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せちさんとおじさん③

 『となりの小さいおじさん』を読んで感じたことや、知ったことを綴る3つ目の記事です。

エネルギー体である「小さなおじさん」が見えて、その声が聞こえる瀬知氏が、おじさんとの交流のなかで得たことを書き上げ世に出したのが本書です。

ゼロ

 前回は、私が惰性的ながらも実践を続けているホ・オポノポノについて触れました。

予めお断りしておきますが、瀬知氏とホ・オポノポノとの接点は無いと考えられます。 また、本書中にこのメソッドに触れた箇所はありません。

それを踏まえた上でこの先を読んで下さいませ。

私が、ホ・オポノポノで語られるゼロと、本書に書かれているゼロを関連づけて受け止めたことを綴るものです。

 ホ・オポノポノでは、潜在意識の中にある辛い記憶はトラウマに、良い記憶は執着となり私たちに作用すると教えます。それによって私たちは正しい判断ができなくなる。なのでクリーニングによってそれを手放しゼロになることを勧めるのです。
ホ・オポノポノに関する発信の中に、
ゼロの言葉はたびたび出てきます。
しかしね、私はクリーニングによってゼロになる感覚を容易に感知できないどころか、想像すらできずにいます。



『となりの小さいおじさん』にもゼロという言葉が登場します。
おじさんは、
「この世の出来事は全てエネルギーの流れの現象化だ」
と、瀬知氏に伝えています。

そのエネルギーの質は、意識と無意識のバランスで決まるとのこと。

意識と無意識は常に一体であり、エネルギーは双方を巡っている。
片方だけが作用することはないのだそうです。
よくわからない無意識を無視することはできないのか?
という瀬知氏の質問に対する答えは次のようなものでした。

こうなりたくないと意識上で思えば、それを体験したいという逆の感情(エネルギー)が無意識の領域に生まれる。これがエネルギーの特徴だ。

なんでそうなる?と瀬知氏。

エネルギーはバランスを取る。1なら1、2なら2、右なら左へ、上なら下へ。同じ力でバランスを取る。一方通行じゃない。往復する。つまりゼロを目指す。

ゼロ…出てきましたね。

思いや願いを持てば、同じ強さで反対の作用が生じ、エネルギーはゼロを目指すそうなのです。


この部分を読んだとき、すぐさまホ・オポノポノでよく言われる「期待をクリーニング」を思い起こしました。
期待をクリーニングし、手放しておけば、反対に向かおうとする無意識のエネルギーも自然と消えてゆくでしょうからね。
なるほどね…と自分なり納得したのです。

と共に、夏樹静子さんの腰痛体験記と、アニータ・ムアジャーニの臨死体験記が頭に浮かびました。

腰痛放浪記

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夏樹静子氏は原因の分からない腰痛に長年苦しめられていました。
過去記事にまとめられた治療法を数えたところ、24個も並べられています。
かかりつけの医者を頼るスタートから、果ては祈祷にすがるところまで。
作家である彼女はこの体験を文章として記録していましたが、最後はその意欲すら失い、自殺による死、もしくはストレスに誘発された病による死を強く意識するまでになったのです。
「治りたい!」「治したい!」
と治療法を求める間は、症状の改善は全くみられませんでした。
紹介された最後の病院に入院した際、彼女は「どうせ無理」という投げやりな気持ちしか持ち合わせていませんでした。
リアルに体感する痛みが、「心」の治療などで治るわけがないという確信にしがみついており、治療に対する期待はほとんど無かったのです。
彼女に施された治療は、絶食療法でした。
水と番茶以外の飲食を絶ち、点滴でその他の栄養を摂取するというもの。
治療の様相は、まさしく顕在意識と潜在意識の闘いの状態。
既に力を無くしていた(これで治るはずだ!治りたい!という強い願いを失っていた)顕在意識ではありますが、必死な抵抗を見せました。強烈な痛みを誘発し彼女に退院を強く願わせるのです。
一方潜在意識は、その訴えを取り下げるべく、痛みの緩和や変化を垣間見せます。
そんなかけひきが繰り返され、それに応じて治療に対する彼女の思いも揺れ動き続けました。

