そんなわけでマレーシアから韓国・ソウルに行って、東京に帰ってきました。
スケジュールはこんな感じ。
- 1月6日(火) 22:40クアラルンプール発
- 1月7日(水) 06:20仁川空港着、先着のごまさんと合流、着るものを買う、アカスリ
- 1月8日(木) AMアイドル風ヘアメイク写真、PM美容医療、聖水(Seongsu)散歩
- 1月9日(金) AMお化粧教室(ごまさんは美容医療②)、PM漢南(Hannam)散歩、ごまさん帰国
- 1月10日(土) 国立現代美術館、化粧品を買う
- 1月11日(日) 08:00金浦空港発、09:40羽田空港着

・着るものを買う
常夏の国でしばらく生活していたので暖かい服はほとんど手持ちがなく、かろうじて持っていた長袖のスウェットをカバンに詰めてきた。しかしソウルは摂氏5℃、全然間に合わない…というわけでダウンコートをごまさんから譲り受け、さらにニットや下に着るものを買い足した。
ダウンコートはもともと自分が実家に置いているものをごまさんにピックアップしてもらうという話をしていたのだが、いろいろあってお下がりをもらうことになった。いろいろというのは母にピックアップの件を連絡したところ「ごまさんはきっとダウンコートを何枚か持っているはずだから買わせてもらったらいい」と急な主張があったことから始まった。娘/友人としては「そんな厚かましいこと言えません」と拒絶していたのだが「私ダウンコート欲しいのよ。旅行中はあなたが着て、帰ってきたら私が買うわ。ごまさんに話してみる」と折れない。もう勝手にしてくれと呆れていたところ直接やりとりしたごまさんと母の間でうまく合意に至ったらしく、わたしはごまさんのコートを到着即着ることができたのだった。とても軽くて暖かく、デザインもすてきで感謝しかない。東京でもたくさん着ることになるだろう。アカスリ代を負担することで貰い受けてしまったがたぶん安すぎたと思う。
ニットについては翌日に予約していた「アイドル風ヘアメイク写真撮影」で2人で並んで撮ってもらうと決めていたので、それに適したものを探していた。イメージはちょっとフワフワして明るい色で顔映りがよさそうなニット。狎鴎亭 (Apgujeong)というエリアに素敵なお洋服屋さんがたくさんあるようなので見に行ったのだが、素敵すぎてちょっとお財布が追い付かなかった。大きな建物を贅沢に使っているブランドが多く、儲かっているのか不安になる。EMPTY *1 は大きな空間に気鋭のブランドがぎっしり吊るしてあって面白かった。着たらすぐXGになれる服多し。
で、結局、明洞(Myeongdong)にある8SecondsとNYUNYUという、日本でいうGUみたいなSPAの店に辿り着き、「なんでこんなに安いんだ…?」と誰かの犠牲を感じながらセーターを購入。NYUNYUは特に小物の点数が尋常でなく「絶対棚卸し合わないよね…」と小売業経験者の2人ともちょっと目眩。さらに耳当てと、わたしは暖かい靴も購入。韓国限定なのか各スニーカーブランドがモコモコのスノーブーツのような靴を出していてかわいいのだった。
ソウルの街ゆく人々は99%ダウンを着ていて(犬も着ていた)、うち半分以上は帽子かフードをかぶって歩いていた。おしゃれとかどうとかではなく、こんなにも必要に迫られて帽子をかぶることがあるんだな…と冷えすぎた頭が痛くなるのを堪えながら理解した。耳あて大切。耳を温めるの、大切。

