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ありがたくいただく人生

 娘たち一家が、先週木曜日夜にやって来て、あれやこれやとバタバタと過ごした時間は矢のように過ぎ、日曜日・・・彼らはワタワタと去ってゆきました。
賑やかだった家の中がカランと静かになり、彼らが占めていた空間もカランと空いて、元の日常に戻ったわけですが、何故かその空間に淋しさの波が押し寄せるのです。
淋しい淋しいと思う間にも、心地よい疲労感も押し寄せてソファでうたた寝となりました。

 翌月曜日、続けて火曜日の勤務を終えたときは、彼らの滞在はきれいに過去のものとなり、記事に残す気持ちも薄れていました。
滞在中食卓に出したものの写真も残しておらず、書き残そうという意欲につながる素材も見つからなかったのです。

 しかし、娘は、私の「これ」に関する新着記事を心待ちにしていたようで、ラインにて
「楽しみにしていたのに!」
という思いを送ってよこしました。

ならば…と私は自分の気持をシフトチェンジしましたよ。
支援員として働く私は、学園児童と共に本日より春休み突入です。
ゆとりのある時間の中で、娘たち家族滞在最終日の出来事を振り返り綴りましょう。
家族内の備忘録としての記事となります。

 娘一家が来るとなれば、それはそれは大荷物でのご来訪となります。
人数分の着替え1式。
雪は解けつつあっても気温はいまだ冬、そこそこの容量となる衣類です。
乳児Aのおむつにおしりふき。
ワンコちいずのためのスチール製のゲージにお散歩用グッズ。
Kのランドセルに、やり残しの課題の画用紙数枚。(放課後迎えにゆきそのまま走ってきたのです。)
AやKのための薬やボディソープ。お菓子におもちゃ。
我々への土産も持ってきてくれました。
…つまり大荷物。

最終日には、その大荷物を仕舞いにかかるわけです。


 そんなバタバタな最終日、義母宅へ、さよならの挨拶にあがりました。
もちろん挨拶がメインです!
でもね、ばあちゃんちへ顔を出す際は、常にささやかな下心が潜んでいるのです。

それは、ばあちゃんのパチンコの戦利品である、洗濯用洗剤や箱ティッシュなどを分けてもらえるだろうという期待です。
いつもいつも持たせてくれますからね。

そんな気持ちも携えて尋ねたわけです。
で、期待通りに事が進み、洗剤を分けてもらえることとなりました。
しかし、ばあちゃんが裏玄関の置き場所へと歩を進めたその時に、心にふと別の思いが浮上したのでしょう。
「A!こんなの着るかい?」
と言いながら寝室へ入って行き、出してきたものは、ばあちゃんお手製の編み物作品でした。
首周りから編み始めたラグラン袖風の赤いセーター。
娘が袖を通したらなかなか可愛らしい。
すごく気に入ったかは定かではないものの娘は、「もらうもらう」と迷いを見せずに返答したのでした。
ばあちゃんは、誰ももらってくれないのではないかと思っていたお手製品を、孫のAが快く受け取ったことに喜びを感じたのでしょうね。
ならば!
という様子で再び寝室へ舞い戻ると、次に出してきたのは、大変上質のセットアップのお洋服なのでした。
何でもお金持ちのお知り合いからいただいたものらしく、処分できずに保管していたものだというのです。
おお!
素敵じゃん!
娘が声をあげました。
早速試着してみたら、彼女の体型にぴったりで、娘のムードは一気にセレブのママさん風に早変わり。

「これ、卒業式でもいけるわ!」
と大喜びです。
夫君のTさんも、
「めっちゃ似合う!」
とベタ褒めしてくれました。
するとばあちゃん、またまた寝室へ。
そして、今度は同じブラント製品の白い色合いのこれまたセットアップ。
おおお!これは入学式にいけそうな!
その後もばあちゃん、出すわ出すわ!
最後は、留袖をドレスに作り変えた一品までお目見えしました。
孔雀の羽模様のそれは、Tさんから最も高い評価を受けました。

すごいなばあちゃんち。
我が家からは、絶対に出てこないような素敵なものばかり。
「これに合うバッグ買わなくちゃね!」
と夫婦で言葉を交したところ、可愛らしいバッグまで放出されました。
いただいたそれらを大きなビニル袋に入れる娘と義母の様子を見ながら、私は、
「ああ〜洗剤もらってないよぉ」
とは思いましたよ。
でも、どうしてそれを口に出せましょう。
それは、娘も同様だったそうですよ。

 持ち帰る荷物をさらに増やし、我が家に帰宅。
Tさんは、せっせと荷物を車へと移動始めました。
手伝おうとしましたら、Aと最後の語らいしていてくださいと…。
なんと優しお気遣い。
ありがとうTさん。

 娘Aは、我が子のAに乳をやりながら、ふと私に問いかけました。
和室にある観音開きの押し入れには、いったい何が入っているのか?と…。

ここには、夫が着ないであろう上着や、親戚からのもらい物のスーツなどが入っていました。
これも、捨てられずとりあえずハンガーにかかったまま保存されていた衣類たちです。
その中の1枚を娘が気に入りました。
もらって良いか?
と聞くので
「いいよ、いいよ、夫も存在を忘れているようなものだ!」
と応えたのてす。
しかしね、ここでブレーキをかけた娘は賢明でした。
一応お父に聞いてみるよと言って、父親の部屋に顔を出し確認を取ったのでした。

夫の返事もイエス。
そして、それが次なる流れのきっかけになりました。
Tさんと夫の体格は違うものの、自分には大きいからと夫が上着を出してきて、袖を通したTさんが気に入って…。
そしたら夫は寝室へ舞い戻るや…

おや?デジャヴじやありませんこと?

そう、次々に手持ちのものを引っ張り出してきたのです。

 親戚からもらった高級毛皮のコートまで。
娘は、以前夫が買ったカラフルなスキーウェアに目を付けてそれを、オシャレオシャレ!と絶賛したらそれもいただけることに。

義母とその息子であるわが夫、思わぬ行動の共通項を目の当たりにいたしました。

我が家は少々服の始末ができましたし、娘たちは想定外のいただきものを抱えて帰ることとなりました。

持ち帰りの荷物が膨らんで大丈夫かい?
と心配しましたが、Tさんの車の後部は、ちいずを乗せて、山程の荷物を積み込んでもまだまだ余裕がありました。

いただけるものは何でももらう!と言って笑う娘です。
愛嬌は彼女の持つ長所です。
これをいかんなく発揮して、これからも楽しく豊かに生きていくのだろうなぁ。

 最後に写真。
可愛い可愛いA君のあんよです。ぷにぷにの足首!

孫のKは、最終日、我が家のちっこいワンコ、ブウタロウを優しく撫でてくれていました。

後記
 これを読んだ娘から、私の書き忘れの指摘が伝えられました。
義母宅から掘り出された最後の大物について。
何としたことか!
きれいに忘れていました。
それは、旅行用のキャリーバッグです。
Kの進級後、学校を休んで強行する数泊の旅行を控えている娘家族。
大きなキャリーバッグが必要だったのです。
義母に、あれば借りたいと伝えたところ、
「そんなものは無い」とのお返事。
しかし、夫は
「たしかある!俺のものを置かせてもらっているはずだ!」
と言いまして、言うやすぐに実家まで車を走らせました。
そして、持ち帰ったのがまさしく「大きなキャリーバッグ」!
何としても必要だったものを、帰宅直前に手に入れる事ができた娘たちでした。




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