 彼女の意識は、腰痛を克服して作品を書きたいというものでした。しかし、潜在意識下では、「夏樹静子」という名の人気作家の重みを耐え難く感じており、支えきれなくなっていたのです。
椅子に座り著作に向かうことを、拒否する潜在意識が、腰痛を生み出していたのです。
痛みの原因が心因性であることを、最後の最後まで否定し続けた夏樹氏ですが、彼女の頑固な顕在意識の牙城を崩す決め手は、点滴の成分でした。
絶食期間中の点滴には、ほとんどすべての栄養素が含まれていたものの、糖質だけが除かれていたのです。それにより、脳組織の代謝過程の変調を促したとのこと。
これが、夏樹氏の顕在意識を抑え込むことに貢献したと考えられますね。

 この、ノンフィクション作品は本当に面白く印象に残りました。

アニータ・ムアジャーニ


 癌の診断を受ける前、私の人生で一番の恐怖は、癌になることでした。というのも、知っている多くの人たちが癌にかかっていたからです

顕在意識が一番望まないことが、現実となってしまったのです。
これも、潜在意識の作用によるものなのでしょうか?


抗がん剤による苦しみや、効果の虚しさを目の当たりにしていた彼女は、西洋医学に対する強い不信がありました。
西洋医学に頼らない治療法を求めて、様々な治療やワークに取り組みました。
しかし、彼女の身体は蝕まれる一方。


私たちの旅は、初めから急激な感情の浮き沈みでいっぱいでした。希望に満ちかと思うと、一瞬にして失望し、そして恐怖感に襲われ、ついには怒りがわいてきました。

病状は悪化の一途をたどり、彼女の臓器はほとんどの反応と活動を止め、死を待つばかりとなるのです。

しかし、そのときの彼女は、大きな解放感と自由の感覚に包まれていました。
そして、死後の世界を垣間見るのです。

その世界において彼女は、身体に戻ることを選びます。病状に対する恐れは、みじんも残されていなかったからです。
実際に、生還を果たした彼女の身体は急速に治癒に向かいました。
このような劇的な回復が、実際に可能だったということ…、誰もが体験できることではないのでしょうが、可能性の1つとして示されたのでした。

本書は、彼女が臨死体験で得たことを伝えることが、最も重要なテーマとなっておりますが、ここでは割愛しますね。


 2つの事例を、顕在意識と潜在意識のせめぎあいの現れであると勝手に判断して良いのか?
そうであると言い切る自信はないのです。ただ、「おじさん」の言葉を受け取った私の思いの中に、すぐさま浮かび上がってきたのが、この2例だったのでした。

願いを叶える人もいる

 さて、「おじさんは、」顕在意識の願いと逆の働きが潜在意識において発生すること瀬知氏に伝えたわけですが、潜在意識の働きに勝る顕在意識を発揮すれば、願いは叶うということも伝えています。
“思いの強さ”で物事を叶えてゆく人は一定数いるということ。

しかし…


「エネルギーはバランスを取りに来る。なにかが叶うとなにかが叶わないという無意識世界でのエネルギーが来る。叶わないことを実現させるために」

瀬知氏が尋ねます。
「無意識ってしつこいんだな。防げないの?」

おじさんは、つかんだものを、常に吐き出してエネルギーの偏りをゼロにすれば良いと答えています。

お金であれば、溜め込まず使うこと。
他者のための援助を惜しまないこと。
文章はこのように続いていました。

こうなりたい!
こうなりたくない!
そんな期待や不安は私たちの生活に付き物です。
そこにこだわり続け、掴み続けることは、それと反対の潜在意識と直に結びついてしまうのですね。

 期待も不安もそう簡単に手放せそうにない私ですが、あっ執着しているな、と気づいたら深呼吸の一つくらいならできるでしょう。
そうしてそこから、ちょいと身を引くくらいならできるでしょう。
それこそ、ホ・オポノポノの言葉を唱えて、潜在意識の浄化をしたのだわ!と自分を落ち着かせることもできるのです。
 潜在意識が顕在意識と逆の働きをするということを知ったことは、私にとって、新しい情報であり、大きな実りでした。
ゼロの感覚をいまだつかめてはいませんが、自分の執着に気づき、手放すことを心がければ良いということ。
今までも、そのような言説に触れていたとは思うのですが、『となりの小さいおじさん』を読んだことで、ようやく自分の身のうちに染み込んだように感じています。




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