・アカスリ
銭湯の角に半分仕切られた空間があり、2台か3台並んだベッドにドゥルンと裸体を預けて垢を擦ってもらうというのがよくあるアカスリのスタイルだと思うのだが、この度個室でアカスリができるという場所を見つけたので行ってきた。*2
ごまさんは初アカスリとのこと。わたしはたぶん3回目くらい。前回行ったときは施術してくれた人に「もっと頻繁に来ないとダメ」と言われて恥ずかしい思いをした記憶あり。
今回のお店日本人観光客向けでお店の人はみんな日本語がバリバリお上手であった。服をロッカーに預けて簡易浴衣を羽織り指示された部屋に入ると、5畳ほどの空間にギチギチに湯船とベッドとシャワーが設置され、水着なのか肌着なのか…要はブラにパンツ姿のお姉さんがいる。これが4部屋ほど連なっており、狭いビルの中で効率を極めたらこうなったという景色だ。
お姉さんの指示のもと、クレンジングシートで顔を落とし、洗顔し、湯船に入る。入浴剤がダバダバ投入され、ジャグジー風にボコボコお湯が巡る。飲み物が手渡されると冷たくてびっくりした。体が冷えているので全然飲めない。飲みな飲みなとお姉さんが言うので頑張るが半分ほどでギブアップ。その頃ごまさんは風呂が熱すぎて入っていられなくて怒られ、渡された飲み物の冷たさに助けられ一気飲みしていたのだという。真逆の体感。
そして風呂から直接ベッドに上がる。寒い。あれこれ体勢を変えながら、足の先から手の先まで全身くまなくギュッギュギュッギュと垢をとってもらう。その折々にお姉さんのお腹なのか腕なのか、素肌に意図せず触れてしまう。それがぷにぷにしっとり柔らかくて、危うくオキトキシンが出そうになる。毎日毎時間朝から晩までほぼ裸で、この閉鎖された暑くて湿度の高いところでお仕事されているんだもん。肌が保湿されるという以上にふやけて当然だ。こんな若造のために申し訳ありません…と思っていると、今度はくしゃみが出はじめて止まらなくなる。鼻水をかみたいが言えない。やっぱり南国育ち(?)が裸ん坊でいるにはちょっと寒いのだ。「さむいですか〜?」「あ〜、おっとっけ〜(どうしましょ〜)」とお姉さんがくしゃみに相槌を打ちながら、おそらく通常以上にお湯をかけたり部屋の温度を上げたりしてくれて恐縮だった。全身のパックやらシャンプーまでしてくれたのち、パタパタと身体を拭いてくれながら「寒いの大丈夫になった?」と訊いてくれて、ホントにオンマなのかな…?とバブバブした気持ちでいっぱいになったのだった。なお数日経っても身体が通常の倍すべすべしており、効果はばつぐん。

