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当館スタッフによる新著紹介

【当館スタッフ黒川伊織研究員による新著】

荻野富士夫, 歴史教育者協議会編『治安維持法一〇〇年——「新しい戦中」にしないために』大月書店、2025年3月刊行、定価2200円+税。

治安維持法一〇〇年

 1925年4月24日、治安維持法が公布され、5月21日に施行されました。皆さまご存じの通り、治安維持法は共産主義運動への弾圧のみならず、植民地朝鮮・台湾・「満洲国」においても日本による支配に抵抗する人びとを弾圧しました。

全4章よりなる本書の第1章では、治安維持法の概要が読者に示され、第2章では、治安維持法の適用対象となった数々の事件について紹介されています。第3章では、敗戦後から現在にかけてもなお治安維持法の思想が色濃く残っている実例が、最後の第4章では、学校教育の現場で治安維持法がどのように教えられているのかが説明されています。

黒川も執筆者の1人なのですが、編集部・編集委員会から「高校生や大学生が読んでもわかりやすいように」との指示を受けて執筆いたしました。随所に挟まれたコラムも「なるほど!」と膝を打つ内容で、2200円の価値は大いにあるかと存じますので、皆さまお手に取り、お買い求めいただけますと幸いです。(特別研究員・黒川伊織)

<目次>

まえがき
第1章 治安維持法とは何だったのか
1 戦前の治安維持法体制
――植民地朝鮮・台湾、「満洲国」における運用を視野に(荻野富士夫)
コラム1 「大東亜治安体制」の構想(荻野富士夫)
コラム2 治安維持法関係史料の残り方と現況(荻野富士夫)

第2章 治安維持法に抗した人びとを語り継ぐ――教育・思想の自由をめぐって
1. 京都学連事件――治安維持法国内最初の適用事件 (本庄 豊)
2.長野県「二・四事件」――「教員赤化事件」という攻撃に抗して(小平千文)
3.一五年戦争期の兵庫の「新興教育運動」から学ぶ(田中隆夫)
4.「唯物論研究会」弾圧と周辺の人びと(黒川伊織)
5.村山俊太郎、ひでがめざした民主主義とそれへの弾圧(村山士郎)
6.北海道綴方教育連盟事件と生活図画事件(川嶋 均)
7.治安維持法下朝鮮の学生運動――光州事件と春川中学・常緑会事件(丸浜 昭)
8.エスペランチスト・長谷川テル―日中友好のかけはしとなって(西田千津・田辺実)
コラム3 戦争末期の庶民の言辞から日本社会を見る(丸浜 昭)

第3章 治安維持法は今も生きている
1.戦後、治安維持法体制の断絶と連続(関原正裕)
コラム4 特高官僚・思想検事の戦後(桜井千恵美)
2.現代の治安維持法――特定秘密保護法・共謀罪の成立(白神優理子)
3.安保三文書と改憲のねらい(山田 朗)
4.権力犯罪を告発した「横浜事件」再審と国家賠償請求(山本志都)
5.経済安全保障政策のねらいと現在(布施祐仁)
6 学問と教育の自由をめぐる攻防――統制と介入、抵抗の戦後八〇年(河合美喜夫)    

第4章 治安維持法はどう教えられているか
1 平和に向けて教員と生徒はどう語り合うか――治安維持法に関するある授業から(内田一樹)
2 絵を描いただけで罪になるのか?――治安維持法の変遷に注目して(伊藤和彦)  
3 治安維持法は教科書にどのように記述されているか(河合美喜夫)

資料 治安維持法と関連法/治安維持法関連年表

 




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