水Zや挑発で動けない(特に挑発持ちを呼ぶと裏にも刺さり厳しい)
 ・ゲンカグヤで受けを崩しきれないことがある
 ・ミミッキュを出したい時が少ない

 これらを解決するするための変更点は分かりやすく2つです。
 ・カバルドンを他のステロ役に変える
 ・ミミッキュを変える(特に対受け回し想定)

 まずステロ枠ですが、ここで今一度「どのような時にステロ枠を出していたか」を整理することにしました。
 結論から書くと、ステロを撒くと明確に誰かが通りそうな時以外は、対リザードンと対襷がいそうな構築でほぼ初手選出して戦おうしていることに気付きました。これは相手のリザードンメガシンカ先や、裏から出てくるポケモンが襷を持っているかなどの択を避けながら誰かを通しやすくなるためです。

 そしてリザードンや襷入りの構築はスタン系に分類して良いと思います。よって、リザカグヤと相性が良くて電気に強いだけでなく「挑発を呼ばずリザードンゲッコウガに強い」ことも条件としてステロ枠を探したところ、ボックスにいたDSヤチェガブが見つかりました。

ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
ガブリアス ヤチェ 陽気 hdS 地震 岩石封じ ステロ 吠える
カプ・レヒレ 水Z 控え目 HC ドロポン ムンフォ めざ炎 瞑想
             

 最後に6匹目ですが、ここはゲンカグヤと一緒に出して受け回しに勝つ為の枠になります。ここは臆病電磁波ミミッキュになったのですが、たしか理由は

 ・受けポケモン以外への汎用性(受けに入っている攻め枠含む)
 ・見た目の強さ、圧
 ・ゲンガーと合わせての崩し性能
 ・カバ→ガブの変更に伴う起点作成枠の強化
辺りだったと思います。疑問枠です。

完成版
ポケモン 持ち物 性格 努力値 技1 技2 技3 技4
ゲンガー メガ石 臆病 CS 身代わり ヘド爆 祟り目 催眠術
テッカグヤ 残飯 慎重 HD 宿り木の種 身代わり 守る ヘビボン
リザードン メガX 腕白 Hbs 鬼火 羽休め ニトチャ ラク
ガブリアス ヤチェ 陽気 hdS 地震 岩石封じ ステロ 吠える
カプ・レヒレ 水Z 控え目 HC ドロポン ムンフォ めざ炎 瞑想
ミミッキュ バンジ 臆病 bdS 呪い 電磁波 身代わり 痛み分け

 f:id:Level_Eater:20190512123414p:plain (TNはカントーのジムリーダーから拝借)

 ガブリザミミを上に置いたら結構対面構築っぽく見えませんかね?ちょっと無理がありますか。

構築要点

〇自分の好みや傾向に沿った構築にする
 ・「プレイの傾向」を参照

〇単体性能を保ちつつ、構築内で強いシナジーを生む
 ・補助技+身代わり、ニトチャの積みの動き
 ・相性補完や数値に優れたサイクルの動きなど

〇環境に合わせた構築
 ・鬼羽リザードンの刺さりが良すぎる
 ・特殊でカグヤを崩そうとする相手が多くHDカグヤで詰ませやすい
 ・レヒレカグヤがゲッコウガボーマンダに強め

〇想定外の型で意表を突ける
 ・HDカグヤ、腕白リザ、ヤチェガブの意表の耐久
 ・変なミミッキュ、レヒレのめざ炎

 

その他メモ

S14の記事と一緒にご覧ください。

テッカグヤ

 204-122-124-*-165-84

 あまり見ないほぼHD特化のカグヤ。HBは有利な相手を完全に受けきるのに対して、HDは広く浅く攻撃を耐えてやどみがに持ち込みやすいといったイメージがあります。
 加えてHDカグヤは等倍特殊での処理を狙っていた相手を詰ませられることが多いです。うまくDブーストさせられたらもう圧倒的な耐久です。

 反面Bが薄めですが、タイプや周りのサポートのおかげでやどみがは決まりやすいです。

 とにかくHDカグヤが使っていて一番強く、7世代最強はこいつだと思っています(実際はボーマンダゲッコウガでしょうか)。

 

リザードン

 185-159-161-*-106-128(メガ後)