・アイドル風ヘアメイク写真撮影
同い年の女性インフルエンサーが顔のたるみやらシワやらをすべて消し去った写真を撮っているショート動画を見た影響で、俄然やる気になった写真撮影。
調べてみるとお化粧だけやってくれるところ、写真だけ撮ってくれるところ、両方まとめてできるところ、などあり、写真の雰囲気もアイドル風、俳優風、モデル風などいろいろ。とりあえずまとめてやりたい、そして値段もそこまでかけたくない、ということで選んだスタジオを予約。日本語で対応してくれてすごい。わたしはSNSアイコン用のプロフィール写真、ごまさんはクリスマスふうのセットで撮れるコースで予約。*3
すっぴんで現地に行くとまずはごまさんからヘアメイク。この工程を観察したかったのだが「ここで待ってて」と言われて、おとなしく小一時間待つ。見たいですと強く言えばよかった。楽しそうな笑い声が衝立越しに聞こえてくる。そしてごまさんは撮影に、わたしはメイクに。よく考えたら撮影も見たかった。順番をミスった。撮影者さんの「笑わないでーこっち見てーかわいいー!」「手をこうしてみてーそうですーかわいいー!キヨウォ〜」と声が聞こえる。気になる!わたしもかわいいって言いたい!なぜならごまさんがかわいいことを誰よりもわたしが知っているから…(特大古参強火自負)
そうこうするうちに私の目の周りは一様にどピンクにされ、Kポメイクでおなじみの竹串でつけまつげを固定するアレもあり、うわ〜と思っているうちに顔が完成。セットしがいのない髪をセットしていただき(でもしたほうがすてきに見える)、いざ撮影。撮影者さんが「腕をこう組んで〜、手は顔をタッチで〜」と細かくポーズを指示してくださり有難い。目の前の巨大なモニタに撮ってすぐデータが表示される仕組みだが、見ている余裕はあまりない。100枚ほど撮っただろうか。そこから選定とレタッチを…撮影と同じ人がやってくれる。首のシワ、おでこのシワ、化粧と光だけでは隠しきれないものを消してもらう、目が大きくなり肌がつるつるに顎がシャープに、ものすごいスピードで作業してくれるのでこれを見ているのがめちゃくちゃ面白かった。
そして最後にツーショットも撮ってもらう。じゃれ合ったり抱き合ったりのポーズをご指定いただき、すごい至近距離で見つめ合ったり笑い合ったりする。恥ずかしかったが楽しかった。そしてこれも修正。身体の厚みが半減し、顔の長さが縮められ、顎が発生し、、違和感のない程度で変化しているのに結果は別人のようにきれいになる。アハ体験みたいだ。
ごまさんのセットにはフォトカードがついていてめちゃくちゃ可愛かったので追加で印刷してもらって買った。8000₩。係の人がごまさんに「(こいつこんなキモいこと言ってますけど)いいですか」と確認していて面白かった。
修正していない撮影データももらったのでカメラロールが自分のキメ顔だらけになる恐怖も味わえた。
・美容医療
podcastオーバーザサンにて、スーさんが「韓国でオンダリフトやってきた」という話をしているのを聞いて、これまた俄然興味が出てしまった。なにしろそれ以降SNSに流れてくるスーさんの写真の、顔があまりにもシュッとしすぎている。そんなに効くのかよ、何が起きてんだ、二重あごなくしたいよマジで、ということで安いところを探して予約・訪問と相成った。
クリニックにつくとかなり儲かっている空気がある。日本語がペラペラのお姉さまが我々をカウンセリングしてくれる「むまさんは顎下の肉だけじゃなく頬の上の肉もあってたるんでいるので、オンダリフトだけじゃなくチタニウムリフトも足したらいいと思います!値段は本来はコレだけどオンダリフトとセットにしたら半額のコレですね」と言われ「あ〜〜〜〜でた〜〜〜こういうの嫌いだよマジでなんで半額にできんだよ原価いくらだよ」と脳内でキレながらもなぜかノリで「やります…」と答えてお金を払ってしまった。何よりも高い買い物をしてしまい、悔しい。ごまさんは「顎の肉が多いですからオンダリフト60kjでは足りないです、倍にしましょう」と提案され前のめりにブンブン頷いていた。想定外の巨大支出のためwizeカードの残金をちまちまと調整しているとお姉さまから「むまさん、額のシワ気になりますね!?…グーグルレビュー書いてもらったらボトックス打てるんですけど、やりませんか」「えっ…は、はあ…」というやりとりがあり、ボトックスも打つことになった。ボトックスって無料で打てるようなものなのか。星5前提ではないだろうか。
やってみるとオンダリフトというものもチタニウムリフトというものも、なにやら金属の平たい板を顔に当てるとヒヤッとすると同時になんだか温かい。ジワジワと熱い。痛いかと言われるとそうかもしれないがそこまででもない。そんな状態でグリグリと顎から頬までマッサージされる。うーん、これが効くのかな〜わからんな〜と思っている。ダウンタイムはありませんが、熱いお湯でも冷たい水でも顔を洗ってはいけません、というのもよくわからない。とにかく仕組みがわからないことをやるのはよくないなと学びを得た。
最後に額にビッビッビッと注射を打たれ「ギャッ」と声が出た。ボトックス。5箇所くらいですかね〜と言われていたのに10箇所くらい打ったのでかなりショックだった。痛かった。いずれも効果はまだわからない。星5はつけた。
なお、ごまさんはオンダリフトが熱くて痛くて仕方なかったらしい。感覚が全然違う。

