いよいよ3月になりました。
当地も4月並の暖かい気温に恵まれております。しかしこの暖かさも今週末止まり。来週は再び厳しい寒さがぶり返しそうです。
北海道の春はそう簡単にはやっては来ません。
マイナス度の寒さやどっさり降る雪に、これからも見舞われる事でしょう。
されど3月。
冬は少しずつ遠のいてゆくことでしょう。
さて、先週、『私の苦手』と題して記事を投下したことを覚えていらっしゃいますかね?
片付け、掃除、物の処分が苦手であることを綴ったものです。
三連休に手を下さねば…と締め括ったわけですが、それはいったいどうなった?
いやはや、大した進展は有りませんでした。
この日をきっかけに、日々玄関の床ふきを始めたのは良しとして、押し入れの整理をしてみたことも良しとして、、、
が、しかし、、、
その押し入れから出された物品の多くは、プラスチックの袋にひとまとめにされたまま、何と!自室に移動、そこに置かれたままになっております。
部屋を見渡して分かることは、始末できないものの最たるものが、布と紙だということです。
この1週間で、布仕事のために手を動かし、数枚の紙を処分しました。
1ミリずつ進めるこのような作業は、まるで膨大な潜在意識に働きかけるホ・オポノポノのクリーニングのように感じられました。
で、本日はたった1枚の紙の処分のために皆さんにお付き合いいただく次第。
2004.10に切り抜いた新聞記事です。

今読み返せば、20年以上も処分できなかった理由など見当たらないのですよ。
ただただ、イザベラ・バードという人物への興味がこの紙面を切り抜かせ、切り抜いたもののその後、まさしく潜在意識下の小さな記憶のように、雑多な切り抜きたちと共に埋もれてしまっていたのです。
これを直ちに、古新聞の中に挟み、捨ててしまっても私の胸は痛まないことでしょう。
しかし、捨てる前に記事として仕立てようという気持ちになったのは何故か?
学園の後期課程向けの図書室でこの本を見つけたからです。

旅行家の彼女が、函館港に入ったのは1878年、バード46歳のときでした。
上海から横浜に入り、伊藤という通訳を従え、馬で日光、新潟に寄り、東北を北上し、開拓が始まったばかりの北海道へ。森から汽船で噴火湾を渡り、胆振の海岸沿いに白老、平取を探訪した。
(『北へ…』からの引用)
アイヌ民族をつぶさに取材し、彼らのことを次のように表現しているそうです。
日に六度もの飲酒や炎症を起こす入れ墨の習慣はいただけないが、しかし彼らはキリストの再来のように美しい。何も知らず、何も恐れず、ただ神のみを恐れる
あくまで、彼女の目にそう映ったということなのですが、この言葉をとても印象深く受け取ったのでした。
こんなYou Tubeも見つけました。
これで、心置きなく新聞切り抜きを処分できます。
(連載として続編もあります。)