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やまおやじ

  1月が終わりました。
このひと月の間に、私の誕生日(68歳)、このブログの誕生日(8歳)、娘の誕生日がありました。(ヒヒーン🐴年女)
 
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 さあ、本日の記事を始めましょう。
先日のこと、図書館新着棚の中の1冊に目がとまりました。

  • dbselio

「やまおやじ」とな?
迷わず持ち帰りました。

山親爺に関しては以前記事に仕立てております。
煎じ直したような内容となりますがご容赦を!
kyokoippoppo.hatenablog.com



なんと可愛らしい動物たちの姿。
気を付け姿勢の熊の子。
おやおや、空飛ぶ鳥までミニッコスキーはいて…。
狐や、鹿らしきものの足の様子、右上のこの子はだあれ?ぽっかり開いたお口も…全てが可愛らしい。
みんな同じ方見てどこへ行く?

表紙をめくれば、千秋庵の「山親爺」のお菓子のマーク。


裏表紙には、千秋庵の歴史や鮭と熊の関係について書かれた小さなしおりまで付いています。
それもそのはず、この絵本は「山親爺」ファンの3名の道産子によって生み出されたものなのです。



絵本『やまおやじ』は、絵本作家・きくちちきさん、デザイナー・佐々木暁さん、編集者・阿部梨花子さんとともに制作。いずれも幼い頃から山親爺を食べ、山親爺のCMを見て育った“道産子”です。「山親爺」のCMに込められた“道産子が考える北海道らしさ”を、子どもたちに伝え、残していくことはできないだろうか――。そんな阿部さんの想いからこの絵本が誕生しました。

(引用元のメモを残し忘れてしまいました。改めて探してみるも見つからず。)

 きくちちきという絵本作家さんを私は知りませんでした。
もう一目惚れです。
表紙の動物たちの可愛らしさをはじめに語りましたが、可愛いばかりではない。
親熊が鮭を捕まえる場面などは圧倒的な迫力を感じます。
川面を叩く羆の手の俊敏さ、力強さ、そして水面の飛沫、それが飛び散る音までを感じることができます。
オレンジ、水色、青、黒の限られた色によって大胆に描かれた風景からは、原始的な命の脈動感が伝わってくるのです。
ページを開いてお見せしたいところですが、本の中身を公開することはご法度のようですので、我慢いたしましょう。


鮭を取りに来た熊の親子とふくろうが出会う場面からはじまります。
父さん熊が鮭を捉え、子熊に渡す。
子熊は鮭を友達にプレゼントしたいのです。
そこで、スキーを履いて山を滑り降りる。
そのページで、

でてきたでてきたやまおやじ
ささのはかついでシャケしょって
スキーにのった…

というコマーシャルソングと重なる文章が登場します。

このアニメと歌は、多くの道民にとって、また北海道ゆかりのある多くの方にとっても、懐かしく微笑ましい思いを抱かせるものとして定着しております。

1960年から90年頃に放映されました。
その後リニューアル版として復活したのが2024年3月のこと。
(リニューアル版は元JUDY AND MARYのボーカリストであったYUKIさんと、札幌出身の音楽プロデューサー蔦屋好位置氏のコラボレーションにより誕生)

youtu.be
(リニューアル版の動画です。)

絵本では山を降りる途中で、熊の子が手に持つ鮭に絡まってしまい、雪の坂を転がってゆく展開が挿入されています。
この部分は、初代の、まだテレビが白黒時代だった頃のコマーシャルから採用されたエピソード。

森の動物たちが驚いて小熊雪だるまの行方を追います。
ようやく止まった雪だるま。
小熊は元気よく雪から飛び出しました。
母さん熊が作ったお菓子を森のみんなと食べたあと、小熊はうさぎに鮭を渡して見送ります。

きくちちきさんの作品は、コマーシャルのキャラクターとは全く違う風情で描かますが、全く違和感なく、心地よく、私の心に飛び込み沁みてくるのでした。


さてこちらは、山親爺の生地をベースにして作られた新商品『雪だるま』。(2024年12月より販売開始)



包装紙には雪だるまになった子熊さんが、描かれていますよ。
]


 絵本巻末に添えられたしおりには、北海道民と羆の関係について次のように書かれています。

その昔、北海道では、山野を我が物顔で歩いていたヒグマを「山の主人」という意味を込めて、「山親爺」と呼んでいました。アイヌの人々はヒグマを狩り、その肉や毛皮をいただきながら、ヒグマを「キンカムイ(山の神)」として敬っていました。アイヌの民話にもヒグマが登場する話が数多く伝わっています。

 アイヌによって伝えられたお話の一つ『くまのしっぽがみじかくなったわけ』(黒瀬久子)についても書き添えておきましよう。
冊子状のこの絵本は職場の図書室にありました。
アイヌの伝統や伝説を絵本に仕立てた作品たち。数冊の中から、熊とうさぎが登場するこの本を選びました。

むかしむかし
くまには りっぱなしっぽがありました。

で始まるお話。

大きな体の熊は、ちっぽけな体のうさぎを見下し、ばかにしていておりました。
しかしどうして、体こそ小さいものの、うさぎは山の神さまたちを立派にもてなすことのできる豊かな才を持っていたのです。
飾られた数々の宝物は、思わず神さまたちが後退りするほどに素晴らしいものでした。
それを引き止めお酒を振る舞ううさぎ。
そのお酒も、皆を驚かせるほど美味しいのでした。
さんざんうさぎを馬鹿にしていた熊は、怖れをなし、こっそり逃げ出そうとします。
うさぎはその卑怯な態度に腹を立て、熊のしっぽを刀でばっさりと切り落としてしまいます。
そのまましっぽを置いて逃げ帰った熊。
だから今でも熊のしっぽは短いままなのですってさ。


 北海道馴染みのお菓子への思慕から生まれた絵本、お菓子のコマーシャルソング、アイヌに伝わる動物の物語、様々なものを思いつくままに並べたような記事となりました。
最後に『くまのしっぽがみじかくなったわけ』の解説文の中から一部抜粋いたします。

 クマもウサギも時には人間にとって時に不都合なことをするでしょう。でもそれはそのまま、クマやウサギだけでなく他のあらゆるものに対して人間は不都合なことをしているのです。アイヌの人々の考えるカムイの生命、大いなる自然の中にカムイの意志により生かされている(人間も含む)生命の重さ、尊さは同じであるのです。

 自然を壊し、空気を汚し、川に捕獲の仕掛けを設置し、熊の食料である鮭を独り占めして彼らをひもじい環境に追い詰めている人間。
里に出てきた熊は、もちろん放ってはおけませんが、人間は自分たちの欲張りを自覚し、改める必要があると思うのです。

自分のために貼ったオマケ↓note.com




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