・聖水
なるほどこれは人気の街だねという感じ。POINT OF VIEWという文具の店 *4 が好きすぎて困っちゃった。シールいっぱい買っちゃった。 寒さのあまり選んでいられず飛び込んだカムジャタンの店*5 はどうやら有名店らしく大混雑の大回転だった。有名なだけある旨さ、芋ホクホク豚肉トロトロ、暖まるし最高でした。

・お化粧教室*6
アイドル風写真のところでお化粧してもらうのでわざわざ教室も行く…?という感はあったが、写真用のメイクはあまりにも濃すぎて普段真似するのは厳しかったので、実用編として勉強しにいってみた。それとマレーシアからの引越し荷物で水っぽい化粧品は捨ててきたので、ここで教えてもらって買って帰ろうという気でいた。囲み目とコントゥアは自分の顔でどこまでやっていいのかわからなかったのでそれも教えてほしかった。
実際習ってみて衝撃的だったのはまず化粧水以降のスキンケア品を筆で塗ること!!!もちろんその後の化粧もすべて、それぞれ別な筆で塗る。こんなにも筆が必要か…!?と思っていたら先生から2本だけ筆がプレゼントされた。残りの筆はオリヤンで買ってねとのことだった。
囲み目もコントゥア(シェーディング)も習ったが結局全然どこまでやっていいのか覚えられないまま終わり、鼻をかんだり目をこすったりしすぎないようにとお達しが出た。もともとの鼻炎に加え寒さで鼻水が止まらないので、もう鼻の周りがガサガサのカピカピなのだ。けっこう無理なこと言う。しかし当社比でめちゃくちゃ顔はハッキリした。いつもよりたくさん塗ったという感じもしないのに、肌が整って骨格がクッキリし目が開いた気がする。前日の写真用メイクを見慣れたごまさんからは「めっちゃナチュラルじゃない!? やっぱり日本のギャルにギャルメイク習いに行くべきなのでは…」と言われた(わたしがギャルになりたいことを考慮してのご意見)。
このあとお教室で使ったあれこれをほぼ全部買った。一部見つからないものがあったので省略したが、それでも今までの化粧履歴で過去1のアイテム数となった。ちょっと冷静になると余計なものも買ってしまったなとも思う…100年後まで使えそうなデカいシェーディングパレットとか。

・漢南
小さくておしゃれなお店がひしめいていてとても楽しいが坂もとても多くて膝にくるエリア。バーやレストランも素敵そう。

・宿泊
ごまさんとは新沙洞(Sinsa-dong)にあるホテルに2泊した。周りにお洋服屋さんやレストランも多くて楽しいエリア。ただしここも坂が激しく、荷物を運ぶのはかなり厳しいので身軽でいたい。ホテル自体はおしゃれかつ狭い空間を賢く使った部屋でたいへん快適だった。併設のアートブックストアに行きそびれたのが悔やまれる。*7
1人になってからの2泊は鍾路3街(Jongno 3-ga)駅の近くのカプセルに。ここは歴史的建造物ゾーンと飲み屋ゾーンに挟まれていて昼も夜も便利だった。おそらくゲイタウンも含まれており、楽しそうな皆さんが飲んでいる会員制バーもちらほら。ホテルも伝統的な様式美をデザインに取り込んでいて素敵だった。*8

といったところだろうか。長すぎますね。
帰路、早朝の金浦空港から羽田行きに乗ろうとすると、同じような時間帯に他の日本行きもたくさん飛行機があって、本当に近くの国同士で大量の人を送りあっているんだなと実感する。韓国の人たちが私たちが感じたような快適性を感じてくれたら嬉しいが、果たしてどうだろう。とりあえず韓国人が日本語を話すほどには日本人は韓国語を話さないのではないだろうか…ごめんね…こちらは楽しかったからまた来るね…
※しばらく週報ブログはお休みしようと思います。