しばらくかなり締め切りのきつい翻訳の仕事をしていたので、
前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまって恐縮です。
書きたい事はいろいろとありますが、まずは今日、有料メルマガ
に連載中の『ユーラシア後ろ歩き』が更新されたので、ご紹介します。
今回は、バム鉄道が出てきます。
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3月のイルクーツクは、本来なら、まだだいぶ寒いはず。
でも今日なんと、今年初めての「雨」が降り、
いよいよ冬も終わるのだ、という気分に。
一面の銀世界はもう、田舎に行かないと無理そう。
先日、4階建ての建物の前を歩いていたら、
屋根の上から落ちて来たつららが私の頭に当たり、
小さな塊なのにけっこう痛くて、
こればかりは「大当たり」は勘弁してほしい、
三等賞や参加賞も遠慮したい
と思ったけれど、
ここ数日はさらに暖かくなったため、つららたちは
今を盛りと、長さを競っている。

こういった平屋のつららはそう怖くないけれど、

高い建物のつららが落ちてきて、
歩いている人を襲うと、命の危険さえある。
実際、スラバは大昔、お葬式で飾るリボンに
飾り文字を書くバイトをしていた時、
落ちて来たつららの打撃で亡くなったおばあさんの
冥福を祈る言葉を書いたことがあるという。
その時スラバは、
「本当に危険なんだ」
と思い知ったのだとか。
いくら、あちこちにつららがあるとはいっても、
たまたま人の頭を直撃する確率はやはり低いので、
隠れていた脅威を実際に目にすると
シベリアっ子でもやはりびっくりするらしい。
雪が溶けだすにつれ、静かに、密やかに成長するつらら。
普通に街を歩いていても、なかなか気づかないけれど、
目を凝らして見ると、何て美しい凶器。
先日のつらら攻撃のショックを思い出しつつ、ふと思う。
どうせ不意に空から降って来るなら、
やはり爆弾より、こちらがいいかも。