https://www.rengo-tokyo.gr.jp/senkyo2025t/
今回の東京都議選は前回に比べると異様に多いのが1番格下の連合東京が「支援」を決めた候補が多いです。とりあえず希望があった候補には推薦は難しくても、「支援」なら基本的にどう考えても全員当選は不可能でも基本的に組織をあげたものではないので、こればかりは後は候補者の気合いの入れ次第でしょう。連合という組織はある一定の年齢以上になれば、かつて連合と同一歩調をとって選挙で連戦連勝をした小沢一郎を神格化する人もかなりいて、現在でも「小沢という人間を活用できないなら日本の政治が悪くなる」という人も温度差あれどかつての総評同盟中連関係なくいます。元々小沢派は全盛期の時代は自分に近い代議士、参院議員は悉く労組の準組織内にしていたのだから、そういう風潮もできるでしょう。私はそうまでして獲得した政権を、政争で全て破壊し尽くした人が小沢一郎だと考えていますが、私より下の世代になるとその小沢一郎観は昔偉かった人です。もしくは知らない人。
ただ彼は唯一選挙に関しての嗅覚は鋭く、組織票が人員以上の票を稼ぎだすために自分が何をすべきか心得た人だったとは思います。かつて産別を引退し、連合の労働相談員となった「伝説のオルグ」二宮誠が、民主党の選挙を手伝うための会合で小沢と同席していた時に、彼の秘書が「先生の演説を聞かせるためにどこか場所を借りて組合員を集めましょう」と提案し、小沢は却下しました。「こちらが頼むのだからこちらが出向くのが筋だろ」と言って、単組の事務所のある工場に自ら出向き一人一人握手したというエピソードが載っています。選挙ではそういうことができるのに、こと政局になればなんであれほど狭量になるのか分からないですが、こうした選挙戦術は間違っていないです。大盤振る舞いの「支援」では基本的に組織は動かないですが、動かないのだから出向くのは自由です。無党派票を多く稼ぐために街頭で演説する事も重要ですが、固められる票は1票でも多く固めておいた方が後々楽になります。私も二宮ほどではないけど、それなりに選挙運動をやってきて最後は人情で動いてしまうという事なんて日常茶飯事だったのですから。
思い切ったのは江東区選挙区と町田市選挙区です。立憲民主党、国民民主党、都民ファーストと組織内、組織外推薦をしている手前、同じく推薦希望があるのならどこかを外してどこかを推薦する事はできず、結局全員「支援」する。連合東京の事例は私はよく知らない部分もありますが、大体の地方連合の推薦基準は大雑把に言えば産別が3つ支持を表明すれば、推薦。そうでなければ、地方連合の事務局といくつか書類上のやり取りをして決定されますが、連合東京の場合はどうしているのか私は深くは知らないです。その中で江東区と町田市は定数4に対して3人を「支援」する形なので、前例がなく連合東京にせよ多くの意見が紛糾してこういう結果になったと私も産別主体だけではなく、連合主体の選挙に携わった経験がある身にして、一定の推測ができます。こうなれば候補者のやる事は一つ。この時期は1人でも多くの人に会う事であり握手すれば、なおいいでしょう。それは確実に固定票になります。
写真が載っていない人は当選すれば、ちゃんと写真が掲載されますよ。逆説的に言えば「支援」というものは基本的に名前だけを載せてあげる程度で、後は頑張って当選してね。当選すれば、陳情ぐらいは聞いてねというものですが、ある意味候補者はここから選挙戦術、選挙戦略は自由という意味なのですよ。選挙というものは多くの人が手伝うもので逆に言えば、多くの人が自分の採算度外視で手伝ってくれる光景が見られる機会なのです。