前回タイミーで交通費が負けているという話を書いたのだが、また同じことをやってしまった。往復で1600円かかるところに行って交通費500円もらった。どうやら他のタイミーさんたちはご近所さんのようで、休憩時間にどこのスーパーが安いという話をされていた。だよねー、と思う。はるばる1時間半もかけて来ている物好きと知られたら驚かれそうなのでそっと輪から外れた。
タイミー歴1ヶ月だが、1回行ったところにまた行く気がせず、せっかくいただいた「お仕事リクエスト」を無碍にしている。正確には、家の近所で朝5時からのシフトがあったのでゲットしていたのだが、日付が近づくにつれ「朝早すぎて起きるのしんどい」「寝坊したらどうしよう」というごく素朴な理由でキャンセルしてしまった。冬季五輪の早朝の試合を観るつもりで起きたらいけたかもしれないが、そこまで強い関心がない。どんなに近所だと言っても、目覚めて服を着てなにかお腹に入れてから行く、となると、朝4時半、いやできれば4時15分には起きたい。と思うとさすがに厳しい。デスクワークなら何も食べずに行ってメールを見ながらお菓子をつまむというだらしのないスタイルが可能だが、タイミーさんのわたしは軍手をしてウロウロ歩き回ったりモノを運んだりするので食べてから行きたい。うまいこと都合の良い時間(10時からとか14時からとか)のシフトが出ないかなあ〜と舐め腐ったことを思いながらアプリを眺めている日々だ。
もう1つ、同じところに行きたくない理由があって、それはどうやら私は"いつものメンバー"になることが恐ろしいようなのだ。当たり前かもしれないが、定期的にある仕事には定期的に行く人がいて、とある現場では「新しい人珍しいねー!タイミーで来る人わりと固定化しちゃってて」と言われたし、また別な現場では先輩タイミーさんから「ここはいつも和気あいあいとした感じなんですよー」とご案内を受けた。その場では「そうなんですね〜!えへへ」という態度でいるのだが、別に仲間がほしいわけでなし、雑談が得意なわけでなし。タイミーの世界はもっとドライかと思っていたが、そうでもないらしいという気付きはわたしを緊張させる。今日はニコニコお仕事できたが、つぎはこのテンションを維持できるかわからない、それが不安なのだ。はじめましての印象を良くしたくてついつい張り切ってしまう自分が悪い。そして初勤務の頑張りを維持しないといけないという強迫観念も悪い。ろくに返事もしないが淡々と仕事をしている見た目推定20歳の男子が羨ましい。でも指示を受けたら「わかりましたあ!」教えてもらったら「ありがとうございまーす!」と大声を出してしまうのは、スイッチが入ると"やるべきこと"もしくは"あるべき態度"になっていて抜け出せない。自動でやってる、なのに、疲れる。困る。
もう1つ、タイミーを見ていて気が付いたのは「お試し勤務」「お仕事体験」というジャンルの求人がけっこうあること。
タイミーのフリ(?)をして1時間その場に呼び出し、作業をしながら面接を兼ねたスキルチェックをするらしい。そこでいけそうだったらタイミーそっちのけで長期/定期バイトとして雇うという手法。もちろんその1時間はタイミーから給与が出る。これは新しい求人のスタイルとしてきっと、タイミー側が各お店に営業して回っているのだろう。下手にバイト情報誌に掲載料を払うより、タイミーを使うほど確実に暇で仕事を求めているような人間に「ちょっと来てみん?」と投げかけるほうが効果的なのだろうか?普通の面接ではお金をもらえないが、1時間お試しで何かしら作業すればお金がもらえるというのは無職側にも嬉しい話。使用店舗を増やしておいて、いざ本当にタイミーが必要なときに募集を出してもらえるようになればタイミー側もハッピーなのだろうか。タイミーはいつどのタイミングでどれくらい儲けているのだろうか。
そんなことを思いながらよくわからぬまま"お試し勤務"に出向いてみたら、開始10分で「じゃ、働きますか?」と定期バイトがアッサリ決まってしまった。
あれ、いつものメンバーになってしまうのか?タイミー生活は終わってしまうのか?

(「あ、直前キャンセルした奴がいるんやな」と察せるタイミーからの通知)
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