 なぜかと言われたら困るのですが非常に通りが良かったです。

 鬼火は命中不安ですが、多発した「当てれば勝ち」の状況の85%で勝てるので強かったです。
 そんな中でも可能なら鬼火外しをケアしたいので、腕白リザをニトチャで展開させ、上から鬼火を打てる状況と1回外しても大丈夫な耐久値を両立させています。
 あとはシンプルに上からドラクロを打つと色々倒せます。特に相手のリザードン(ステロ込み)やアーゴヨンを一方的に倒せるのは偉いです。

 ちなみにですが、プレイや構築で最初から85%に頼るのもアリな気はします。難しいことを考えて結局85%よりも勝率が低くなっては本末転倒なので。

 

ガブリアス

 199-151-116-*-121-169

 S14はヤチェガブがマイナーでした(ヤチェ率9.52%)が、知られてしまったら弱体化してそうです。

 ゲッコウガの冷B+手裏剣ほぼ耐えとしてはいますが、実戦では
 ・冷凍ビームの急所を回避して(95.8%)
 ・冷凍ビームの氷&行動不能を回避して(92.5%)
 ・岩石封じを当てて(95%)
 ・運要素の多い水手裏剣を耐える(?%)
ことが必要で、ここまで重なると怪しいという噂があります。ただヤチェが活きるのはこれだけではないですし、ゲッコウガに高確率で岩封+ステロが出来るのは間違いないので良い型ではあります。
 初手で起点を作るだけでなくサイクルパーツにもなったり、中々便利なポケモンでした。

 毒々を採用する発想は当時全くありませんでした。浅慮。ただ構築全体で身代わりに弱いので、後投げから交代させられる吠えるでいいかなと思います。毒を試してないので分かりませんが。
 地震を切って毒にするのは流石になしです。この構築のヤチェガブは初手で起点作って切るだけではないので。

 Youtubeガブリアスの歴史解説みたいな動画で7世代のヤチェガブに触れてないのはエアプ。
 今はポケモンwikiにヤチェガブの記述が無いので、コピペ投稿者は触れられないんだろうなと。

 

ミミッキュ

 131-85-112-*-145-162

 疑問枠。ここは露骨な崩し枠(特にグライオン入りへの崩し)にしても良かった気はします。
 ミミッキュとして見ると、この構築が数的有利より特定のポケモンを通すことを重視しているので普通のZミミなどはあまり合わないかと思います。が、相性が微妙でも単体性能が高すぎて強いという話もあります。

 型がバレたこのミミッキュって絶対弱いと思うんですよね・・・(わせポケの大会で初手アグノム対面で挑発を押されて予選全勝を逃した)*5

 

ゲンガー

 135-63-101-222-115-200(メガ後)

 単体では微妙ですが、状態異常や宿り木と組ませた身代わりゲンガーは本当に強いと思ってます。

 状態や宿り木+影踏み+身代わりの嵌め・崩し性能を高く買っているのですが、実は対ポリグライでは成立しません。身代わりカグヤで対策したつもりでしたがこれも無理でした。
 テッカグヤサイクルでは対グライオンは割り切って良いかもと思います。対グライオンの勝率のために他の構築への勝率が下がり、トータルの勝率が下がっては意味が無いので僕は諦めました。

 催眠術は回数を稼げる時か本当に無理な時に打つのですが、試行回数を稼いでの"崩し要素"と無理な状況をいい確率でひっくり返し得る"逆転要素"を兼ね備える技が弱いわけがないです。
 一般的な印象が良くない点がネックですが、僕は勝率上昇の方が大事だと考えました。

 

カプ・レヒレ

 175-77-136-160-151-108

 (リザ)レヒレカグヤの並びは有名なのにこのレヒレは補完枠で選出が少ないです。選出してもサイクル下で使う場面は多くはないので、いわゆるレヒレカグヤとは性質が異なります(レヒレなので普通にサイクルすることもある。そのためのH振り)。

 一般的なリザレヒレカグヤと見た目は同じのに中身がかなり違うのって面白いなと個人的には思いますし、そう思ったという声もちらほら見かけました。

 

 

 とりあえず以上です。書きたいことが増えたら気まぐれで追記・修正していくかもしれません。

 

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*1:それまでの最高レートはSM期の1955

*2:とは言えカグヤとナットで構築傾向は大きく変わる。ナット入りはかなりサイクル寄り

*3:過去最高レート1955を達成した時は身代わりメガゲンガー+HD残飯ナット

*4:CS水Zレヒレだと当時流行っていたヒトムレヒレグロスに強く出られるらしい(後から知った)が、そのような並びにはカバリザカグヤ選出で良い

*5:記事読んでて型全部知ってたらしい




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