以下の内容はhttps://le-mask.hatenablog.com/entry/mondai-ganbaataonnaより取得しました。


復縁の練習問題vol.1【問題編】 別れを告げられた『完璧に頑張った女』

f:id:le-mask:20220206230722j:plain
恵里菜は泣いていた


大好きだった男、亮廣に突然の別れを告げられたからだ


もちろん、別れた事自体も悲しかったが、その悲しみをさらに増幅させるのが


『フラれた理由が不明な事』だ


亮廣が他に好きな女が出来たり、自分が至らなかった所があるなら分かる


けれど、亮廣に他に好きな女が出来た訳でもなく、また何より、自分自身を振り返ってもダメだった所がまるで見当つかないからだ


なので恵里菜はどうしていか分からず、ただ、亮廣に別れを告げられた悲しみの中で泣く事しか出来なかった





1年前


亮廣とは会社のエリア達成会で知り合った


その月は各部署が成果を最大限に出し、エリア全体が達成したのだ


亮廣はそのエリアの中の主任だった


普段は場所も離れていたが、そこで知り合い意気投合し、そこから恋人関係になるのにさほどの時間はかからなかった


当時亮廣は28歳で恵里菜は26歳


男はまだ少し早いかもしれないが、女は結婚意識が高まる頃だ
もちろん、恵里菜も例外ではなく、結婚願望が高まっていた


また亮廣も恵里菜に対しては強く惹かれ、2人は結婚を暗黙の前提とした同棲を始めた


なので、同棲を始めてから、特に恵里菜は頑張った


亮廣は『自分も料理や家事も頑張るから』
と、恵里菜に言ってくれたが、それに対し恵里菜は


『いいの。こういうのは私がやるから、亮廣は無理しないで』


と、亮廣に告げ、実際恵里菜はその通りに頑張った


部屋も常に綺麗にし、自分自身を磨くこともこれまで以上に頑張った
亮廣の一番であり、特別でいたいからだ


また、料理にもこだわった


味や見た目はもちろんの事、亮廣の身体を気遣い、素材にまで徹底的にこだわり、食品は基本オーガニック


ジャンクフードの一切の禁止はもちろん、味付けも濃すぎにならないように気を配った


空気清浄機や浄水器の設置もした


全て亮廣を気遣っての行為だった




恵里菜のこの行為に対し、亮廣も喜んでくれていた


料理を口にすると
『凄い美味しい!まるでレストランみたいな味だな』


と、喜んでくれていた
そして、その姿を見て、恵里菜は本当に嬉しかった



けれど、ある日の事


いつもの時間になっても、亮廣は帰ってこなかった


恵里菜は心配で、亮廣に連絡しようかどうか迷っていた時に、ちょうど亮廣が帰ってきた


『今日はおそいじゃない。どうしたの?』
と、恵里菜が尋くと、亮廣は


『ごめん。今日は部長に帰り捕まっちゃって付き合わされてさ』
と、答えた


その答えに恵里菜はもっと詳しく突っ込んでみたいと思ったが、それは辞めた
亮廣と変な雰囲気になりたくなかったからだ
なので恵里菜は


『そうなんだ。大変だったね』
と、亮廣に告げると、彼は


『大丈夫だよ。けど遅くなってごめんな』
と、恵里菜に答え、その日はもう遅かったので、お互い寝る事にした


けれど、恵里菜の心はモヤモヤしたままだった




翌朝になると、恵里菜は自身で一晩考えたアイデアを亮廣に提案した


『ねえ、亮廣。これからは遅くなる時や、誰かに合う時は、お互いちゃんと誰にどこで会うかを連絡するようにしよう』


亮廣は恵里菜からそう告げられると、一瞬戸惑った表情を見せたが、すぐに賛同した



それからはお互いそれを守り、同棲を続けていった



ただ、そんなある日、亮廣は連絡を忘れてしまったのか、なかなか帰ってこなかった
恵里菜の胸に不安がよぎる


その時だった
『ごめん。急な誘いで連絡入れれなかった。今から帰る』
と、亮廣からラインが入った


そのラインのお陰で不安は無くなったが、逆に不信感が出てきた
『誰と会っていたんだろう?』と






恵里菜は亮廣の帰りを待っていると、しばらくすると亮廣は帰ってきた
そして遅くまで待っていた恵里菜に一瞬驚き


『恵里菜!まだ起きてたの?ビックリしたーーー』
と、言った


普段なら寝ている時間だからだ


その亮廣に対し恵里菜は
『お帰り!だいぶ遅かったから心配したわよ』
と、告げると、亮廣に近寄り、スーツのジャケットを受け取りながら、付着した匂いやラメがあるかどうかをチェックした


もし亮廣が女と会っていたら、そういうモノが付着している可能性が高いからだ
そして、サッと確認した限りそういったモノは見当たらなかったが、恵里菜は亮廣に


『連絡出来ないぐらい急だったなんて、大変だったね。誰と飲んでたの?』
と、尋いた


すると亮廣は
『前の会社の上司と同僚にバッタリ会っちゃってさ、そのまま飲みに連れて行かれちゃったから、スマホもいじれなくてさ』
と、答えた


それに対し恵里菜は
『そうなんだ。でも、それなら一瞬ラインくれたらよかったのに。ちなみに、その元会社の人達は男の人?』
と、尋いた


『なんで?男だけど』と答える亮廣


『だったらいいんだけどさ』恵里菜はそう言うと、それ以上亮廣に質問するのを辞めた


怪しいと疑う気持ちはあるけど、確証も無いのにこれ以上騒いでも仕方ないからだ
でも恵里菜は疑いの気持ちが晴れなかったので、亮廣に


『私の事好き?』と、尋いた


それに対し
『なんで急に?』と、半分笑いながら答える亮廣


『好きってちゃんと言ってほしい』
恵里菜がそう言うと、亮廣はちょっと照れながら


『ああ。好きだよ』と、答えた





それからまたしばらくして、今度は行く前に亮廣から


『今週の木曜日は、取引先と飲んでくるから』と話をされた



事前に言ってくれたので嬉しかったが、心配もあったので
『全員男の人?』と恵里菜が尋くと



『女性もいるよ。取引先だし』
と、亮廣は答えた



心配になった恵里菜は『ふーん。綺麗な人なの?』


と、尋くと


『いや、普通だし、それに取引先の人だから特に気にしないけど、なんで?』
と、亮廣に言われてしまった


けれど、ここで変に勘ぐり過ぎるとよくないので
『何か、そういう場にいる人って、綺麗なイメージあるから』
と、答えた


そしてその後は何もなく、その日はそのまま就寝した




その後、何度かそういう事があったが、恵里菜はその時も亮廣が帰ってくるまで起きていた


それから少し経ってからだった


亮廣から突如告げられたのだ



『ごめん、恵里菜。同棲はもう、解消しよう』と





なぜ亮廣は自分に尽くしてくれる恵里菜を振ったのか?
【解答編】はこちら




以上の内容はhttps://le-mask.hatenablog.com/entry/mondai-ganbaataonnaより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14