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ブウタロウ、その後

 前回のブウタロウに関する記事を読んで下さった皆さま、コメントを寄せて下さった皆さま、ありがとございました。
ブウタ爺さんは、我々夫婦と共に2025年を越えてゆきそうな気配です。

 猛暑の夏を乗り越えて、老犬ながらも平穏な暮らしを紡いできたブウタロウが、突然首を曲げてふらつき出したのは12月下旬のある夜のことでした。

老犬にありがちな症状の前庭疾患だと思われます。
即、命に関わるものではないながらも、年齢を考えればこれをきっかけに衰弱し、命を閉じてゆく想定が容易に浮かびます。

 この犬はもともと次男のものでしたが、諸事情により我が家で面倒をみることとなり、今に至ります。
次男はもとより長男Hも、長女Aも、孫のKも、それぞれにブウタロウへの思いがありますのでね、兄妹プラス私で形成されるグループラインでこのことを知らせておきました。

めったに使われることのないこのラインが、久々ににぎわいました。
子どもたちから、それぞれの思いやブウタロウへの励ましなどが寄せられました。
このような慈しみを一身に受けるブウタロウの病状を、私はまめに知らせることとなりました。

ブウタの首は相変わらず曲がっており、足の運びはおぼつきません。身体をぶるぶると震わせると必ず横倒しに倒れてしまいます。
それは前庭疾患の特徴的な症状ですので、自然治癒の期待を抱きつつ見守るしかできません。

 私が心配したのは食事です。
飲みたがらず、食べたがらずを放置しておけば衰弱が進んでしまいます。そのような形で静かに天に召されるのなら、それはそれで穏やかな最期と言えましょうが、やはり、できるだけの手は尽くしてやりたいのです。
抱いた状態で食事を与えることにしました。
タオルでくるみながら、ブウタロウを持ち上げると、一瞬足をばたつかせますが直ぐにおとなしく観念します。
ひしゃげた首を支えながらスポイトで少しずつ水をやります。
口角の端から注いでやると、ペロペロと舌を動かします。
しかし、水を喜んでいる風はなく、ただ入ってきた水分に反応しているだけなのです。
私は自分の手のひらに、さつまいもとクリームチーズを練り合わせたものなどを用意しておいて、その舌の出し入れのタイミングでこの小さな欠片が口に入るように試みました。
しかし、ブウタロウの舌は弱々しく動くだけで欠片はたいてい手のひらに残されるのです。

「ほら!お食べよ」
と、それをつまんで口元へ持っていってもブウタロウは顔を背け嫌がるのです。
仕方なく、水溶きのチュールやスープをスポイトで流し込むことで何とか水以外の栄養を取り込ませました。

 3日前の夜のこと、召されるのなら私の腕の中で…位の気分でブウタロウを抱き寄せ布団に入りました。
すっかり軽くなったブウタロウの身体。
私の胸元に引き寄せ布団をかぶると、しばらく大人しかったブウタロウが、ピイピイと鳴き始めました。
そして、いつもしていたように私の手をしきりに舐め始めました。

実を申せば、自分の手がブウタの唾液まみれになるのは好きではないの。
ネロネロベタベタ…気持ち悪い。
しかし、ブウタはしつこく舐める。
このしつこさでご飯を食べないものかなあと思った私は、ものは試しにという気持ちになり、立ち上がりました。
ブウタロウを残して台所へと向かうと、ペット用のスープにさつまいもを入れたものを用意しました。それを少し温めて寝室に運びました。
ほれ!婆さんの手など舐めてないでこっちをお食べ。


そしたらですね。
食事の匂いに食べたいスイッチが反応したのでしょうか?
鼻をフンフンさせてお皿に顔を寄せるとペロペロ舐め始めたのではありませんか!!!
自ら欲してというように立ち上がり、皿をぺろぺろ。
時々固形物が口に入ったときは、曲がった首を仰け反らすようにして噛み砕きながら食べ始めたのです。
やったああ!食べてくれたわ!!

もちろん動画をとってラインに送りましたよ。

(この画像は動画の一部のスクリーンショットです。)

 この晩をスタートにふた晩目、三晩目も皿からスープ状のご飯を食べました。
ということで、ブウタロウは頑張って生きております。

ヨロヨロふらふらしながら、おしっこマットまで歩きその上でぐらぐらしながらも用も足します。
健気なブウタ。
少量でも飲み排泄してくれれば、安心なのです。

ただね、便が長らく出ていない。
やはり食べ足りてないのかなぁ。

今朝もそんな心配をしながら起床しました。
そしたら、居間の床にコロンと物が転がっているではありませんか!

元気なときなら、
「ブウタ!どこでう◯◯してるの!」
と叱るところ。(実際こんなことはめったにないのですがね。)
しかし、今日はその水分の少ないかりん糖のような物体を見て心底ほっとしたのでした。


 少しずつ食べながら、ブウタロウは一日一日命を繋いでおりますよ。
読んで下さった皆さま、誠にありがとうございます。
明日は大晦日
もう1本記事書く予定です。




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