ROADSIDERS' weeklyに連載中の「ユーラシア後ろ歩き」。
32回目にあたる今回はドッキリしんみりのお話。
亡き友人と、生前の友人のような暮らしをしている多くの人々に捧げました。
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さて、春の到来が遅れ、
春より先に夏がちらりと顔を見せたりしていたイルクーツクも、
いよいよ花の季節に突入。



2、3日の内に大急ぎでライラックやりんごの花が咲き誇り、
負けじとタンポポも群生したりして、例年以上の賑やかさ。
虫たちもチャンスを逃すまいと大忙しなのか、
蜂や蚊や名の分からぬ羽虫が一気に出現。
自然界の生き物は互いに呼応しあいながら生きている、
ということをしみじみと感じる。
混乱こそあっても季節が何とか巡っているのは素晴らしい。
ただ残念なのは、
開花とほぼ同時に私の方が風邪をひいてしまったこと。
どんぴしゃりのタイミングで鼻をやられてしまい、春の香りが味わえない!
とりわけライラックの、あのかぐわしい香りを楽しみにしていたのに。
季節は五官で味わってこそ、という事実を悔しがりながらも実感。
それにしても、周囲に風邪ひきが何と多いことか。
日本もロシアも、会話を交わした友人の誰も彼もが、
風邪をひいていたとか、ひいているとか。
しかも、かなりひどい風邪ばかりで、
新型コロナ感染を疑っている人も多い。
花たちにとっても、楽な春ではないようで、開花の直後、
また気温が摂氏5度以下まで下がる、プチ寒波に襲われ、
今日は雨まで降った。
花冷えと言えば優雅だけれど、
シベリアの昼夜の気温差は時に20度近くに及ぶので、
ちょっと心配。
花たちも「せっかく咲ける時が来たのに」と、
落胆しているはず。

ちなみに、我が家のガーニャもご機嫌悪め。
集中暖房が終わっていて、
家の中が寒いからというのもあるけれど、
それ以上に、たぶん
冷凍庫の中の魚を自分で取り出せないから。