先日、ぱらぱらとめくっていた新聞に見つけた話題…それは、お笑い芸人あとむさんの紹介記事でした。

野球帽のおじさんが北海道弁でまくし立てるショート動画が大当たりした。徐々に年齢を重ねる様子を演じた「実家に帰るたびに小さくなる父親」は、動画サイトYouTubeの再生回数が750万超。
面白そうだわと思い、記事を切り抜きました。
そして動画を拝見。
件の動画がこちらです。
↓
ショート動画は、一般の動画のようにはりつけできず。
視聴なさる方はYouTubeをタップしてご覧下さい。
自室で気ままに過ごす息子へ、苦言を伝えるために現れる父親、その声を煩わしがり「分かった!」「行くって!」とぞんざいな返事でかわす息子の声から始まる動画です。
年月が流れ、息子は故郷を離れ、たまに帰ってくる存在になります。
会話の雰囲気も変化します。
ことさらに北海道弁が駆使されているわけではありません。
なのに、ああ、北海道人の喋り方だな、と分かるのは何故なのでしょう?
あとむさんの別の動画には、ドラマで使われる北海道弁とリアルな北海道弁の違いを伝えるものがありまして、ドラマ版では北海道弁としてよく知られる
「凍れる」(しばれる…私の携帯では一発変換できなかったわ。)
「めんこい」「ザンギ」「なまら」「したっけ」
などを散りばめたものが演じられ、一方
リアル版では、それらを排しての会話が繰り広げられています。
北海道弁の味わいは、言葉の言い換えを越えたところにある!というあとむさんの思いが伝わる動画になっています。
あとむさん演じる「父」や「おじさん」が醸し出す北海道弁は、独特のイントネーションで語られ、話の隙間に差し込まれる、「おめっ」(お前)や、「ほれ」「して」(そして)「〜しれ!」(命令形として)などが味となっています。
もちろんね、北海道に住まう方全てが、こんな喋り方をするわけではありません。
何なら、我が夫の話し方とも違います。
夫の父親となるとちょいと距離が縮まるかな?
しかしながら、
北海道の
おじさんの
喋り方と思える根拠が確かにあるのでしょうね。
そして、この動画に魅せられたのは道民に限らなかったということ。
父ちゃんと息子のやり取りを、多くの人たちが楽しく、面白く、ほほえましく受け止めたのでした。
ショート動画をいくつか貼りました。
お風呂に行くぞ編
youtube.com
コロちゃん編➀
ペットのコロちゃんが登場するのですが、そのコロちゃんが…なんとも言えず…。
コロちゃん編②
コロちゃんの鳴き声よ!
youtube.com
職場の支援員仲間にこの動画の話をしたところ、
「光ママの動画も面白いわよ。」
と、話題が広がりました。
早速視聴してみると、これも面白い。
ママさんバレーが趣味の…だから家でもユニホーム的な服を着て過ごすパワフルママさんと思春期まっさかりの息子役のやり取りが楽しめる動画です。
そして演じられるのは、熊本在住の…そう!南の母ちゃんです。
「でいいや」って言うな💢編。
youtu.be
次の動画は、友達にいいところ見せたい気持ちが勝る息子が、母親に放ってしまった一言のしっぺ返しを食らうものです。
「じゃあ」って何なのよ💢編。
youtu.be
光ママの言葉は熊本弁です。
「言いよる」
「〜けん」
「〜しきれん」
「〜とよ」
「なんね?」
「〜たい」
「そぎゃん」
などの言葉遣いが登場しています。
熊本弁といえば、左門豊作。
漫画巨人の星の主人公、星飛雄馬のライバルまで、一気に思い浮かべてしまいます。
「〜たい」を定番と思えるのは左門豊作のおかげです。
また、動画を視聴して感じたのは、促音が多いこと。
〜すったい
〜とっと
〜なっせ
〜あっと
ちょいと調べてみましたら、熊本県内でも北と南では違いがあるそうですよ。
昔と比べて、広く標準語が行き渡り、染み込んだ現代ですが、地域地域の独特の言葉遣いがあり、イントネーションがあり、それに親しむ文化は残っています。
素敵なことだと思います。
さて、光ママの動画に関して、私が更に着目したのは、ママを演じているのが男性だということ。
相方も男性です。
その二人によって繰り広げられるやり取りが、しっかりと「母親」の気持ちを代弁できていることなのです。
「おかん、友達連れてきて泊めても良いか?」
と息子が頼む。
それを叶えてやる母ちゃんの奮闘する気持ちや、それに伴う手間の数々を知っているからこそ生まれた動画なのです。
母親が感じるであろう日常のリアルと、思春期あるあるの息子のリアルをとても上手く切り取って作品にしていることに感心しました。
日常の中に見つかる面白いことの数々、日々の暮らしを、温かい眼差しでつぶさに観察しなければキャッチできないと思います。
人間っていいな!
おもしろいな!
そんなことを感じることができた動画の紹介でした。