ほぼ永遠の結束と思われた自民党ー公明党の連立政権が集結し、その事情が分かりませんが代表の斉藤鉄夫はやや自民党との未練があるような口ぶりで、幹事長の西田実仁がやや野党に傾斜しているように見えます。自民党が逆風に吹き荒れた2009年に自民党はさっさと諦めて、次の政局内で主導権争いが行われていましたが最後まで電話かけを止めなかった公明党でした。私の家や知人の家までかかってきて、むしろこうも自民党に付き従う理由は何であるのか?わからなかったのですが、結果として公明党も運命を共にし下野。自民党復権後は再び連立政権を組んでいます。自公政権を誕生させたのは伝統的に野党対策としてパイプがあった旧経世会で当時は野中広務や竹下登などが公明党の繋ぎ役でした。公明党にも草川昭三と言う労組出身の公明党重鎮がいたため政権は維持されて、第二次安倍政権になれば太田昭宏公明党元代表や漆原良夫国対委員長、自民党側は菅義偉元官房長官や二階俊博などが取り仕切り、皮肉にも自民党側55年体制においても旧経世会人脈が公明党への窓口だったようで、そうした人が消えればどんどんパイプ役は細るでしょう。岸田政権では木原誠二副官房長官が自民党の窓口でしたが、明らかに今まで比べると細ってきており高市早苗や麻生太郎が公明党に配慮できる人事ではないと言うより、自民党内にそうした人達が引退し党首会談でなんとかできるだろうと言う甘い観測もあったと思います。なにぶんかつて公明党のパートナー的存在だった旧経世会は名前は残っているものの政局に強みがあった経世会が政策集団になりました。その転換期において、連立維持はかなり困難だったと思います。あくまで私見ですが。
公明党という政党は必ず見返りを求めてくる政党で、連立離脱を決めた瞬間一部の立憲民主党支持者が公明党の幹部クラスの選挙区には現職がいるが撤退せよと言う話が巻き起こりましたが、公明党は仮に選挙協力をする際に必ず比例は公明を呼びかけてきます。それが自民党の後援会組織を弱られた選挙戦術でしたが、いきなりの民公連携は必ず破綻し、きっちり選挙運動を行うため政策を固めるべき。今はどこで解散総選挙をうたれるか分からないですが力を貯めておく時期だと考えます。参院選での完敗でゲームチェンジャーとしての立場を立憲民主党は失ったのだから、それこそ今一度小沢一郎や江田憲司らに振り回されないように社会主義、社会民主主義的なグローバル資本主義とは距離を取る政策を打ち出すべきです。また与党でもない野党でもないゆ党が増えている現状しっかりと政権と対峙する党改革も必要です。
公明党の連立離脱は私の予想は大外れでしたが、自民党の権力構造の変化は予想通り。ただ旧来のタイプである麻生太郎が完全に取り仕切っている形は予想できなかったです。テレビでは多党制の時代が始まったと言われますが、比較的短命な継続的に作られ後退する変形的な一党優位性というものが続くという予想もあります。これは民主政権で似たような事例がありましたが、自民党が政権復帰し現在一党優位とも言える勢力が見当たらないため、こちらが恐れているガラガラポンが起こる可能性も否定できないです。かつて福田赳夫と大平正芳が争った40日抗争では反主流派は比較的派閥と距離をとっていた灘尾弘吉を擁立しようとし、大平派、田中角栄軍団は急いで、衆院議長を務めていた灘尾を留任させました。おそらく今出ている名前と別の名前もこの間に浮かんでは消え、消えてはまた浮かぶという話もあると思います。乱世の時代において今出ているビックネームが必ず首班指名候補になるわけではありません。自民党はまだ割れないと思いますが、今後高市系というより極右革命にシンパシーを感じた人が党員のほとんどになるのなら相当離脱者は出ると思います。革命的な人は必ず粛清のような事をやりますから。ここ最近街の様子を見て見ると、自民党の組織選はもう通用しなくなっています。そしておそらくSNS戦略も彼らは失敗する。その時、今は副将軍の麻生太郎はどういう態度でいるのか?逃げ出すのか、革命派にコペルニクス的転回を遂げるのか、予想はつかないです。