先日10日 日曜日、夏季休暇を利用して札幌に来ていた次男Yが、娘宅にやってきました。
Kちゃんにとっては叔父となるY。
気前が良く、楽しくゲーム相手になってくれるありがたい存在です。
当日は、K、ママ、Tパパさんが、最寄りの駅までお出迎え、私はその間、ベビーAとのお留守番タイムとなりました。
ゲームセンターでKを遊ばせた後に、皆で戻ってきましたよ。Yに会うのは1年ぶりのこと。
夕方は総勢で、回転寿司へと繰り出しました。ベビーも連れての外食です。
お支払いはYが引き受けてくれました。
ありがとうね。ご馳走様!
帰り道でKとYと私は途中下車。
近隣の公園で盆踊りが行われていたのです。
二日目となるその日は、仮装盆踊りの日でした。
出店も出店しており、前座のバンド演奏が地元のおっさんたちにより披露されていました。
テント下のテーブル席はほぼ満席、住民たちが飲食を楽しんでいます。
Kは、学友と合流するや私とYから離れていきました。
木立の向こうへと日が傾き、枝の隙間からはオレンジ色の夕日が見えました。
夕闇が訪れ、色とりどりの提灯の明るさが映え、出店が放つ光も鮮やかさを増してきました。
バンド演奏が終わり、まずは子どもの部が始まります。
(おそらく)道内独自の子ども盆踊りの音楽が流され、櫓の上の太鼓がそれに合わせて心地よいリズムを刻み始めました。

仮装の参加者と共に素踊り参加者も踊れるとあって、踊の輪が少しずつ賑わってきました。
私もいっちょひと回り。
気の済んだ後は次男とともに、踊りの輪と時折認められるKの姿を追うのでした。
♫そよろそよ風 牧場に街に
吹けばチラチラ灯がともる
赤くほんのり灯がともる
ホラ灯がともる
チャンコチャンコチャンコ
チャチャンがチャン
手拍子そろえて チャチャンがチャン
北海道へと嫁いてきて以来、夏になれば必ず耳にしてきた季節の音楽、聞けば自分の子育て期を思い起こすことになる音楽でもあります。
今や孫の面倒を見る立場となった私、そして幼かった我が子たちはみな大人になっています。
幼少期、いや、その後の学童期も青年期も手を焼かせたり、心配の種であったり、驚きの発信者であった次男とこうして並んで居ることが不思議で、しみじみと味わい深いのでした。
公園の片隅に立っていただけの時間でしたが、とても印象に残るひとときでした。
そんなわけでね、記事に残すことにしたのです。
心象を言葉にするのは難しく、読む方にとっては掴みどころの無い内容となったことでしょう。
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北海道の独自の盆踊りについて、記事にしたのは7年も前のこと。
ブログを始めて間もない頃のことです。
結婚を機に北海道で暮らすようになった私にとって、そこでの生活は新鮮な驚きと発見に満ちていました。
盆踊りもそのひとつ。
子ども盆踊りの音楽も、大人の踊りで使われる北海盆唄も、よされ節も、その振り付けも私にとっては、とても新鮮で心地良いものなのでした。
以下の文章は、7年前に書いたその↓記事からの一部抜粋になります。
(斜体文字で表記。加筆修正も施しました。)
kyokoippoppo.hatenablog.com
もう一つ北海道の盆踊りの特徴は、子ども盆踊りというものがあることです。これは大人盆踊りと区別され、別立てで行われます。
単一の曲と振りつけで始めから終わりまで踊り続けます。
一度覚えたら身体が勝手に動くほど簡単で可愛らしく、楽しい振り付けなのです。
大人盆踊りより早い時間に始まり、最後には参加者にお菓子などが配られ子どもの部は終わりになります。大人盆踊りや仮装盆踊りが予定されているときはその後続けて行われます。
入賞した際の豪華商品を目指して、奇抜で楽しい仮装をこらした老若男女が繰り出すのです。
ベッチョ節
2016年4月21日の道新(北海道新聞)に子ども盆踊りについての記事が、その後7月16日には北海盆歌についての記事が載っておりました。
私の関心事であったので切り抜き保管しておきました。 
ご存知の通り、北海道は本州からの移住者によって開拓が進められてきました。ですから当初はそれぞれの出身地の踊りが思い思いの流儀で踊られていたそうです。
道教大名誉教授で道民謡連盟最高師範の吉田昭穂さんの言葉を借りれば、’’盆踊りの博物館といった状況’’だったそうです。
昭和の始めころから統一への動きが起こり始めます。
北海盆歌の誕生は、道内を代表する民謡家今井篁山さん(02~83)が40年に幾春別炭鉱の盆踊りを訪れて、その熱狂的な雰囲気に圧倒されたことがきっかけでした。日中戦争の真ただ中で、炭鉱は増産政策の下で全盛期。音頭取りが歌うベッチョ節は、男女の性をあからさまに表現してはばかりませんせした。「地底で命を張って石炭を掘る鉱員にとって、明日への活力だったのでしょう」と吉田さんは言います。
(2016・7・16の道新記事より要約)
健全な歌詞に・・合わせてそして教育的配慮を・・
北海盆歌は、戦後の復興期に今井篁山氏によって歌詞が健全なものに改められ、「北海炭鉱節」として発表されました。
後59年には歌手の三橋美智也が「北海盆歌」の名で歌いこちらがブレイクしたのです。
ドリフターズの「8時だよ全員集合」のオープニングにも使われましたのでそちらに馴染みがある方も多くいらっしゃることでしょう。
このような健全化の流れにのって誕生したのが「子ども盆踊り唄」です。
1952年5月、江別の童謡詩人坪松一郎作詞、山本雅之作曲、持田ヨシ子の歌声で全国に発売されたそうです。
そよろそよ 風 牧場に街に
吹けばチラチラ灯がともる
赤くほんのり灯がともる
ホラ灯がともる
シャンコシャンコシャンコ
シャシャンが シャン
手拍子そろえて シャシャンがシャン
炭鉱節に詳しいノンフィクション作家の前田和男さんは「最北辺境の労働環境は厳しく、苦しさを吹き飛ばそうと歌う歌も、本州の歌を圧倒する猥雑さだった」と指摘します。
そんな大人の楽しみから子どもの盆踊りを切り離そうという動きにより、大人の部と子どもの部を分ける北海道独自のスタイルが生まれたのです。
(2016・7・16日の道新より要約)
子ども盆踊りの歌詞は、レコード発売後無断で歌詞が8番まで補作されたそうです。
坪松氏の遺族が会社側と協議し、2002年の原盤に復帰したということですが、シャンコシャンコシャンコのところは、補作で使われたチャンコが定着してしまった感があります。
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盆踊りが終わると、北海道の夏も終了、一気に秋へと向かってゆくと言われます。
異例の暑さを記録した道内…秋の訪れはゆっくりペースになりそうです。
エアコンが設置されていない孫の学校では、夏休みを長く取り、25日から休み明けの登校が始まります。
エアコン完備の、我が職場では18日から登校開始です。
私は休み明け5日間の年休を申請しておりますので25日より出勤。
Kと同時スタートです。
残り少なくなったここでの暮らしを、楽しみましょう。
楽しい夏休みの期間に、災害に見舞われた人々がおられることに胸痛めながらも、このような投稿となりました。